地元を離れずに、世界を広げる。個を尊重してくれる組織と、私の対等な関係 

2023/12/05

「楽しくなきゃ人生じゃない、会社は人生を楽しむための手段だ」 

この考えは、SHIFTの組織づくりの根幹にあるもの。だからSHIFTで働くメンバーには、仕事に全力を注ぐことはもちろん、趣味や家族との時間など、プライベートにも同じくらいエネルギーを注いでいる人が多いのです。 

今回話を聞いた、H.S.もその一人。地元福島を拠点に、趣味はワイナリー巡りやワインづくりの手伝いをすること。最近では地元のワイナリーからブドウ畑を借り受け、栽培から収穫などワイン造りに本格的に関わりはじめたというから驚きです。 

そんな彼女は仕事もパワフルにこなしています。プロジェクトが円滑に進むよう、チームメンバーと話し合いのうえ、東京と福島を頻繁に行き来する道を自ら選択したこともありました。 

仕事もプライベートも精いっぱい楽しみたいH.S.と、それを後押しする組織。H.S.の話から、両者の対等な関係性が垣間見えました。 

 

  • サービス&テクノロジー本部 産業流通サービス部 流通サービス2グループ H.S.

    20233月入社。ITシステム会社にて開発PMOなど、上流~下流工程まで幅広い業務を経験地元にながらもより多くのプロジェクトを経験したいとSHIFTへ転職。趣味は野菜づくりとワインに関すること 

目次

地方で週末は趣味に没頭しながら、平日は刺激的な案件に関わる 

―――SHIFTに入社されるまでの20数年間、福島を拠点にシステム開発に携わってきたんですよね。 

H.S.:本社が福島にあるか、または開発の拠点が福島にあるIT企業3社ほどで、システム開発のPMを経験してきました。 

福島を拠点にしつづけてきた理由は、プライベートの時間を充実させたかったから。元々のワイン好きが高じて、葡萄の品種だけでなく土地やワイナリーによって、まったく異なるワインになることが面白く、ワイナリー巡りが趣味になりました。 

そのうち地元のワイナリーと関係ができ、ブドウの収穫のお手伝いをするように。今年から畑を一つ任せてもらえるようになったんです(笑)。自分の手のかけ方一つひとつが、まっすぐ結果に表れるのが農業です。美味しいか、美味しくないか。それが面白さの一つだと実感する日々です。 

ですから、いまは平日は仕事中心の生活。そして土日は趣味の時間にどっぷり浸かる。しっかりオンとオフを切り替えながら暮らしています。 

―――転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか? 

H.S.:理由は二つあり、一つはコロナ禍でリモートワークが定着し、福島に本社や拠点がある企業でなくとも働けるのではないかと思ったから。 

これまではお客様先に顔を見せることが重要視されたり、チームメンバーと同じ空間で働くことが当たり前と考えられてきたけれど、そんな常識がガラガラと崩れ去り、私はそれを好機ととらえました。 

もう一つは、より多くのプロジェクトに携わることで、自分を成長させたかったから。 

前職では自社プロダクトの販売・改良がメインの業務でした。そのためお客様が変わっても、基本的にいつも同じプロジェクトの繰り返し。 

また私が暮らしているのは、福島でも田舎の方で、最寄のコンビニまで2キロもかかる、車が手放せない場所です。のどかな環境は魅力的で、だから離れたくはないのだけれど、仕事においては刺激が少なかったり、競争する相手も周りにいなかったり。 

いつしか「このくらいできればいいか」と甘えも生まれ、どこか物足りなさを感じていたんです。 

転職活動を通じて出会ったSHIFTは、本社が東京にあり、案件が豊富。プロジェクトごとに関わる人も変わるため、学べることも多い……。 

それだけでなく職級の定義が明確にあり、何ができるようになれば評価され昇給につながるのかがわかりやすかったのも後押ししました。管掌するメンバー数が20人、50人、100人、ひいてはグローバルへ、と自分の目指すべき目標が見えたんです。自分の可能性をさらに広げられるようなチャレンジができる環境だと思いました。 

そんな刺激的な環境に、地方に住みながら身を投じることができる。プライベートとのバランスをとりながら、仕事にもフルコミットしたい私にとって、まさに理想の働き方が実現できる会社だと感じ、入社を決意しました。 

アクセルの踏み方は自由。個を起点に、働き方を話しあう 

―――SHIFTに入社されてから、これまでどんな案件に携わってきたのでしょうか。 

H.S.:はじめて携わったのは、大手食品スーパーのシステム入れ替えという案件でした。 

これまでシステム開発の業界に長く身を置いてきましたが、入れ替えするシステムの量や、関わる会社、人の数が過去最大規模!私よりも業界経験が豊富な方も「経験したことがない」と驚くほどの、大きなプロジェクトでした。私はそのなかでも特に店舗システムの品質保証を担いました。 

このプロジェクトでは、店舗システムの中心メンバーの多くがお客様先に常駐して作業していたんです。そのためテストを任されていたリーダーの私だけが福島にいることで、判断や相談などに時間がかかることを懸念し、上長に対して「私も東京にて業務できないか」打診しました。 

上長からも「Hさんが最良と思うやり方でやってほしい」ということになりました。 

「毎週末、福島に帰りたい」という要望に対しても、「もちろん。それは当然だよ」と快諾してもらいました。 

プライベートとのバランスをとりながら生活していきたいという思いを当たり前のこととして捉えてもらえてよかったなと思います。 

そしてしばらくは、東京と福島を往復する生活が始まりました。 

―――自ら選んだ道とはいえ、毎週末行き来する生活は大変ではありませんでしたか? 

H.S.:プライベートを充実させることが、仕事にいい影響を与えてくれると感じています。よく音楽好きの方が「週末は推しのライブやフェスで日曜遅くまでどっぷり遊んでも、月曜からまた頑張れる」といいますよね。それと同じと思っています。 

土日はクタクタになるまで楽しんだほうが、月曜からまた切り替えて頑張ろうと燃えるんです。自分が好きなことなので、疲れていても、充足感があるのでしょうね。 

その後、その案件は無事に終了して、現在のプロジェクトでは福島の自宅から勤務しています。 

―――H.S.さんにとって、地方にいながらSHIFTにジョインすることのよさはなんだと思われますか? 

H.S.:地方の会社で働いていると、すべてではないものの、下請けの案件であることが多いと思います。お客様や一次請けの会社に左右されて、自らの意志を反映しづらいことが往々にしてあります。 

しかしSHIFTでは各業界トップクラスの企業の案件に、直接携わることができるので、自然と自分のレベルが上がるし、意識や視座も高くなります。関わる企業や案件数も多いので、自分の興味のある業界のプロジェクトに手をあげられるのも面白いですよ。 

また一般的な会社では働く場を提供される際に、会社が主語であることが多いと感じます。例えば「あなたにはこんなふうに育ってほしいから、もっとこんなことを頑張ってほしい」といったふうに。 

でもSHIFTで働きながら感じるのは、個人を尊重してくれる会社だということ。定期的に1on1などを実施し、上長に自分が目指していること、チャレンジしたいことを伝えられる時間も多いです。そのうえで適したプロジェクトのアサインをしてくれたり、いまは頑張りたい、いまはゆるやかでいいなどのアクセルの踏み具合も選べます。 

大きな会社の割に、一人ひとりの成長軸に合わせて働き方が選べるのも、魅力だと感じますね。 

海外進出と、地方のDX化の加速。叶えたい目標ができた 

―――これからチャレンジしていきたいことについて、教えてください。 

H.S.:いずれグローバル案件にも携われたら……。いままで以上に大きな案件を任せられるようになり、国や地域を越えて、ボーダレスに活躍できるPMになりたいです。 

以前のプロジェクトでは英語が飛び交う現場だったのですが、私は半分ほどしか聞きとれなくて、悔しい思いもしました。そのために通常業務と並行して、英語力を高めるのが目下の目標です。 

一方で目線をもう少し足元に向けて、地方を盛り上げるような活動もしたいんです。 

特に福島や宮城では、まだまだ震災復興や企業のDX化に遅れを感じると同時に、必要性と可能性をひしひしと感じています。それは近隣に住んでいるからこそ、当事者意識をもてること。 

よりよい未来の実現の少しでも手助けがしたい。そう考える私が中心となり、東北からSHIFTを盛り上げられるようなイベントの企画なども、積極的に行っていきたいです。 

地方は離れたくないけれど、もっと自分の世界を広げたい、自分を成長させたい。そんな人に、SHIFTは寄り添ってくれる会社だと思います。

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)