AI技術の急速な進化を前に、「いまのスキルや経験は、この先も通用するのだろうか」「AI時代に自分のキャリアはどう変わっていくのか」と立ち止まる瞬間はありませんか。
そうした不安や迷いの実態を探るため、システムエンジニアを対象に「AI時代におけるキャリアの悩み」をテーマにしたアンケートを実施。
システムエンジニアはどのような気持ちでキャリアを見つめているのか。アンケート結果を集計・分析しました。
後半では、AI時代を追い風に、自身の市場価値を高めていくための一例として、SHIFTの取り組みをご紹介します。
※SHIFTは、2026年2月16日~2月27日、システムエンジニアとして働く方を対象にメールマガジンを通じてアンケートを実施しました。本記事では、有効回答38名の回答内容を集計した結果を掲載しています。
目次
AIの進化により、ご自身のキャリアに不安を感じることはありますか?
AIの進化によりキャリアに不安を感じるかという問いに対し、約66%が「非常に感じている」「感じている」を選択。
回答したシステムエンジニアのうち、およそ3人に2人が、自分の仕事やキャリアに影響があると感じている結果となりました。
一方で、残りの約3割は、「あまり感じていない」「感じていない」と答えており、不安を感じている層が多数派であるものの、受け止め方には一定の幅があることがうかがえます。
特に注目すべきは、「非常に感じている」よりも「感じている」が多い点です。「このままでいいのだろうか」という漠然とした不安が広がっている状態だといえるのではないでしょうか。
どのような点にもっとも大きな不安を感じていますか?
AIの進化に不安を「非常に感じている」、「感じている」と回答した方に、その理由を尋ねました。もっとも多かったのは「自分の業務が今後AIに代替されそうだと感じる」で36%を占めました。
次いで、「AI関連技術のキャッチアップについていけるか不安」「AIの進化により自身の市場価値が下がるのではと感じる」との回答が集まりました。
この結果から見えてくるのは、単に新しい技術そのものを恐れているというよりも「自身の立ち位置や価値が変化してしまうこと」への懸念です。
特に、業務の代替やキャッチアップへの不安が上位に挙がっていることから、取り残されることへの思いが強いことがうかがえます。
一方で「マネジメントか技術特化かの迷い」や「自身の役割が明確でない」といった回答は少数派になりました。
キャリアの方向性に迷っているというよりも、いまの延長線上で価値を維持または向上できるのかという点に関心が集まっていることがわかりました。
ここからは、AI時代のキャリアに対してエンジニアが抱いている本音の不安や葛藤について、自由記述の回答から一部を抜粋してご紹介します。
・20代/自分のスキルがどれくらい通用しつづけるのか不安。これまで積み重ねてきた業務の一部がAIに代替される可能性があるなかで、どの方向にスキルを伸ばしていけばいいのか迷うことがある。学びつづける必要性は理解しているものの、日々の業務と並行して新しい技術をキャッチアップしつづけられるのか、将来のキャリア像をどう描けばいいのかが悩み。
・40代/AIを活用することで確かに効率は上がるが、自分自身が理解していないと、問われたことに対して説明できない状況になる。
・50代/必要性と優位性は感じているが、自身の業務への反映に悩んでいる。
AI時代に、エンジニアとしてもっとも必要になるスキルはなんだと思いますか?
AI時代にエンジニアとしてもっとも必要になるスキルについて尋ねたところ、もっとも多かったのは「AI・データを活用するスキル」で約4割を占める結果になりました。
次いで「要件定義・上流工程のスキル」「コミュニケーションカ・調整力」「設計力・アーキテクチャ設計」とつづきます。
一方で、選択肢にあった「プログラミング・実装力」と「マネジメントスキル」はいずれも回答がありませんでした。
AIの進化によって開発プロセスが変化するなかで、実装力そのものよりもAIをどう活用し、全体を設計し、価値へと結びつけるかといった上流視点の能力を重視するシステムエンジニアが増えていることがうかがえます。
AI時代において、現在の職場・プロジェクト環境に不安や物足りなさをもっとも感じる点はなんですか?
現在の職場・プロジェクト環境において、AI時代に不安や物足りなさを感じる点について尋ねたところ、もっとも多かったのは「AIに詳しい人材や、学べるロールモデルが周囲にいない」で、約3割を占めました。
次いで「AIを使った開発・業務改善に関われるプロジェクトがない」「AI活用に前向きな文化・方針がなく、使用しづらい」がつづく結果となりました。
実践機会やAI活用を後押しする環境が不足しており、それがキャリアに対する不安や物足りなさを助長していることがうかがえます。
AIに関して「これがあれば、もっと前向きにキャリアを考えられる」と思うものは何ですか?
AIに関して「これがあれば、もっと前向きにキャリアを考えられる」と思うものについて尋ねたところ、もっとも多かったのは「業務で使用できる環境」で、全体の約3割を占めました。日常業務の中でAIを活用できる状態が求められているようです。
次いで「評価制度への反映」が多い結果となりました。
これらの回答が上位にきていることから、AIを知識として習得するものというよりも、実務のなかで使いこなしていきたいとの姿勢がうかがえます。
評価制度への反映やキャリアパスの具体例といった回答からは、AI活用が一時的な取り組みではなく、自身の成長や市場価値向上につながるかどうかを重視している様子も読み取れます。
また、「相談できるロールモデルがいない」と感じている方も少なくありません。
そんな方にとって参考になるかもしれないのが、メガベンチャー・外資などを経て、現在はSHIFTにてAI駆動開発の最前線で活躍しているPMのキャリア変遷です。
AIに前向きに挑戦するためには、機会だけでなく、その経験がきちんと評価され将来につながることが重要だと考えているシステムエンジニアが多いことがわかりました。
AI駆動開発で切り拓く、SHIFTのエンジニアキャリアとは
今回のアンケートからは、多くのシステムエンジニアがAIの進化を意識しながら、自身のキャリアのあり方を模索している様子が見えてきました。
ここからは、AI時代のキャリア設計を考えるうえでのひとつの可能性として、SHIFTを紹介します。
わたしたちSHIFTは、品質保証・テストサービスを軸にソフトウェア開発やコンサルティングなど多岐にわたる事業に取り組んでいる東証プライム上場のIT企業です。
SHIFTでは幅広い領域の事業運営にAIを積極的に活用しており、その取り組みは一部に留まらず、現場発信のコミュニティ活動から職種・部門横断でのナレッジ共有、内製AIツールの開発まで広がっています。
SHIFTならではのAI活用の実例をまとめた記事はこちら。
(2025年8月期 第4四半期および通期決算説明会資料 P.48より引用)
AIを日常的に使う文化が社内に浸透するなかで、SHIFTでは内製開発による多様なAIツールを生み出してきました。
ヘビーユーザーとして徹底的に使い込み、実業務で磨かれた知見も生かして、お客様のAI活用や業務効率化に貢献する独自のAIサービスを展開しています。
また、さらなる成長に向けて「AIを中心とした事業構造の変革」を本格化させており、生成AIを前提とした開発体制の構築を推進。その中核メンバーとなるAI駆動開発エンジニア、PMとしてご活躍いただける方を募集しています。
AI駆動開発を前提としたプロジェクトの推進をご担当いただき、AIエージェント(Devin)などのAIツールを活用し、AI駆動開発に最適化されたSHIFTの独自フレームワーク「SHIFT DQS(Development Quality Standard:SHIFTにおける開発標準を指す)」を用いて、高品質×高生産性のプロジェクトを実現していきます。
AIという武器を身につけてモダンアーキテクチャに挑戦し、従来の開発スタイルよりも生産性と再現性の高い開発が可能です。
AI時代において市場価値を高めるとは、最新技術を知っていることではなく、それを実務で活用し、成果に変えられること。そして、その実践経験がキャリアとして積み上がっていくことです。
「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIを使いこなし、自らの役割を進化させていきたい」。AIに任せられる作業はAIに委ね、人にしか担えない役割や判断などの領域へ挑戦していきたい。
そんなキャリアに興味のある方は、ぜひSHIFTでいっしょに働きませんか。