
2025年3月、AIネイティブのSIカンパニーを目指すSHIFTは、全国のITエンジニアの方を対象にAI 活用に関する意識調査を実施。
「AIの発展をポジティブにとらえている?」
「AIが進化すると、エンジニアの仕事にどんな影響があると思う?」
など、AIの発展をテーマにした質問の回答結果をまとめました。
※SHIFTは、2025年3月3日~16日、日本全国のITエンジニアを対象にした「AI活用に関する意識調査のWebアンケート」(インターネットによる任意回答)を実施しました。
本記事では、有効回答約1,300名の回答内容を集計・分析した結果を掲載しています。
目次
Q1:ご自身の生成AIの使用状況は?(単一回答)

回答者の約8割が「業務で日常的に使用している」または「ときどき使用している」を選択していることから、生成AIが多くの方々にとって重要なツールになっていることがわかりました。
さらに、「業務で日常的に使用している」と回答している方に関しては、生成AIの使用が日々の業務プロセスに組み込まれている可能性が高いと考えられます。
Q2:生成AI・AIツールの使用を検討するうえで優先している、または気にしているポイントは?(複数回答)

まず、もっとも多くの回答を集めたのは「日本語に対しての精度」。言語の精度が業務効率に直結するため、日本語の正確な理解と生成がAIツールの利用において非常に重要視されているようです。
次に僅差ではありますが、「利用コスト」の回答が多い結果になりました。企業や個人がプライベートで使用するAIツールを導入する際には、コストパフォーマンスも重要な検討材料であることがわかります。
「情報の再利用リスク」についても17%以上が関心を示しており、セキュリティやプライバシー保護の観点が重視されている結果に。
特に業務でAIツールを利用する際には、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることが求められます。
SHIFTでは、生成AIの利用方針・ガイドラインを策定したうえで、業務での生成AIの徹底活用を推進。
各部門でさまざまな活用事例があるほか、社内限定のセキュアGPT「GAI-Chat」や、業務特化型のノープロンプト生成AIツール「天才くん」など全社共通で活用している生成AIツールがあります。
Q3:AIの発展をポジティブにとらえている?(単一回答)

AIの発展を「快く思っている」との回答が約6割ともっとも多い結果に。
さまざまな分野でAIのパフォーマンスの高さが発揮された結果、AI技術がもたらす利便性や生産性の向上などを多くの方々が実感していることを反映しているのではないかと考えられます。
一方で、「AIの発展を前向きに捉えながらも不安を感じている」と回答した方が3割いました。
AIの発展による業務効率化に期待を寄せつつも、AIによって代替される業務が増えることで自身の仕事が変化する、もしくは仕事がなくなるのではないかと、懸念を抱いている方々も少なくないのではないでしょうか。
AIが発展しつづけることで、ITエンジニアに求められるスキルや知識に変化が起きることが不安要素となっている可能性が考えられます。
Q4:AIの発展(AIエージェントなどの大衆化)にともない、ITエンジニアの仕事はどうなっていく?(単一回答)

約6割の回答者が「AI関連の人材が中心になる」を選択し、AI関連のスキルや知識の重要性を認識しており、ITエンジニアの役割が変化していくことを予測しています。
AI関連の人材が中心となると、AIの開発や運用、メンテナンスに関する専門知識が求められるため、ITエンジニアは新たなスキルを習得し、技術の発展に対応する必要がありそうです。
そして、「いまと変わらない」との回答が約3割とつづき、残りの約7%の回答者は「なくなる可能性がある」と回答。
これは、AI技術が進化することで、ITエンジニアの仕事が自動化され、需要が減っていく可能性を懸念し、非常に高い危機感を感じている方々がいることを示しています。
今回のアンケート結果から、多くのITエンジニアが生成AIを業務で使用しており、AIの発展をポジティブに捉えている一方で、AIによって代替される業務が増えることで、自身の仕事が変化したり、なくなったりするのではないかと将来的な不安・危機感を感じている層がいることがわかりました。
AIネイティブなSIカンパニーを目指すSHIFTをご紹介
SHIFTは、多様な事業活動を通じて得た膨大なデータベースと、SHIFTの強みである品質保証のノウハウを活かし、あらゆる領域においてAIの徹底活用を進めています。
また、そのナレッジを活用することで独自のAIサービスをつぎつぎと生み出しています。そのなかからいくつかご紹介します。
■AIドキュメントリバース
生成AIを活用した独自のリバースエンジニアリングツールです。
レガシーシステムのソースコードを解読し、自然な日本語でドキュメントを生成することで、モダナイゼーションを強力に支援します。
サービスに携わるメンバーの仕事内容や役割、今後の取り組みについて語ったインタビュー記事はこちら。
■TD AI Assistant
SHIFTが提供するテスト設計支援ツール「TD」にテストケースを生成してくれるAI機能を実装。人とAIの効率的な共同作業で、テストの生産性と品質をさらに向上させました。
開発・実装を進める2名が設計にあたってのポイントや今後に向けた未来予想図などを語ったインタビュー記事はこちら。
時代の潮流やニーズにスピーディに対応することで事業成長しつづけるSHIFTは、現在AIエンジニアとしてキャリアアップを目指している方を募集しています。
この記事をご覧になってSHIFTについてもっと知りたいと思ってくださった方は、AIエンジニア採用ページやライブラリの他コンテンツをご確認ください。