足りない自分に気づけた。トップガン検定で新たな視点を得たPMOが語る、SHIFTで働く魅力 

2024/05/17

変化の激しいビジネスシーン、日々進化しつづけるテクノロジー。そのなかで確実にキャリアアップしたいという従業員の思いに応えるための社内キャリアUP制度がトップガンです。 

SHIFTグループ従業員が対象で、合格した検定に応じて上位職へのアサインを確約。そこで成果を発揮すれば給与アップに繋がるというものです。 

キャリアラインごとに複数のトップガン検定がありますが、そのなかの一つ「PMOスペシャリスト」に合格したのが今回の主人公です。 

「SHIFTに入社前、私は2年ほど開発を離れて事務職だった時期があります。そのためPMとしてのスキルが、みなさんと比べて足りていないと感じていたんです」 

トップガン検定を通して自分を成長させたい。そう決意した彼女が語るトップガン検定の魅力、SHIFTで働く魅力とは。ざっくばらんに聞いてみました。 

今回の主人公・篠原が受検したトップガン検定、キャリアマップ図

  • DAAEテクノロジーグループ 篠原

    IT系企業でPMを経験し、「もっと自分の幅を広げたい」と転職を決意。 DAAEの存在に惹かれて2022年1月にSHIFTに入社。トップガン(PMOスペシャリスト)検定に合格。FY2023の4Qに部門特別賞を受賞した。

目次

仕事の幅を広げたいと思ったときに惹かれたDAAEの存在

─────篠原さんは過去のPM経験から「人と関わりあいながら物事を前に進めていく点が楽しい」という理由でPM/PMO職を探していたとのこと。そんななか、SHIFTを選んだ決め手は何だったのでしょう? 

私がいま、所属している部署名にもなっていますが、DAAE(ダーエ)の存在です。 DAAEは開発だけでなく、お客様といっしょにビジネスからつくっていくなど、仕事の幅が非常に広いところに惹かれました。 

前職では親会社とそのお客様である銀行に対する開発・運用・保守が多く、もっといろんな経験を積みたいと思っていたので、さまざまな業界のお客様とのプロジェクトがあるという点でもSHIFTは魅力的でした。 

─────入社後はどんな案件をどんな役割で担当されてきたのでしょうか。

最初の仕事は、SHIFTが資本業務提携しているIT企業に対するコンサルティングの補佐です。

調査や分析を通して、サービスをどう売っていくか、プロダクトにどんな機能が必要かなどを考え提案するような内容で、コンサルタントとしての仕事の仕方や考え方を学べてよかったですね。 

その後2022年11月からは大手製造業子会社の案件を担当しています。PMであるお客様を補佐する、PMOの役割です。

検定を通じて、自分で答えを導き出すための力を養った 

─────業務にまい進するなかでトップガン検定の「PMOスペシャリスト」を受検しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか? 

実はSHIFTに入社前、私は2年ほど開発を離れて事務職だった時期があります。そのため、プロジェクトマネジメントの知識も技術もみなさんに比べて足りていないと感じていて。トップガン検定の存在も知っていました。 

でもむずかしそうだなと・・・。受けるきっかけが掴めずにいました。そんなとき、上長が「篠原さんはきっと受かるから!」と背中を押してくださったことで受検することにしたんですよ。 

─────勉強時間はどう確保しましたか?

土日がメインでしたね。受検勉強をはじめたのは検定の1ヶ月くらい前です。最初の2週間は土日で4〜5時間、後半の2週間は土日で6〜8時間くらい勉強していたと思います。

私が受けた回は年末年始の休暇があるタイミングだったので、そこで集中できたのがよかったなと思います。 

必要な勉強は、社内で提供されている教材を読んでいきました。あとは、過去の講評はすべて目を通しました。 

そのなかで「ここは自分がもっている視点だから大丈夫」とか「ここは足りていない知識だから覚えよう」と内容を切りわけ、資料をまとめて定期的に見返しました。 

当時の私に足りていなかったのは、プロジェクトマネジメントの基礎としてPMBOKに載っているような体系的な知識や、それに対する理解です。

社内資料だけでなく、Web上のまとめ記事や解説動画を見て、日々の業務のなかでも思い出すようにしていました。 

────特にむずかしいと感じた科目はどれですか? 

PMOスペシャリストとしての基本的なスキルを問われる「PMO基礎」ですね。試験時間が100分と長いうえ、自分で考え、意志をもって自分なりの答えを出すことが求められる科目です。

答えを出すための視点やマインドを学んで答えていく必要がありました。 

出題されたのは、実際のプロジェクトでも発生するような状況を提示されて、そのときあなたはどうするか?といった、非常に実践的なものでした。 

プロジェクト全体を俯瞰して先を見通し、トラブルを回避していく目線が必要だと感じました。出題内容と同じことが、実際のプロジェクトでも起こったことがあります。

「あのときはこうしたけど、ベストではなかったな」と自分の経験を振り返りつつ、自分なりの最善の答えを探して答えていきました。 

回答の際、答えにいたるプロセスを書いておくと「ここまで理解している」と評価され、点数が加算されると聞いていたので、なるべく多く記述するようにしました。 

検定の学びを実務に活かすことで、信頼を得る

────トップガン検定の内容が実務に活きていると感じることはありますか? 

以前から「視座を高くもつ」「お客様目線をもつ」ということを意識してきたつもりでしたが、採点結果としてフィードバックされる指標ごとの評価を見返すと、足りていなかった部分があったなと感じました。 

具体的にいうと、自分では調整事は得意だと思っていたのですが、予想より評価が高くなかったので、「もう少し丁寧に話した方がいいな」と。これはいい気づきでしたね。 

それから先ほど話したPMO基礎とは別で、実務に活きているのは生成AI初級科目かもしれません。生成AIの使い方だけでなく、プロジェクトマネジメントの手法についてもヒントをもらえるからです。

実際の業務でも、プロジェクト全体に周知し、行動してもらう必要があるときに効果的な周知の方法や、相手に伝わりやすいいいまわしなどを生成AIから引き出せるようなプロンプトの書き方を学べたので、勉強しておいてよかったなと。 

────PMOスペシャリストに合格して、自身の成長を感じるのはどんなところですか? 

足りない部分に気づくことができ、それらを実際の業務で意識することで、よりお客様目線で物事を捉えていくことができるようになった点です。 

上長から、「篠原さんはお客様からの信頼が厚い」といっていただいています。お客様に寄り添い、お客様目線を大切にするという、検定で学びなおしたことが活きているのかもしれません。

目指すは技術もわかるPM。だからこそいま、学ぶ

────FY2023第4QのSHIFT AWARDでは部門特別賞を受賞されましたね。 

受賞を聞いたときはとてもうれしかったです。いまのチームは複数部署のメンバーで構成され、DAAEから一人で入った私は心細い部分もありました。 

仕事をするうえで一番大事なのはもちろんお客様からの評価ですが、お客様からだけでなく、いっしょに働くチームメンバーからも「篠原さんがいないと困る」といってもらえたことがうれしかったですね。 

────SHIFTに入ってよかったと思うのはどんな点ですか? 

マネジメントの方々の存在がとても心強いことです。こんなに人が多い会社なのにちゃんと従業員一人ひとりのことを見てくれて、すごくいい会社だなと思います。 

上長はいつも励ましたり応援したりしてくださっていて、私が悩んだときにはアドバイスをくれますし、困ったときには守ってくれるのです。

検定合格のときも、「自分のことのようにうれしいです!」とメッセージをくださって。 

会社全体で、さまざまな業界のお客様の案件に、PMやエンジニア、コンサルタントなど多様なポジションから携わることができるのも魅力です。

「次はこういう仕事をしてみたい」と希望すれば、社内転職のような形でキャリアチェンジもしやすいと思います。 

私自身、独力で何かを成し遂げるというよりは、チームで力をあわせて大きな課題に取り組む仕事がしたいと思っていたので、トップガン受検を通じてこれまでの自分に不足していた面を強化でき、チームやお客様に貢献できる幅が広がったことで、自分が目指す方向に進めていると実感しています。 

────今後のキャリアのイメージや目標があれば教えてください。 

技術がわかるPMになりたいと思っています。いまの私は知識や経験がプロジェクトマネジメントに寄っていて技術面が弱いと感じているので。

もっと自分でもコードが書けるとか、設計書が読めるとか、技術面を強化して、プロジェクトマネジメントと技術の両輪をもちあわせたPMになりたいと思っています。 

DAAEのなかにはさまざまなライフイベントを経た後でも、第一線で活躍されている40代の女性がいらっしゃって、自分も将来あんなふうになれたらいいなと思いますね。

トップガン検定の上位級は、もう少し修行を積んでから挑戦したいと思います。 

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)

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