役職も腕前も関係なし。約200名の部員を抱える、ゴルフ部が至れり尽くせりだった!

2024/06/06

SHIFT社内には、さまざまな部活があります。 

「日経カップ 企業対抗戦に出よう!」を合言葉に2022年に設立されたゴルフ部もその一つ。

「ゴルフ場では皆平等」をクレドに掲げるゴルフ部には、ゴルフ初心者や中途入社の部員も多く、部員数は200名近くに。 

その人気の秘密と普段の活動について、幹事部員の伊藤と木内に語ってもらいました。 

  • ヒンシツ大学グループ グループ長 伊藤

    大手SIerにて携帯通信開発のSE、プロジェクトマネージャーとして通信、車載、医療、物流系のプロジェクトに23年間従事。 2016年よりSHIFTへ参画。物流系のQA担当として製品品質&プロセス品質向上を実現し、お客様のソフトウェア品質向上に貢献。 2018年ゲーム分野のQA担当として活躍の幅を広げ、2019年よりヒンシツ大学講師に就任。

  • ERPグループ グループ長 木内 

    1986年生まれ。2008年大手キャリア&アウトソーシング企業勤務。某通信大手にて組み込み系のテストプロジェクトにてチームリーダーを担当、20161月にSHIFTに転職。マネージャを経てオフサイト推進&リモートテスト推進Gのグループ長に就任、その後アカウントマネージャー※となり現在はERPグループ グループ長、1児の父。 

    ※お客様単位での案件管理や、すでにお取引のあるお客様の課題に対する提案活動・折衝を行うポジション 

目次

「日経カップを目指そう」からはじまったゴルフ部

──ゴルフ部はいつ、どんな経緯で設立されたのでしょうか? 

木内:ゴルフ部がはじまる前に有志10数名で開催したゴルフコンペです。僕が誘った3名が遅刻してしまって「次も幹事をやって」といわれ、話の流れで「じゃあゴルフ部をつくっちゃおうか」と。

会長、部長、顧問、副部長、支部長、選手会長といった体制で、さらに伊藤さんがプロデューサー、僕が選手副会長になりました。 

伊藤:「どうせやるなら日経カップ 企業対抗ゴルフ選手権を目指そうぜ」ということで、2023年の日経カップに向けて活動内容やスケジュールを組んでスタートしました。 

──現在、部員は何名ですか?コンペの開催頻度も教えてください。 

伊藤: 195名(2024年3月時点)です。私は入社時教育で、自部署の業務について説明をするときに必ずゴルフ部の紹介もしているんですよ。

その告知の効果と、ゴルフ好きの人はゴルフをやっているところに寄ってくるので、これだけ集まってくれたのかなと。(笑) 

木内:冬以外は3ヶ月に1回コンペを開催していて、毎回約50名の参加があります。その都度、新しい顔ぶれも参加してくれています。 

──部員のみなさんはゴルフ歴が長い方が多いのでしょうか? 

木内:参加者全員のコンペ成績を記録しているのですが、平均スコアが100を切る人は多いですね。70を切るほどの上級者は少ないですが、ちらほらいます。

最近は新卒や20代の部員も増えていますね。若手や初心者の人には、いっしょにまわる先輩が教えますから、みんな楽しんでくれているようです。そこもゴルフ部のいいところだと思います。 

──ゴルフ部ではコンペ会場への送迎の手配までしてくださるそうですね。 

木内:車の調整からセッティングまですべて私がやっています。毎回コンペ後にアンケートを取っていて、「次回参加しますか?」「どこがいいか」「移動手段あるか」など、みなさんの希望を聞いて次回につなげているんですよ。 

伊藤:あとは、初心者の方のために、「これを読めば、必要なものを揃えられますよ」というペーパーもつくっています。 

うまい人も初心者も楽しめるゴルフ部に

──至れり尽くせりですね!実際のコンペの様子はどんな感じなのでしょうか? 

木内:台風などの大雨を除き雨天決行とし、集合時間の30分前までに受付を済ませることになっています。初回コンペのときは6時50分までに受付し、7時20分に集合でした。 

参加者は自分がまわるコースの1ホールに集合し、みんなで写真撮影をしてからすぐに開始です。

ホール後はレストランでパーティを行い、成績発表と表彰をします。チーム賞もありますし、コンペの景品も用意しています。 

伊藤:景品も永年幹事の木内さんが選定・購入し、会場まで運んでくれます。なので、木内さんが来ないとはじまらない(笑)。

ちなみにゴルフ部の公式戦ともいえるSHIFTカップでは、ゴルフバックなど豪華な景品が用意されます。 

有志が女性のニアピン賞やドラコン賞の景品としてケーキを用意してくれるなど、みんなが楽しめるような工夫をも自主的にしてくれるのがうれしいですね。 

──すごく楽しそうです!ちなみにコンペ以外の活動もありますか? 

木内:はじめてラウンドに出る人もいるので、若手を中心に河川敷で練習したことがあります。そのときは若手の未経験部員が20〜30人集まりました。

僕は先日も若手部員とシミュレーションゴルフに行きました。それぞれ部員同士が声を掛けあって練習しているほか、ゴルフ部の飲み会もあります。 

──目標だった日経カップには出場できたのでしょうか? 

伊藤:まさか出られるとは思っていなかったのですが、部の設立翌年に出場できたので驚きました。 

木内:初出場の2023年は急に出場が決まり、会長と出場希望の部員で出場することになりました。

みなさんものすごく緊張されたようです。今年は出場希望者が10数名いるので、いま、僕の方で調整を行っています。 

日経カップのほかにも企業対抗ゴルフ大会がありますし、多くの部員のみなさんに楽しさを味わってもらいたいと思っているんですよ。 

──関東以外にも支部があると聞きました。 

伊藤:関東以外で活動しているのは大阪支部と名古屋支部ですね。特に大阪支部は、関東よりも開催頻度が高く毎月コンペを行っています。関西に住んでいる方には気軽に参加いただけるかと思います。 

ゴルフ場ではみんな平等、決め事はアンケートで

──ゴルフ部のカルチャーやモットーがあれば教えてください 

伊藤:立ち上げのときに考えたゴルフ版クレドがあります。それが、次の五つです。 

設立時に幹事が真剣に考えたものですから、部員はみんなこれを守ってくれています。 

──マナーに関するものが多いですね。 

伊藤:ええ。みんなが楽しめるよう、ラウンドの際は各組に配置されたエチケットリーダーが初心者といっしょにまわりながらマナーを教えています。

エチケットリーダーはそのチームで一番ゴルフ歴が長い人が任命されることが多いですね。 

SHIFTの社風もあると思いますが、みんなお互いの役職を意識せずに平等な立場で楽しんでいます。ゴルフがうまいからといって偉ぶる人もいませんね。 

木内:たしかに。そこはすごくいいですよね。役職や年齢が上の人をヨイショしなきゃという空気がないので、60過ぎの先輩と20代の部員がいっしょにまわっても楽しめるんですよ。

こんなに上下関係がなくて、フラットなゴルフ部も珍しいのではないでしょうか。 

伊藤:開催場所も先ほどいった通り、木内くんが毎回取ってくれるアンケートで決まるんですよ。幹事や役職が上の人の意向が反映されるのではなく、多数決で決まるので、すごく公平ですね。 

社歴も肩書きも超えて、ゴルフで仲良くなる

──お二人が幹事として熱心に活動されているのはなぜなのでしょう? 

木内:単純に楽しいんですよ。ゴルフをやっている人同士で集まるのも、はじめてゴルフをした若い子たちが「楽しかったです」とつながっていくのも楽しいですね。

ゴルフ部に入ると、2〜3ヶ月に1回開催されるコンペでいろいろな部署の人と知りあうことができ、そこから仕事に繋がることも多いんですよ。そこが個人的にすごく楽しいです。 

メンバー同士が仲良くなるきっかけになっている点が一番、部活としてやる意義があるなと感じますね。 

伊藤:最近会社として力を入れているEVAC(伴走型企業コンサルティング)に携わるメンバーなど、通常業務では関わる機会の少ない人といっしょにゴルフをして仲良くなれるのがいいですよね。

今度、女性部員数名でうちの健保組合のゴルフ場に行くそうですよ。 

──今後、ゴルフ部として目指すことがあれば教えてください。 

伊藤:目標はやはり日経カップの決勝ラウンド出場です。前職で日経カップに出た人がSHIFTに中途入社してゴルフ部に入部してくれるケースがあり、日経カップで戦える体制が整いつつあります。 

あとは、若い方々を呼び込むための施策が大事だと考えています。都内の練習イベントがまだ少ないので、シミュレーションゴルフに行くなどの機会を増やしたいですね。

個人的には地方の名門コースにみんなで行って、その地域のグループ会社の人といっしょにプレーできたら楽しそうだなと思っています。 

日経カップの決勝ラウンドという目標はありますし、スコアがいい方がいいけど、私としてはみんなが楽しめたらいいかなとも思っています。

私自身、ゴルフは目的というよりみんなと楽しく過ごす手段になっていますから。ぜひみなさんもゴルフ部に参加してみてください。 

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです) 

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