
AWS、Microsoft Azure(Azure)、Google Cloud…クラウド技術では、多様な基盤を扱います。各基盤に対する深い理解、継続的なスキルアップが求められるインフラエンジニアたち。
SHIFTのITソリューション部にも、スキルアップを求めてジョインした方が数多く在籍しています。彼らはSHIFTでの経験を通じて、どのような成長を実感しているのでしょうか。
同部の採用説明会でのパネルディスカッションの内容をお届けします。
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インフラサービスグループ U.T.
新卒でシステム運用管理サービス会社に入社し、システム運用保守業務からシステム基盤構築業務など経験。お客様の業務システムのAzureへのクラウドシフトプロジェクトにおいてインフラリーダーとして移行手法を確立。
Azureの経験を活かすとともに、クラウドエンジニアとしてのさらなる市場価値を高めることを目的に2021年8月にSHIFT入社。
SHIFT入社後は、Azure中心に案件を対応。あわせてAzure関連の引き合いに対しての提案なども担当し活躍。 -
インフラサービスグループ H.N.
新卒で地方公務員として入庁。情報セキュリティ関連の部署に配属されたことからIT業界に興味を覚え、転職。前職ではオンプレ環境のサーバーハードウェアの設計構築に5年間従事した。2021年に第一子が誕生したことを機に、収入アップしつつ技術を追求できる環境を求め転職を決意。2022年4月にSHIFT入社。
現在は、公共系のアプリ開発案件の運用設計リーダーとして活躍。
目次
「挑戦したい」気持ちをかなえるためにSHIFTへジョイン

――まずは、それぞれの経歴を教えてください。
U.T.:私は約10年間、電力業界からシステム運用管理サービスに携わってきました。主にインフラ関連の業務を担当し、運用から構築、お客様への提案まで一貫して行ってきました。
特に、数千規模の業務システムをAzure環境に移行するプロジェクトのリーダーを務めた経験があります。
お客様の基盤をオンプレ環境からクラウドのAzure環境に移行する際、プロジェクトリーダー(PL)としての立ち位置で携わり、移行手法を確立しました。
しかし、Azureの幅広い知識を深める必要性を感じ、さらなる技術向上をめざして転職活動をはじめました。
H.N.:私は新卒で地方公務員として働いていましたが、情報セキュリティ関連の部署に配属されたことがきっかけでIT業界に興味をもちました。大学では文系を専攻していたため、ITの知識はゼロからのスタートでした。
前職では主にオンプレミスの環境構築を行っていましたが、クラウド領域に挑戦したくてSHIFTに転職しました。
現在は公共系のアプリ開発案件の運用設計リーダーとして、AWSを使った環境の設計を担当しています。SHIFTに入社してからは、クラウドの案件に携わっています。
SHIFTでは、「発見」と「成長」の繰り返し
――SHIFTに入社して、どのようなスキルが身につきましたか。
U.T.:前職では特定のお客様との関係が長かったため、技術の幅が限定的でしたが、SHIFTに入社してからの3年間、多様なお客様と関わることで、さまざまな技術を学ぶことができました。
SHIFTでは、特にAzureに特化した案件を多く担当しています。入社当初は、Azureの知識を深めることが目的でしたが、実際にプロジェクトに参加することで、技術力が向上しているのを実感しています。
H.N.:私もU.T.さんと同様に、SHIFTでクラウドの案件に携わることができたことが大きな成長につながっています。
入社当初はクラウドの知識がゼロでしたが、勉強会を通じてクラウド技術の基礎を学び、実際の案件で経験を積むことができました。
――PMスキルについては、いかがでしょうか。
U.T.:それも向上したと思います。プロジェクトの上流工程から関わることが多いためです。視野が広がったとも思います。
「この技術がいまお客様から求められているんだ」「こんな困りごとを抱えているお客様が多いんだ」という発見に近いかもしれません。
H.N.:いままさに関わっている案件では、メンバーやスケジュールの管理など、プロジェクトマネジメントの要素を学べており、自信につながっています。
――H.N.さんにとって、クラウドはまったく未知の領域でしたよね。勉強会への参加以外で、どんな工夫をしてキャッチアップしていったんですか?
H.N.:インフラグループ内でのチャットを駆使して、先輩方に積極的に質問するようにしていました。
私たちのチームは、多様なインフラのプロフェッショナルがそろっていて、ときには直接話したことがない方からもアドバイスをいただきました。
――それは心強いですね。
新しい技術に挑戦できる下地が整っている
――SHIFTで働く魅力について、教えてください。
U.T.:先ほどもふれましたが、SHIFTの魅力は、何といっても多様な案件に関わることができる点です。面接時に聞いた「幅広いお客様とのおつきあいがある」という言葉が、実際に入社してみて本当に実感できています。
H.N.:私も同じく、SHIFTの環境は非常に魅力的だと感じています。勉強会については、エンジニアとしての入門となる資格試験をベースにしたものを週1回程度の頻度で開催していました。
勉強会に限った話ではありませんが、SHIFTは意思決定のスピードがはやいというか、「とりあえずやってみる」文化が根強いんですよね。だからこそ、私たちは新しい技術に挑戦しつづけることができるのです。
――これまで、直面した壁はありましたか?
H.N.:私が直面した壁は、はじめてPLとして大規模な案件に関わったときです。経験が少ないなかでの管理は大変でしたが、周囲のサポートを受けながら無事にプロジェクトを完了させることができました。
特に、上長やチームメンバーとのコミュニケーションが重要でした。助けを借りながら、問題を解決し、プロジェクトを成功に導くことができたのは大きな自信になりました。
U.T.:私も、ある省庁の要件定義書の公開案件で高い要求に直面しました。
レベルの高い指摘が多く、苦労しましたが、上長と相談しながら解決策をみつけることができました。この経験は、私にとって非常に貴重な学びとなりました。
―― H.N. さんも、現在は省庁の案件に携わっていると聞きました。
H.N.:はい。表現や進め方、セキュリティについては、細やかな気配りが求められるなと感じます。
一般企業とは異なる視点のレビューがくるというか。「やれる」と直感していた案件でも、さらなる研鑽が必要だと気づかされますね。
SHIFTは助け合いの精神が強いので、こうした壁に直面しても挑戦しつづけられます。これからも、さらなる成長をめざしていきたいと思います。
――プロジェクトの幅広さ、勉強会、部内の関係性などが、個人の成長を下支えしていることがよくわかりました!
(※本記事の内容および取材対象者の所属は、イベント開催当時のものです)