過去の転職活動の際、入社して「イメージと違った」と感じたことはありませんか。
SHIFTの中途採用では、そんなギャップを減らすため、一部のハイスキルポジションでワークショップ選考を取り入れています。
実際の仕事で起こり得るケーススタディをテーマに、事前に考えた内容をプレゼン。その後は面接官とのディスカッションを行います。
単に企業側が求職者を評価する「一方的な選考」ではなく、お互いの価値観やすり合わせを行う「双方向の場」であることが大きな特徴です。
「準備が大変そう」とハードルの高さを感じるかもしれません。
しかし、自身の過去の経験を振り返り、ロジックを組み立てていく、その準備プロセスそのものが「キャリアの棚卸し」につながった、と語るのは実際に選考を体験した鴻上(こうがみ)です。
彼は「SHIFTで働くイメージが具体化し、入社後のギャップがなかった」とも語ります。
今回は、そんな鴻上と、選考に伴走したリクルーターの米山に話を聞きました。選考前に抱いていた不安、実際に体験して感じたこと、そして「正解のない課題」と向き合った先に得られたものとは。
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AI BPaaSサービス部 AIサービスグループ 鴻上(こうがみ)
システム開発やクラウド運用、業務自動化、新規事業開発など、技術とビジネスの両領域で経験を積む。プロジェクト推進や組織マネジメントにも携わり、現在はAI BPaaSサービス部で、AIを活用した業務変革を支援している。
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事業人事部 サービスディベロップメント人事グループ 米山
不動産業界でキャリアをスタート。その後、知人との創業を経験し、事業開発や組織運営など、事業成長に携わるさまざまな業務を経験する。その過程で、企業の成長を支えるのは「人」と「仕組み」であることを実感し、人事の道へ。2023年に株式会社SHIFTへ入社。現在は事業人事として、AI・開発領域を中心とした中途採用を担当し、事業責任者とともに採用戦略の立案から実行までを推進している。
目次
「むずかしい、でも面白い」――仕事の泥臭さまで隠さず見せるのは、お互いのため
――SHIFTの中途採用では、一部のハイスキルポジションでワークショップ選考を実施しています。心理的なハードルを感じられる方も多いのですが、鴻上さんは最初にどのような印象を受けましたか?
鴻上:最初は「何をするんだろう」という戸惑いが正直ありました。
ただ、ワークショップの案内をもらったタイミングで人事の米山さんから丁寧な説明があり、「実際の仕事に近い形で自分をみてもらえる」と理解したら一気に興味がわいてきたんです。
私はこれまで何度か転職を経験していますが、一般的な面接だけだと「面接時のいいイメージと、入社後の実際の業務」の間にどうしてもギャップが生じがちでした。
その点、SHIFTのワークショップは違いました。課題に取り組むなかで、実際の業務で起こり得る状況を具体的にイメージできたんです。
仕事の面白さだけではなく、課題解決のむずかしさや泥臭さも含めて伝わってくる。選考でありながら、入社後に向き合う仕事を少し先取りして体験しているような感覚でしたね。
「むずかしい、でも面白い」。そうわくわくできたからこそ、前向きに挑戦できました。
――選考辞退となってしまう可能性もあるなか、SHIFTはどのような思いでワークショップ選考を取り入れているのでしょうか。
米山:私たちは候補者の方を一方的に評価するためだけにワークショップの場を設けているのではありません。
選考は候補者の方にとっても、「SHIFTという環境が自分の目指すキャリアに合致しているのか」を見極める対等な機会です。
だからこそ、私たちは入社後のリアルをなるべくおみせしたいと考えています。
実際の仕事に近いテーマを体験していただくことで、お互いに入社後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐためです。
正解することよりも大切なこと。――ワークショップで掴んだ“考えるプロセス”
――実際に課題へ取り組みはじめてからは順調でしたか。
鴻上:正直にいうと、つねに不安はありました。ただ、それは課題そのものがむずかしそうだというより、「自分の考え方や経験から得たスキルを限られた時間のなかでしっかり伝えられるだろうか」という不安でした。
課題資料に書かれている情報には限りがあります。読み進めるうちに、「ここはどういう背景なんだろう」「実際にはどういう状況だったんだろう」といった疑問が次々とわいてきました。
でも、当然ながら資料以上の情報はありません。自分なりに仮説を立て、ロジックを組み立てていくしかありませんでした。
何より不安だったのは、「自分のスキルや経験が本当に通用するんだろうか」ということでしたね。
ただ、途中で重要なことに気づいたんです。「実際のプロジェクトでも最初からすべての情報が揃っていることはない」と。
限られた情報を整理して、自分なりに前提を置きながら考えていく。ワークショップで問われていたのも、正解を出すことではなく、そうしたプロセスそのものだったのだと思います。
――その気づきを得てからは、プレゼン準備の進め方も変化したのでは?
鴻上:これまで携わってきたプロジェクトを徹底的に振り返りました。
何をやったかという結果だけではなく、「なぜそう考えたのか」「どんな前提で判断したのか」を説明できるよう整理していったんです。
振り返ってみると、自分自身のキャリアの棚卸しにもなっていましたね。
成功体験だけではなく、「あのときこうしておけばもっとよかった」という反省も含めて見直していました。
――鴻上さんのように不安に思われる候補者の方は多いのではないでしょうか。
米山:そうですね。候補者の方からは「準備に時間がかかりそう」「どんな評価基準なんですか」といった不安の声をいただくことは、実際少なくありません。
そのため、私たちは一次面接のフィードバックをできる限りお伝えするようにしています。よかった点だけではなく、「ワークショップではこんな部分をみたいと思っています」といった期待値も率直に共有しています。
お互いが納得した状態で選考を進めるために不安や疑問があれば、遠慮なく相談していただきたいですね。
求められたのは、資料の完璧さよりも「自分の言葉」で語ること
――ワークショップ当日の印象はいかがでしたか?
鴻上:ロールプレイなので、面接官の皆さんはお客様役として鋭い質問をされます。
でも、それは相手を追い込むためではなく、「この人はどう考えるのか」をみているんですよね。
ロールプレイ後のフィードバックも非常に本質的でした。「こうするともっとよくなる」、「別の見方もある」。そういったやり取りを通じて、自分の考え方を見直していく。その感覚は実際の仕事にとても近かったです。
正解することよりも、課題に対してどう考えるのかをみてもらえていたんだな、という印象が強く残っています。
そして印象的だったのが、終了後の皆さんの雰囲気でした。ロールプレイが終わると一気に柔らかい空気になって、「結構こまかく指摘したけれど大丈夫でしたか?」と気遣ってくださるんです。
厳しさだけではなく、人として向き合ってくれている温かさも感じました。
――実際にワークショップではどのような点を重視しているのでしょうか。
米山:鴻上さんがいうように、「正解」を求めているわけではありません。
知りたいのは、その結論に至るまでに「どう考えたのか」「どう仮説を立てたのか」「どう周囲を巻き込みながら前に進めていこうとするのか」。そういった思考のプロセスです。
資料づくりに何十時間もかける必要はありません。多少資料が荒くても自分の言葉で自分のロジックを伝えられる状態にしていただくことの方が大切だと思っています。
一歩を踏み出す。SHIFTで働く未来を等身大でたしかめてほしい
――最後に、これからワークショップに挑戦する方へメッセージをお願いします。
米山: ワークショップ選考と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、実際にはSHIFTの雰囲気や、いっしょに働くメンバーとの相性を感じていただける機会だと思っています。
先ほどもお伝えしたように、私たちも、候補者の皆さまから選んでいただく立場です。だからこそ、疑問があればたくさん質問してください。
面接官に聞きにくいことや不安があれば、私たち人事をキャリアアドバイザーだと思って何でも相談していただけたらうれしいです。
候補者の方の人生にとって「本当にいいキャリアは何なのか」を、いっしょに考えていきたいと思っています。
――米山さんから「何でも相談してほしい」というお話がありました。実際に選考を経験した鴻上さんは、そのサポートをどのように感じていましたか。
鴻上:私自身、米山さんには本当に助けられました。選考の状況や期待されていることを丁寧に共有していただけましたし、人事の方と現場の方のお話にもズレがありませんでした。
いいところだけではなく、改善したほうがいい部分も率直に伝えてくれるので、単に評価されているのではなく、私という人間に本気で向き合ってもらえている感覚があったんです。
――そうした経験も踏まえて、これから挑戦する方へ伝えたいことはありますか。
鴻上: 当時の自分にいうなら、「最初から完璧な答えを出そうとしなくていい」ということです。
私自身、最後まで正解がわからないまま進めていました。でも大切なのは、わからないからと立ち止まるのではなく、不完全でも自分なりに前提を置いて考えつづけること。
わからなければ質問し、フィードバックをもらったら素直に見直す。その繰り返しこそが大事なのだと思います。
この選考を通じて、私はSHIFTで働くイメージをかなり具体的にもつことができました。そして、そのイメージは入社後もほとんど変わっていません。
また、仕事の進め方や求められることを理解したうえで入社できたので、その経験はいまの仕事にも活きています。
必要以上に構えず、ぜひ一歩踏み出してみてください。
(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)