前例なき大企業のSAP S/4HANA Cloud Public Edition案件。若きERPコンサルタントが歩みだしたキャリア

2025/12/19

「SHIFTのERPコンサルは、最後発であり、まだ発展途上です。だからこそ、大手コンサルファームとは違う経験ができる点が最大の魅力だと思います」

こう語るエンタープライズコンサルティング部の松浦は、若手でありながらも大きな裁量をもって、ERPコンサルタントとしてのキャリアを歩みだしています。

社会インフラ企業の大規模SAP S/4HANA Cloud Public Editionの2次開発・運用保守の支援がはじまって3ヶ月。制約があるなかでの開発や年2回のアップグレード対応など、今後に向けた準備をすすめている最中とのこと。

お客様と直接対峙し、プロジェクトをリードするポジションに挑戦できていると語る彼に業務内容、そしてこれまでとこれからについて聞いてみました。

  • エンタープライズコンサルティング部 松浦

    2019年、新卒でSHIFTへ入社し、品質保証コンサルタントとして、主に新規のWeb領域顧客への提案および案件管理等一気通貫で品質保証業務に従事。2021年には社内アワードにてCS賞を受賞。その後アカウントマネージャー(※)として、担当顧客の課題に対する提案活動・顧客折衝に従事。2024年からは、現在のエンタープライズコンサルティング部に異動しERPコンサルタントへキャリアチェンジ。2025年の4月より現顧客案件へSAPコンサルタントとして参画中。

    ※お客様単位での案件管理や、すでにお取引のあるお客様の課題に対する提案活動・折衝を行うポジション。現在は組織編制によりなくなっています。

目次

大企業におけるSAP S/4HANA Cloud Public Editionの運用保守。試されるコンサルの真価

――松浦さんは現在、ある社会インフラ企業様のSAP S/4HANA Cloud Public Editionプロジェクトで活躍しているそうですね。まず、このプロジェクトについて教えてください。

松浦:長年使われてきたSAP ECCシステムからS/4HANA Cloud Public Editionへ切り替えた社会インフラ企業様がエンドユーザーです。そのIT子会社様の一員としてSHIFTは2次開発と運用保守を支援しています。

切り替えが行われたのが約3ヶ月前。私は主に制度会計と権限領域の運用保守を担当しています。

私たちのチームに期待されているポイントは、「エンドユーザーである親会社の方々が、新システム稼働後もこれまで通り、日常業務や決算業務を滞りなく進められるか」という点です。

Cloud Public Editionは本来、中小企業向けの“Fit to Standard”志向が強い製品です。大企業での運用・保守は前例がないなかで安定稼働を支えることが、SHIFTのミッションです。

――チャレンジングな案件なんですね。まだ支援がはじまって数ヶ月ですが、実際にむずかしさを感じるのはどんな点でしょうか。

松浦:大企業ゆえ周辺システムも多く、規模が非常に大きいんです。にも関わらずCloud Public Editionには年2回のバージョンアップがあり、そのたび多岐にわたる影響調査と検証を事前にくまなく行わなくてはいけません。

その点がECC時代の保守とは大きく異なりますね。

直近のバージョンアップの際はまだ導入ベンダーがいたので、彼ら主導で進めていただきました。

しかし次回以降は、SHIFTが先頭に立って対応します。これはかなり大変な作業になるだろうと覚悟して、前回の内容をナレッジにまとめるなど準備をすすめているところです。

――バージョンアップ対応以外にも、Cloud Public Editionならではのむずかしさはありますか?

松浦:事前に定義された業務シナリオに沿うことを前提とした製品なので、機能変更に関する制約の多さですね。

ECCやPrivate Cloudに比べて、アドオン開発のような変更を簡単には加えられません。しかし、今後エンドユーザー様から改修や新たな開発要望が出てくることは十分に考えられます。

――その制約のなかで、どうやって要望に応えていくのでしょうか。

松浦:そこがまさに「コンサルの腕の見せどころ」だと思っています。まずはCloud Public Editionの標準機能でどこまで実現できるかを徹底的に探ります。

それでもむずかしい場合は、さまざまな拡張方法のなかから、最適な方法をエンドユーザー様といっしょに整理し、進めていくことになるでしょう。

制約があるからこそ、我々コンサルタントの知識と提案力が試される。そこに面白さとやりがいを見出していけそうです。

「自分は役に立っているんだろうか」──苦悩から見つけたERPコンサルとしての道

――そもそも松浦さんがERPコンサルタントの道を選んだのは、どういった経緯だったのでしょうか?

松浦:私は新卒でSHIFTに入社し、最初の3年間は、ネットメディア領域のデリバリー担当として提案から案件管理まで一貫して行っていました。

そこで評価してもらいアカウントマネージャーにならないかと声がかかったんですね。

――そのときに、何か転機があったのでしょうか。

松浦:はい。当初はデリバリ―経験のあるネットメディア領域を担当していたのですが、2年目に基幹・ERP業界を担当することになりまして。

お客様の企業規模もかわり、ERPの知識もないなかでの提案活動に、ずっとむずかしさを感じていました。「自分は役に立っているんだろうか」と悩むこともありましたね。

そんなとき、全社的な組織編制があり、営業かERPコンサルになるか、選択肢を与えられました。私はもう一度お客様の課題解決に直接貢献することで、専門性を身につけたいと思い、ERPコンサルの道を選びました。

――ERPコンサルタントに転身して約1年。ご自身で成長を実感する場面はありましたか?

松浦:欲していたERPやSAPの会計領域の知識はかなり吸収できましたね。問い合わせの内容から自分なりに仮説を立てて、「こういうことではないか」と上司に相談できるようになりました。

点と点だった知識が、経験を通して線で繋がっていく感覚があります。仮説が当たったときの喜びも大きいですし、違った場合でも理解度が格段に深まりましたね。

――公式の認定資格もいくつか取得されたとか。

松浦:Cloud Public EditionのFI(財務会計)の資格に加えて、Cloud Private EditionのFI(財務会計)とCO(管理会計) の資格も自主的に取得しました。ERPコンサルタントとしての基礎を固めておきたいと思ったんです。

――いまのプロジェクトでも、若手ながら大きな役割を任されていると伺いました。

松浦:そうですね。当初はメンバーとして参画したのですが、人員交代などが重なり、いまは私がシンガポール子会社の制度会計領域 の運用主担当です。

大変ではありますが、若いうちからこうした経験をさせてもらえるのは、本当にありがたいですね。

――リードする立場として、日々発生する課題にはどのように向き合っているのでしょうか。

松浦:基本的には、お問い合わせや課題に対して、1つひとつ実直に向き合っていくしかありません。もちろん、自分ひとりでは解決できないことも多いです。

そういうときは、上長やチームリーダーはもちろん、ECC時代からシステムにくわしい周囲の方々の知見を頼りに、人脈をたどりながら答えを見つけています。

こうしてまわりの方々と協力しながら課題を解決していくプロセスが、自身の成長を加速させてくれていのだと思います。

若手でもお客様と直接対峙し、プロジェクトをリードできる。SHIFTだから得られるキャリア

――もし、松浦さんと同じように自己成長を求める若手のERPコンサルタントにSHIFTをおすすめするとしたら、どんな点が魅力だと伝えますか?

松浦:SHIFTのERPコンサルは、最後発であり、まだ発展途上です。だからこそ、大手コンサルファームとは違う経験ができる点が最大の魅力だと思います。

SHIFTは、プライム案件をどんどん増やしていこうというフェーズ。若いうちからお客様と直接対峙し、プロジェクトをリードするポジションに挑戦できるんです。

お客様の業務改革を間近で支え、その成長に貢献しているという実感は、SHIFTだからこそ得られる貴重なキャリアだと思います。

――松浦さんがSHIFTで働きつづけている理由や、好きなところについても教えてください。

松浦:まず、定量的な成果をしっかりと評価してくれるところですね。上司たちがつねに「どうすれば従業員の評価を上げられるか」を真剣に考え、経営陣にプレゼンしてくれています。

これは部署を異動しても一貫して感じられる、すごく好きな点です。

――SHIFTには「いい上司とは部下の給料を上げられる上司だ」という言葉がありますが、それを実感されているのですね。

松浦:まさにその通りです。頑張った分だけ正当に評価され、次の挑戦を後押ししてくれるカルチャーは、働くうえでの大きなモチベーションになっています。

また、「強制しない」文化も気に入っています。経営層はエネルギッシュで社内には新しい取り組みも多くありますが、一方で従業員にはさまざまなバックグラウンドをもつ人がいます。

会社として「各自の意思を尊重する」というスタンスなんです。

――たしかにSHIFTは、個人の意思を尊重しますよね。

松浦:はい。社内の勉強会なども強制ではありません。自分のライフステージや興味にあわせて、やりたいことに集中できる。この働きやすさはとてもよい点だと思います。

――最後に、この記事を読んでいる若手コンサルタントの方へメッセージをお願いします。

松浦:繰り返しになりますが、SHIFTのERP事業部はまだ発展途上です。

だからこそ、「完成された組織に入る」のではなく、「組織を自分の手でいっしょにつくっていきたい」という気概のある方には、最高の環境だと思います。

SHIFTは、やる気のある人にどんどん挑戦の機会を与える会社です。自分の力で組織を、そして市場を「抜き去る景色」を見てみたい方には、きっとフィットするはずです。いっしょに挑戦できる日を楽しみにしています。

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)

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