決算発表まるわかり!SHIFTはAI企業への転換を本格化——2026年8月期 第2四半期決算を解説

2026/05/08

2026年4月14日(火)、SHIFTは2026年8月期 第2四半期の決算を発表しました。 

今回の発表で、AI企業への本格転換を打ち出したSHIFT。

戦略的なAI投資を進め、AIモダナイゼーションやAI BPaaSといった新規領域を軸に、ビジネスモデルそのものを進化させています。 

本記事では、決算のポイントを絞ってお伝えするとともに、SHIFTが描く成長戦略・人材戦略を解説します。 

目次

まずは今回の決算のサマリをご紹介します。

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P4

2026年8月期 第2四半期(2025年9月〜2026年2月)の売上高は372億円、前年比118.0%と過去最高の売上高/売総額を記録しました。

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P5

SHIFTは上期、AIを成長ドライバーと位置づけ、約25億円を投資しています。 

下期からは回収フェーズに入る見通しで、すでにAIサービスで25.5億円の受注が完了。2026年8月期 第3四半期のシナリオでは営業利益50億円前後(前年比125%超)を見込んでいます。

【事業戦略の3ポイント】

 1. 巨大市場への挑戦——SHIFTのAI戦略

AIの進化により、ソフトウェア開発やテストのあり方は大きく変わります。SHIFTはその変化を前提に、ビジネスモデルや提供価値そのものを進化させています。 

AIを使いこなせる企業は内製化を進めていく一方で、多くの企業にとってAI活用はまだ挑戦の途中。

私たちはAIネイティブな組織へと進化しながら、生産性を高め、AI活用を支援するサービスを通じてお客様の変革を支えていきます。 

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P7

AI競争の主戦場は、半導体やデータセンターといったインフラ層から、アプリレイヤーへと移りつつあります。

世界中の企業がAIを使ったサービスで売上・利益を上げようと動いていますが、PoC止まりで成果を出せていないケースも少なくありません。 

そのなかでSHIFTは、売上と高い粗利を生み出すAIサービスをいち早く確立し、25.5億円の受注を実現。日本でもかなり先行して、巨大市場における事業展開の可能性を見いだしたのではないかと考えております。

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P13

既存事業を進化させながら、新たなAI市場を切り拓く――。それがSHIFTの描く成長戦略です。 具体的には、4つのセグメントで構成されています。

売上の約88%を占めるのが、従来のコンサル・開発・テスト領域。これを基盤に、AIを活用して生産性を高める「With AI」へと進化させています。

AIの活用により、10人で行っていた仕事を7人、5人で実現する。粗利率40%超の事業を構築できています。

さらに中長期の「Native AI時代」の戦略では、AIモダナイゼーションやAI BPaaSを通じて、お客様の業務そのものを変革していきます。 

この2つの主力サービスについて、次の章から詳しくご紹介します。

2. 「誰がやるのか」に答えられる唯一の会社——AIモダナイゼーション 

「2025年の崖」は、経済産業省が2018年に警告した、レガシーシステムの刷新が進まないことによるリスクのことです。しかし2026年のいまも、多くの企業がシステム刷新に踏み出せないまま課題を抱えています。

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P16

山のような設計ドキュメント、ソースコードを人間の目で解析し、現場ヒアリングを重ねて可視化する——それが従来のアプローチで、多くの企業が踏み出せないままいまに至っています。 

SHIFTが今期から本格展開を始めた「AIモダナイゼーション」サービスは、この構造を根底から変えます。

ソースコードをAIが自動解析することで、これまで6か月・約1億円かかっていたものが、最短2週間・1,000万円で実施可能となり、脆弱性や技術負債など46種類のアウトプットをもたらすことがきます。

これによりコストは約10分の1、期間は約12分の1で実現することが可能す。

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P17

しかしこのサービスの本当の強みは、スピードとコストだけではありません。「誰がつくるのか、という問いに答えられること」です。可視化だけできる会社はある。理想のシステム像を描ける会社もある。

でも「最後までつくりきる」会社がいない——そこにSHIFTは一気通貫で応えます。 

可視化から設計・開発・テスト・保守まで、すべてを自社で完結できる体制がある。だからお客様に安心していただけるのです。 

お客様の反応として、大手精密機器メーカーの担当者は「今までのコンサルとはアプローチが全然違う。一般論の押し付けではなく、実務に即した具体的な仕組み化に踏み込んでいる」と話し、大手エネルギー会社では「2週間でここまで詳細がわかるとは、AIサービスに感動した」という声が届いており、業種を問わずポジティブな反応が広がっています。 

こうした変革を支えているのが、SHIFTのAIモダナイゼーション統括部です。部門長が語る同部の取り組みや目指す姿については、こちらをご覧ください。

関連コンテンツ

3. 「業務可視化の破壊力」——AI BPaaSが狙う、もう一つの巨大市場 

「お客様にとって本当に必要なのは、システムではなく、業務が処理されること」——それが、SHIFTが次に仕掛けようとしている領域「AI BPaaS」です。 

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P23

従来、10万件規模の問い合わせ業務を可視化・分析するには、業務コンサルタントを複数名アサインして約3,000万円・4ヶ月かかっていました。 

SHIFTのBPaaSアプローチでは、問い合わせデータのみでAIによる可視化、解析が可能。300万円・2週間で、業務フロー・課題・ROI・AI活用など27の観点を網羅した提言を出します。 

現在、受注活動を積極的に行っていますが、しっかりと啓蒙活動をしていくために、SHIFTはまず自社で実証しています。

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P26

1ヶ月で社内のバックオフィス892業務を可視化し、2,395個のAIエージェントを構築。「売上が倍になっても、人数を増やすことなく受注処理ができる仕組み」を自らつくりながら、同じ仕組みをお客様へ展開していきます。 

お客様から「いまのやり方を変えずに自動化できるのは革命的」との声や、大手インフラ企業の担当者は、「コストセンター扱いからの脱却が見えた」と網羅的な可視化によってはじめて経営層にオペレーション部門の価値を示せると感じたといいます。 

確かな手応えを得ながらサービス拡大を進めるBPaaS部門の取り組みについては、ぜひこちらをご覧ください。

関連コンテンツ

【人材戦略の3つのポイント】

①  リスキリングによる高付加価値化

売上1,600億円から1,900億円、そして2030年までに3,000億円へ。SHIFTはこの成長を見据え、人員構成を戦略的に転換しています。 

AI活用を前提とした組織へ進化するため、全社的なリスキリングを加速。すでに社内のAI素養テストの基準をクリアした「WithAI人材」は4,248名に達しています。

そしていま取り組んでいるのが、その先にある「Native AI時代」への進化です。AIをツールとして活用するだけでなく、AIと共創し、構想から実装まで担えるコンサルタント・エンジニアへの育成を進めています。

人材のキャリアアップを後押しするとともに、AI人材の採用も継続。育成と採用の両輪で、AIネイティブな人材層を着実に厚くしていきます。

SHIFTには、体系化されたリスキリング制度と、実プロジェクトのなかでAIを使いこなす実践環境があります。AI時代において、人材がより高付加価値な役割へと進化していくための土台がすでに整っています。

② 「AI×○○」の専門家が集まる環境

SHIFTにはいま、多様なバックグラウンドをもつAI人材が集まっています。 

引用:2026年8月期 第2四半期決算説明資料決算説明資料P48

外資系ITベンダー出身でAI事業開発を推進してきた人、大手SIerで生成AI新規ユニットの立ち上げをリードしてきた人など、「AI×BPaaS」「AI×コンサル」「AI×開発・モダナイゼーション」「AI×テスト」——事業の軸ごとに専門性をもつプロフェッショナルがジョインしています。

③ 外部からも評価される、AI企業としての信頼 

SHIFTは外部団体と連携したAI活用も進め、実績を積み上げています。その一部をご紹介します。 

東京大学・松尾研究所との「SHIFT DQS システム可視化サービス」共同開発開始 

松尾研究所と共同で、AIを活用した「SHIFT DQS システム可視化サービス」の高度化に向けた取り組みを開始。ソースコードをAIで解析し、設計情報や仕様を可視化することで、ブラックボックス化したレガシーシステムの刷新を支援するサービスです。 

SHIFTが培ってきたモダナイゼーションやリバースエンジニアリングに関する知見と、松尾研究所の先端AI技術を掛け合わせることで、モダナイゼーションをより高度かつ効率的に推進しています 

AIソフトウェアエンジニア「Devin」の国内初マスターパートナー契約締結 

AIソフトウェアエンジニア「Devin」を開発するCognition AIと提携し、国内初のマスターパートナー契約を締結。AIによる自律型ソフトウェア開発の活用を本格的に推進し、開発プロセスの高度化と生産性向上を加速させています。 

こうした取り組みを通じて、SHIFTは「AIを活用する企業」にとどまらず、「AIで社会に新たな価値を創出する企業」へと進化しています。外部からも選ばれ、信頼されるAIパートナーとして、これからも挑戦をつづけていきます。

最後に——いま、変化の中心に立つという選択

SHIFTは、AIを使いこなすだけではなく、AI企業への転換に舵を切りました。事業も、組織も、人材も、すべてをAI基準で組み替えていく挑戦の真っただ中にいます。 

自ら問いを立て、構想し、形にしたいと考える人にとっては、大きな裁量と成長機会があります。AI時代の新しいプロフェッショナル像を、SHIFTでともに描きませんか。 

SHIFTに興味をおもちいただいた方は、ぜひ募集職種を覗いてみてください。



記事を探す

  • 職種

  • 対象

  • 記事カテゴリー