毎月開催しているSHIFTのPM/PMO採用オンライン説明会。
2023年8月29日のトークテーマは「上流工程からの品質保証コンサルティングがカギ。統括部長が語る、品質保証事業のいま」。
3,000名規模の従業員が所属する品質サービス統括部の統括部長(※)・松川が、飛躍的に成長してきたSHIFTの品質保証事業のいまと未来を語りました! ※所属部署・役職は2023年8月末時点
後半には、大手SIer企業でマネージャーを務め、現在はSHIFTで活躍している社員も登壇。転職理由や、SHIFTでやりがいを感じる瞬間とは───。
時間が許す限り回答した質疑応答タイムについても、いくつかの質問をピックアップしていますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
第1部 統括部長が語る、品質保証事業のいま
まずは松川の自己紹介から。前職は独立系のSIerで金融や鉄道系の案件に従事。その後、同社でシステム統括長を務めたのち、2016年にSHIFTへ入社しました。この7年の間に、金融からはじまり産業流通・通信など幅広い領域、そして大阪・名古屋・福岡などの拠点リーダーも務め、現在は品質サービス統括部の統括部長を担っています。
SHIFTについて
そんな松川がまずはSHIFTについて、端的に説明します。
「私たちSHIFTは単体で約6,000人(2023年5月末時点)、グループ会社も38社(2023年7月時点)あり連結従業員数は1万人を超えました。5.5兆円のブルーオーシャン市場であるソフトウェアテストを軸に成長してきましたが、その背景には『非エンジニア』が活躍できる仕組みをつくったという大きな特徴があります。
それをもとに優秀な人材を集め、品質保証を強みとして、上流からインフラ・セキュリティまで、現在はIT総合サービスを展開できるようになっています。
ちなみに私が入社した当時はまだ従業員は1,000名ほど。当時はWebサービスやゲーム系の案件が多かったのですが、大手のSIerから人を集め、エンタープライズ領域の開拓をはじめたのがこのころでした」
その後の成長はまさに右肩あがり。FY2023における売上目標は870億円で、社内もどんどん人が増えています。ではSHIFTはこの先、どんな企業であることを目指しているのでしょうか。
「テスト事業にとどまらず、”社会課題を解決する会社”でありたいと考えています。例えば、エンジニアを苦しめる多重下請け構造。代表の丹下も想いが強く、エンジニアを実力で適正評価するというのがSHIFTに根づいているカルチャーなんですよ」
その他、広がる地方格差については、リモート勤務可・東京水準の給与で採用を行っており、仙台や広島、新潟などの拠点がある地域だけでなく、拠点がない地域でも積極採用していることをお伝えしました。
品質サービス統括部について
少し具体的な業務イメージをもっていただくために、品質サービス統括部の紹介そしてPMOの役割へと話は進みます。
SHIFTはマトリックス組織で、縦組織(図の青い部分)がインダストリーカットでお客様の課題を引き出し、横組織(図の「サービス&テクノロジー本部)が実際のサービスを通じて課題解決をしています。
「品質サービス統括部は横組織の一部で、SHIFTの売上のうち大きな割合を占める、まさに土台となる部分。
ほぼ全業界に進出しており、どこもニーズが高く事業が伸びています。というのも近年のシステム開発はマルチベンダー体制が増え、各ベンダーの品質にばらつきが生じることが多々あるんです。そこで我々がユーザー企業から直接(プライム)案件を受注し、上流工程からPMOとして参画するケースが増えているんですよ」
上記図の①PMOとしての、具体的な業務フローについても以下の図を参考に説明しました。
「要件定義の支援、サブチームを含めた全体進捗の管理など横断的に動きつつ、下流行程におけるテスト設計なども並行して行います。PMOとして全体のコンディションを把握しているので、それに合わせたテストリソースを提供、リリース後の稼働まで見届けています。
QCDのバランスを大事にしていて、お客様に判断材料をしっかりお伝えするのがSHIFTのPMOの特徴かなと思います」と松川は語りました。
中途入社者の活躍例。キャリアアップの道筋
ではここからは実際の活躍例を見ていきましょう。
SIer出身で、品質への課題感をSHIFTでかなえたケース。経験のある業界で活躍し、年収もアップしています。
こちらはパッケージソフト会社で社内SEとしてQAエンジニアのような役割を担っていた女性。SHIFT入社後はお客様案件で活躍、もち前のコミュニケーション能力で信頼も厚く、次期マネージャー候補です。
「多くの方を採用しているSHIFTには、キャリアアップの道筋も各種あります。会社の方針として、本人の希望に沿った形のほうがモチベーションも生産性もあがる、というのがあるので、異動も結構ありますよ。一つの職種でフィットしなくても、別領域でチャレンジもできるカルチャーがSHIFTのいいところなんです」
松川のいうように、SHIFTはお客様の課題に愚直にやるという一方で、従業員のキャリアアップも非常に重要視しています。年に2回、役割やミッション、KPIを明確に設定して個人の成長を促します。
「SHIFTはサービス業なので人が価値そのもの。ですから価値を生み出してくれる従業員に利益をしっかり還元するというスタンスはブレません。いいマネージャーとは、部下の評価をあげられるもの、という認識も経営陣はじめ浸透していますね」
第2部 転職理由や入社後のキャリアを紐解く、社員のパネルトーク
さて松川のパートを終え、ここからは活躍社員を迎えてのパネルトークです。
SIerでシステムエンジニアとして、コンサル寄りのキャリアを歩んできた齋藤は、不動産や建材業界を長く担当しました。ERPパッケージの企画や開発もあわせて担っていたそう。2021年4月のSHIFT入社当時は、先ほど説明のあった縦組織でお客様と向き合い、2年目からは産業流通・通信サービス部で副部長を務めています。
───前職の業務内容を詳しく教えてください。
「SHIFT入社の直前は特定の事業領域のラインマネジメントですね。それから、不採算案件や炎上案件は経営課題になっている会社も多いと思うのですが、そういった案件の対応もしていました。技術からスタートしてコンサル寄りのキャリアを進んで、お客様支援をしていたというのが大枠です」
───転職を考えたきっかけや、SHIFTを選んだ理由は何でしょうか?
「IT業界はヘッドハンティングや、お客様から引き抜きのようなこともあるのですが、業務内容と待遇、その両面を満たす場所はなかなか見つからずにこの年まで転職せずにいたんです。
ただ品質面はこれまでの経験でも課題に思っていました。SHIFTを知って応募してみたところ、理論的なアプローチやテストレベルの高さに驚きましたね。品質に向き合う思いの強さ、それから業員の意志を大切にしている姿勢が決め手でした」
───SHIFTでやりがいを感じる瞬間は?
「お客様が困っているときに声をかけてもらえて、提案できることが幅広くて喜んでもらえるのがうれしいですね。『ここまでやってくれるの』と提案の段階からいわれることも多くあります。PM支援として品質を見える化して、改善まで寄り添っていくのが期待を超えている大きなポイントかなと思います」
パネルトークの最後は松川からのコメントで締めくくられました。
「品質サービス統括部は、若手や外国籍のかたなど多様性が高い部署です。50歳以上の経験豊かな方にも多く入社いただいていて、現在は350名を超える方が50歳以上。全員に活躍してもらえる組織づくりを目指しているので、ぜひ興味をもたれましたら、ご応募お待ちしています!」
第3部 質疑応答
さて最後に質疑応答タイムへ移りました。寄せられた質問のなかから、いくつかをご紹介します。
───エンジニアの経験がない人も入社されていますか?
松川:二卒の未経験者採用は会社として力をいれています。中途の方でも業界知見や業務理解がある方で、入社されているかたもいますよ。一人でも多くの人に入社して活躍していただきたいので、前向きに活躍できる場所を探すという姿勢で選考させていただいています。
───テストの自動化はどのように対応されていますか?
松川:DevOpsという部署が専門でやっていて、お客様に応じて対応しています。
───プロジェクトメンバーは、どのように構成されるのですか?
松川:お客様の状況やニーズに応じて、横断的に構成することも多々ありますね。例えばさっきの自動化が希望であればDevOpsから専門メンバーをアサインします。すごくフラットな社風で、アサイン会議も部署をまたいで、しょっちゅうやっています。
───リモートワークは多いですか?
松川「時代背景もあってリモートは多いですね、特にPMは。ただテスト実行ではお客様先に行かざるを得ないケースもあります。ただ、例えば大阪のお客様でも東京のメンバーが適しているとなれば、プロジェクト開始前にしっかりリモートでの参画を提案して同意いただいてからスタートするようにしています」
───50代以上の社員でも、育成の対象とされているでしょうか?
松川「トップガン検定(※SHIFTグループの従業員を対象とした社内制度)は年齢に関係なく誰でも受けていただけます。外部の資格に対しても補助制度などあります。オンラインでの勉強会も頻繁に開催されています。年齢で区切るようなカルチャーはSHIFTにはないのでご安心ください」
───評価が下がるようなケースもありますか?
松川「会社なので、ありますがかなりレアです。何度かチャレンジしてもらって、それでも合わないという場合に泣く泣く下げるという感じで。マネージャーがその人の適性を見極めてアサインするというのがベースにあるので、評価が下がるようなことになることがあまりないのかなと」
この後も質問がたくさん寄せられて、参加者のみなさまにSHIFTをよく知る機会にしていただけたのかなと思います。
この記事を読んだあなたも、SHIFTについてもっと知りたいと思われましたら、ぜひPM/PMO採用のHPをご覧いただければと思います。多くのみなさまからのご応募をお待ちしています!
(※本記事の内容および登壇者の所属は、イベント開催当時のものです)