2024年7月25日に品質PM/PMO説明会を実施しました。
トークテーマは「開発の上流工程からコンサルティング。品質PM/PMOの仕事とは?」。
流通・物流サービス部/エネルギー・インフラサービス部で部長を務める櫻井とマネージャー2名が登壇し、会社説明や業務のやりがいなどをお伝えしました。
本記事ではイベントの様子をレポート形式でお届けします。
SHIFTについて
SHIFTは、ソフトウェアの品質保証を軸に、お客様のサービスづくり全体の支援をしています。設立は2005年、グループ従業員数は1万人を超えたSHIFTの特徴は3つ。
・ソフトウェアテストという、非常に競合の少ないブルーオーシャン市場で成長をつづけている
・テストの方法論を型化し、誰もが同じ観点をもってテストを実施できるツールを開発。IT未経験でも活躍できる環境をつくった
・品質保証の強みを軸に、グループ会社とも連携しながら幅広いIT総合サービスを展開
継続的に売上を伸ばし、基盤事業であるソフトウェアの品質保証を軸に、新しい事業にもどんどんチャレンジしています。
SHIFTの品質PM・PMOについて
SHIFTのPM/PMOは、お客様の開発プロジェクトの一員としてプライムで参画することがほとんど。その役割とSHIFTの強みをそれぞれ3つご紹介しました。
【役割】
・全体PMO
お客様側のPM支援やPM代替として、お客様とともにプロジェクトを推進する役割。
・品質PMO
プロジェクト全体の品質向上を目指し、品質面に特化した支援をする役割。
・品質保証PM
テスト案件において、お客様の目線にたち、プロジェクトとして必要な品質を意識しながら、テストチームをけん引していく役割。
【SHIFTの強み】
・ポイント1
品質を軸としているため、全体最適の目線で品質を上げられる。
・ポイント2
同じお客様の複数プロジェクトに入っていくので、プロジェクトごとにバラバラになりがちな品質の標準化が可能。
・ポイント3
PMO業務のなかでプロジェクトマネジメントスキルだけでなく、事業会社の視点、SIの視点、コンサルタント視点も養われるため 、幅広いキャリアを選択できる。
ポイント3について、SHIFTのPMO業務はプロジェクトマネジメントを学びながら、上流工程へとステップアップすることができる点をお伝えしました。
経験を積み本人が希望すれば、プロジェクト内の支援に留まらず、お客様の経営に関するようなDXコンサルや業務コンサルに近しい業務に携わるチャンスがあります。
トークセッション
ここからは現場で活躍する従業員2名が登壇し、転職理由や現在の業務内容、やりがいを語りました。
―――転職をしようと思ったきっかけと、転職先としてSHIFTを選んだ理由を教えてください。
伊勢:大きくふたつあり、ひとつは新しいチャレンジをしたくなったことがきっかけです。自社パッケージありきではない、お客様に寄り添った課題解決をしたいと考えていました。
一方で前職では売上や利益に対するシビアさが徐々に強まっていたことも、転職を考えるきっかけになりました。
SHIFTを選んだのは、前職の尊敬していた上司がSHIFTに転職して活躍しているという話を聞いたからです。自分のスキルも活かせるかもしれないと思いリファラル制度を利用して転職しました。
三好:私の場合は、もっと自分の視座を上げて、キャリアアップしたい、それに伴って年収も上げていきたいと思ったからです。SHIFTはプライム案件や大手企業様との取引が多く、より高いレベルで仕事ができるのではと思ったのと、給与面も魅力だったので入社を決めました。
面接官の仕事に対する考え方に共感したのも、入社を決めた理由としては大きかったです。
お客様ファーストはもちろん、SHIFTのクレドにもなっている「できないとは言わない、できると言った後にどうやるかを考える」「楽しいと思えることを提案し、自ら仕事を創りだす 」といった考え方や価値観を聞いて、私と同じ価値観だったので、安心して入社を決めることができました。
―――SHIFTではどのような業務に携わっているんでしょうか?
伊勢:PMOとしてエネルギー業界で複数の案件を担当しています。ひとつはSHIFTから40名ほど参画している大型案件で、品質PMOの管理者として参画中です。
もうひとつは要件定義工程のPMOチームの管理者、あと小規模案件を複数担当しています。
三好:私は、現在は自動車製造会社様でスマホアプリを中心とした、いわゆるコネクティッドサービス案件に参画しており、開発・運用のシステムテスト以降のQAマネージャーをしています。
―――日々の業務で気をつけていることは何ですか?
伊勢:プロジェクトのあるべき姿と現時点でのプロジェクト状況を鑑みながら優先度をつけて対応をしていくことです。
PMOとしてご支援しているお客様は、リソース不足などの何かしらの課題を抱えていらっしゃいます。いきなり100点を出すことよりも、できることから取り組んで少しでもはやく効果を出すことを目指しています。
三好:サービスの品質を上げていくために、「誰のために、どのように品質をあげていくのか」という点を、つねにお客様の目線で考えるように意識しています。
また、参画メンバーも30名弱と多いので、メンバーとの対話を大事にして、困りごとがないかなどを確認しながら、全員が最大限力を発揮できるようなチームビルディングを心がけています。
―――SHIFTならではのやりがいは何ですか?
伊勢:案件の幅広さと、さまざまなバックグラウンドをもった従業員が集まっているのでつねに新しい刺激、学びがあることです。
また、評価制度も明確で自分の成果がダイレクトに給与に還元されるので、非常にやりがいを感じています。
三好:SHIFTメンバーは品質に対して妥協がなくレベルが非常に高いので、自分自身の品質に関する考え方が変わりました。
前職よりもお客様と品質に関する会話をする機会が増えましたし、お客様との距離も近いので課題感をよりはやくキャッチできるようになりました。
お客様にいわれたことだけでなく、日々プロジェクトを見ているなかで感じる課題に対しても深く踏み込んだ提案ができていると感じています。
―――どのようにキャリアアップに繋がっていますか?
伊勢:もともとPMをやっていたので、PMOとして案件に参画すること自体が新しい経験値となりました。
最初はPMO業務に不安もありましたが自身のPM経験から「いまPMが何を必要としているのか」を考え先まわりして対応をする。
これがお客様からもご評価いただけることがわかり、そこからはスムーズに対応ができています。
いまは複数プロジェクトを管理しながら、プロジェクトの工程にあったリソースマネジメントなど、お客様に提案する場面が増えてきましたので、統括PMとしてキャリアアップできたと思います。
今後はより幅広い業界の案件にチャレンジしていきたいと考えています。
三好:案件自体や現場メンバーのレベルが高いこと、前職よりマネジメント人数が圧倒的に増えたことで、自分自身の視座は確実に上がっていると感じています。
また、上長とコミュニケーションをとるなかで、これまでとは違う考え方が身につき、一段上の視点から提案ができるようになりました。
今後については、より上の立場へのキャリアアップを目指しています。そのためにも後進育成には力を入れていきたいですね。
質疑応答
ここからは参加者のみなさまから寄せられた質問をいくつかご紹介します。
―――品質面において、他社とどのような違いがありますか?
櫻井:日々のPMO活動のなかで、プロジェクトやお客様の状況に応じた“最適な品質”に向けた提案をしつづけることでしょうか。
お客様によってQCD(Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期))の優先度が違うので「とにかく品質を上げればいい」というものでもないんですよね。
お客様にとっての‟最適な品質”を考えて提案をし、その品質を目指してご支援をしていく。実際お客様も非常に喜ばれている点です。
―――SHIFTのPMOはどのような指標で評価されるのか教えてください。
櫻井:PMOに限らず、SHIFTでは基本的に単価を指標とした絶対評価になっています。
役割に対して単価テーブルが決まっておりその期待値にどれだけ到達できたかで判断していきます。
一つひとつのサービスのデリバリーで得られた売上と利益の大枠を社内でオープンに提示して「ガラス張り」なのも特徴です。
―――複数名のPMOで案件に入る場合、どのように業務分担していますか。
櫻井:プロジェクトによってさまざまです。チームで入るときは担当機能や工程別などで分担する場合があります。
ひとつのお客様に対して、複数のPMOが異なるプロジェクトに入る場合、各々が案件内でプレゼンスを発揮できるよう動いています。
―――PMOを担うにあたって、お客様の業務そのものを理解することが重要と考えますが、業務理解を深めるための取り組みなどはありますか。
櫻井:一定の業務知見が必要な場合、その領域に強いメンバーにお願いして勉強会のような形でレクチャーしてもらったり、用語集などをつくってナレッジシェアしてもらったりしています。
このほかにも多数の質問をいただき、多くの参加者にSHIFTという会社へ興味をもってもらえたのかと思います!
SHIFTについてもっと知りたいと思われましたら、ぜひPM/PMO採用のHPをご覧いただければと思います。
(※本記事の内容および取材対象者の所属・役職は、イベント開催当時のものです)