IT未経験者(第二新卒)を採用するSHIFT。
まったくの異業種からエンジニアへと転身し、実際どのような成長を遂げているのか。
活躍の可能性を広げるふたりに、現在の業務や、どんな人が未経験で活躍しているのかについて伺いました。
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公共・決済サービスグループ 佐々木
前職は、法人向けの新規訪問販売の営業職に従事し、ハードな働き方を変えたいという思いから転職を決意。会社の規模が大きく、さまざまなことに挑戦できる環境が整っていて長く働けるイメージが湧いたことから、2021年10月にSHIFT入社。複数のトップガン検定(※)に合格し、現在も継続的な学習を取り組んでいる。
※SHIFTグループ従業員を対象とした社内制度
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流通サービス2グループ 下畑
前職では、旅行会社にてスポーツに関する法人営業、添乗業務に従事。新しいことに挑戦して手に職をつけて、ワークライフバランスを整えるべく転職。ブルーオーシャン市場で事業を展開、未経験でもしっかり学べる環境に魅力を感じ、2021年11月にSHIFTに契約社員として入社。2022年6月に正社員登用。これまで多くの案件に参画しており、コミュニケーション能力の高さから、FY2022第4四半期に部内の新人賞を受賞。
―――まずは佐々木さんから、現在参画している案件について教えてください。
佐々木:クレジットカード会社の基幹システム統合案件にシステム開発部のPMOとして参画しています。
一つのプロジェクトのなかにサブプロジェクトと呼ばれる、約20~30のプロジェクトが並行で走っていて、その全体の進捗管理を行っています。
課題や遅延があった際は、解決に導けるように担当者といっしょに考えたり、進捗数値を集計してWBSの更新をしたり、プロジェクト全体がうまく推進するようにフォローをしています。
この案件はかなり昔から計画されていた大規模案件なのですが、私は2023年8月から参画しています。
PMOだけでも10名以上いて、ほとんどが50代のベテラン勢。はじめは緊張していましたが、気さくに話しかけてくれる方が多く、穏やかな雰囲気を感じています。
―――案件ならではの特徴はありますか?
佐々木:案件の特性上、セキュリティや情報の取り扱いが非常に厳しい環境であること。また、堅牢さが求められることもあり新しいアイデアを提案するときには、順守すべき点を意識するようにしています。
―――PMOとして関わる方が多くいると思いますが、業務上で意識していることはありますか?
佐々木:お互い気持ちよく仕事をするためにも、相手が答えやすいような質問の仕方は意識していますね。例えば「この案件はどういう状況でしょうか?」というような漠然としたオープンクエスチョンですと、相手はどれぐらいの分量でどこまで伝えたらいいのか迷ってしまうと思うんです。
聞きたいことに応じて、場合によってはYES/NOだけで回答できるようにするなど、工夫しています。
―――つづいて、下畑さんの現在の参画している案件について教えてください。
下畑:リテールのアプリ改修案件のテスト支援に2024年2月から参画しています。主にテスト設計や実行をしたり、メイン担当の方が行うテスト計画書の作成やテストの進捗管理のサポートをしたりしています。
お客様とのミーティングが頻繁に行われる案件で、曜日によっては1日の半分がミーティングという日もあります。
案件に関わる人数は多いですが、SHIFTからは私を含めて2名で参画しています。少ない人数でミスのないように業務を進めるために、こまめにコミュニケーションをとることを意識しています。
―――業務を行うなかで気をつけていることはありますか?
下畑:推進スピードがはやいため、お客様からの問い合わせには一次回答をすぐにすることですね。
というのも以前、資料を渡された際にしっかり読み込みわからない点をまとめて伝えのですが、時間がたっていたこともあり、お客様から理解できているものだと認識されていたことがあったんです。
わかる・わからないだけでも一旦いまの状況を伝えるように気をつけています。
コミュニケーションスキルが未経験活躍のヒント
―――未経験で入社したおふたりが思う、未経験で活躍できるのはどんな方だと思いますか?
下畑:コミュニケーション能力が高い人です。案件ごとに期間や人数、雰囲気も異なるので、状況に順応できる方が向いていると思います。
そして、私自身意識しているポイントでもありますが、どんなときでも自分の意見をもってしっかり伝えていくことが大切です。
適切な業務を与えてもらってよいパフォーマンスを発揮するためにも必要だと思っています。
―――そのほかに、下畑さんが大切にしていることはありますか?
下畑:基本的なことですが報連相と、伝えたいことはメモやチャットなど文字に残すようにしていています。
文字に残したうえで会話を進めたり、ミーティングでは進んで議事録をとるようにしたり。
直接会話をするときは、相手にあわせた話し方を意識していて、プライベートの話を好む方や仕事と切りわけている方なのか、カジュアルな話し方を好む方かどうかなど、はじめは先方のタイプを知るところからはじめて、徐々に見極めていくようにしています。
これまで1年未満の短期間案件をたくさん経験したので、タイプを見極めるスピードや、対応の仕方はSHIFTに入ってからより強まったと思っています。
―――佐々木さんが思う、未経験でも活躍できるかたはどんな人でしょうか?
佐々木:新しい知識を得ることに対して抵抗がない人が活躍すると思います。私は新しいことを知ることが好きなので、日々仕事から学べることを楽しく感じています。
IT業界は目まぐるしく変化し、情報のアップデートが必要になるので、継続して学ぶことができる人はいろんなことを吸収しやすいと感じています。
―――トップガン検定(※SHIFTグループ従業員を対象とした社内制度)にも積極的にチャレンジされていますよね。
佐々木.:いま2つ合格して、次はPMOのトップガン検定の合格を目指しています。試験内容はむずかしいですが、合格できるまで挑戦したいと思っています。
SHIFTは未経験でも挑戦できる教育制度や勉強会など充実していることがありがたいです。
トップガン検定に合格して案件で活躍すると同時に、給与にもしっかり反映されることを実感しているので、自分が求める給与や目指すポジションを目標にモチベーションを保ちやすい環境だと感じています。
自分にあったキャリアスピードを歩める。ふたりがこれから目指すところ
―――最後に、今後のビジョンをお伺いしたいです!
下畑:キャリアとしては、品質保証エンジニアとしてのスキルを向上させて、一つひとつ着実にポジションをあげていきたいです。
いまはテスト設計リーダーを目指して、設計の知識や経験を積み、その後は自分が学んできたことを後輩たちに、伝えられるようになっていきたいと思っています。
そのために、いまの案件ではテストの着眼点を教えてもらい、人数の多い場面では、ほかの人の作業状態に目を向けたり、設計書のレビューで積極的に意見交換したりすることを意識しています。
佐々木:長期的なビジョンとしては明確に決まっているわけではないのですが、来るもの拒まずの精神で、やったことのないむずかしい仕事でも、「はい、やります」と挑戦するような姿勢を大切にしています。
私にとって昇給はひとつのモチベーション。挑戦しつづけることで、今後も昇給率を維持していきたいですね。
直近の目標としては、いまのPMOの仕事を極めて、どこにいっても活躍できるようになりたいと思っています。
まわりにいるPMOのみなさん、それぞれ仕事のスタイルや考え方が異なるので、いろんな‟PMOの型”を知って、自分の型が作れるようになりたいと思っていっている最中です。
──おふたりの今後のご活躍を応援しています!ありがとうございました。
(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)