「まだ自分の“専門分野”が見つからない人でも、個人のポテンシャルを引き出すのが私たちエネルギー・インフラサービス部です」
そう断言したのは、櫻井優。独立系IT企業から転身しテスト設計者として入社以来、着実にキャリアを積み上げ、保険チームの組織長に就任。その後異動や管掌範囲を拡大し、2022年に産業チームを含む組織の組織長に。入社7年。SHIFTの成長期の最中に身を置きつづけた人物です。
同部が関わる業界は、エネルギー・製造・ヘルスケア・建設・不動産など。エネルギー分野で向き合うのは、主に電力業界です。
櫻井はこの部署の魅力の一つに、高い専門性が身につくことを挙げています。だが決して、はじめから専門的なスキルや知識を求めてはいません。
十分にスキルをもったベテランメンバーもいて、OJTを通じて共に学び合う。そして個々のポテンシャルを引き出せる、適切なプロジェクトへのアサインがなされる。「部の主戦場である業界を未経験だとしてもウエルカム」の姿勢が同チームの文化とのこと。
SHIFTの現場から組織長まで経験を積んだ櫻井が考える、同部ならではのキャリアの積み方について。そしてエネルギー・インフラ領域の強みと面白さも語ってくれました。
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エネルギー・インフラサービス部 部長 櫻井 優
前職は独立系IT企業にて通信(大手キャリア)8年、金融(メガバンク)4年の業界経験を有する。2016年11月にSHIFT入社。 金融部門のグループ長を経て、流通部門でビジネスユニット長補佐を務めた。 2021年からは産業流通・通信サービス部(現 エネルギー・インフラサービス部)の部長となり、小売/物流/製造/不動産/鉄道/医療/エネルギー/通信(キャリア)/自動車業界のお客様に対して品質サービスを提供している。所属人数が800名を超える組織の運営に奔走中。
目次
業界未経験者でも積極採用。地方で活躍する社員も増えている
エネルギー・インフラサービス部が関わるのは業界の特性上、BtoB向け案件がほとんど。だからひとえに「システム」といっても、初見ではどこからどう操作したらいいか直観的に分からず、はじめはとっつきにくい印象をもたれることも多いです。
例えばBtoC向けのECサイトなどだと、自分自身がカスタマーとして利用したことがあるため、想像しやすいですよね。産業業界ではその逆。
そういったむずかしさはあるものの、一度勉強すれば高い専門性が身につくことは間違いありません。
しかも製造業など、モノづくりの業界では必ず、その「モノ」を管理するためのシステムが必要となります。いわゆる在庫管理や、製品管理などの業務システムです。そういったシステムに関する知識は、流通など、別業界でも活かせるので、学んだことは決して無駄にはなりません。
だから案件管理やシステム管理のおおよその流れが頭に入っている人、どんな領域であれシステムの開発について一連の流れが分かるような人であればウェルカム、という方針です。
もちろん専門的なスキルをもった方にとっては、その尖った知見が活かせるし、さまざまなプロジェクトを渡り歩いてきた方は、汎用的なスキルが必ず活きる場所があります。自分が経験したことのない業種でも、勉強しながら活躍できるステージやポジションは、いくらでもありますよ。
ちなみにエネルギー・インフラサービス部のお客様は、地方のエネルギー会社を含め全国にいらっしゃることが多いので、地元の近くで働きたいなど、地方で活躍している人が多いことも特徴といえるでしょうね。
レガシーな業界にもやってくる。DX化の波と共に成長が期待できる業界
エネルギー・インフラサービス部は、売上を日々大きく成長しています。
成長の背景にあるのは、DX化を自社だけでは進められないお客様が多いという事実。レガシーシステムが数多く残っているという業界特性の一方で、IT人材の不足が色濃いんですね。
さらには改正などがある度に、システムを大幅に入れ替えなければいけないことも多く、今後DX化のニーズはさらに加速するでしょう。そこにSHIFTが入る余地が多分にあるんです。
例えば電力業界の電気メーター。大手ではDX化が進み、スマートメーターになり、人が来なくても検針できる仕組みができ上がりつつあります。そうしたシステムの案件管理や開発を、我々がお手伝いしているんです。
さらに私たちの部の特徴は、テスト案件はもちろん、上流のPMOとして案件に入ってほしいといわれるケースが多いこと。PMOとしての案件が7割ほどあり、これは他のチームと比べても多い方だと思います。
お客様もプロジェクトをどう進めていいか決めきれていないことが多い場面で、私たちは「今後目指す世界はここですよね、だからいまはここを我々は支援しますよ」と提案しています。社員と同じ目線になって悩み、考え、同じ方に向かって動く。そういうことに期待値があるように感じます。
なかでも電力業界では、SHIFTの実績が広まりつつあります。風穴を開けたきっかけは、地方の電力会社からはじめて案件をいただいたことでした。レガシー業界の各社は同じ課題感をもっているからこそ、解決できた事例や「ここに頼んでよかった」という噂ははやく広まります。
特に電力業界で実績をもっている、というのはSHIFTの圧倒的な強みですね。
将来的にさらなる飛躍を遂げるためには、ビッグクライアントの実績をいかにつかむかが、最重要課題。ここで圧倒的なポジショニングをとれば、いいビジネスが作れるんじゃないかなと思っています。
ブラックボックスの世界がない評価制度。やりがいを生むグッドサイクルがまわる
ちなみに私は2016年にSHIFTに入社し、現在入社7年目。はじめは金融部門のテスト設計者に配属されました。元々は独立系IT企業で、エンジニアをしていたんです。当時SHIFTは、ソフトウエアのテストだけで事業を伸ばしていたころ。高い成長性に、強い興味をもちました。
金融・流通の領域を経て、エネルギー・インフラ領域へ。7年の間にテスト設計者からPM、サービスマネージャー、組織長になるまで、段階的にキャリアを積んできました。マネジメントするメンバーの数も、5名からはじまり、20名~30名、最終的には100名ほどに。
現在30代くらいのミドル層でSHIFTに興味をもってくださる方の多くは、マネージャーとしてキャリアアップをしたい方が多いです。しかもある程度スピード感をもってそれを目指しているとすればSHIFTにはその環境があると思います。
私がこれまでSHIFTで勤めてきて一番の魅力だと思うのは、評価制度なんですよ。SHIFTの評価制度はブラックボックスの世界がない、圧倒的な透明性が魅力です。自分ではどうしようもできないことが本当にないんですよね。
例えばプロジェクトへのアサインについて。いくらでも要望を出すことができるし、本人がどうしても嫌なら、アサインはしません。
もちろん要望の内容は部門長が精査するけれど、意志をもって発信してくれれば、希望にかなう案件に可能な限り入ってもらおうと思っています。
だからきっとSHIFTで働くと、キャリアアップ、報酬アップへのグッドサイクルが回ることに驚くはず。アサインの要望が通りやすく、キャリアアップに繋げられる。だからどんどんポジションが上がり、単価が上がり、報酬に返ってくる……。
そうした段階的なキャリアアップを、自分で勝ち取ることができる。その「道」が用意されているのが、SHIFTの最大の特徴といえるのではないでしょうか。
業界内での第一想起と、個人のキャリアアップ。その両方を捕りに行く
業界の開拓も少しずつ進み、実績も積んで成果を出しつづけている産業チーム。
とはいえ、まだまだネットサービス・エンタメ・流通などの業界と比較するとSHIFTの認知度が低いと感じることが多いです。
しかし売上が大きくなると、必ず一緒に働いてくれる人を増やしていく必要があります。この一番大事な成長フェーズを一緒に支えてくれる。そんな気概をもって仕事に臨んでくれる方と出会えたらうれしいですね。
でき上がっている大企業の箱のなかに入っていくよりは、一緒に創りあげていくことに意識をもてる方。かつご自身のキャリアと年収をアップさせることに、働くうえでの優先度を高くもっている方。
そんな方にはぜひとも、SHIFTの門を叩いてほしいと願っています。
外部協力:櫻井 朝子(執筆)
(※本記事の内容は、取材当時のものです)