SHIFTグループ従業員を対象とした社内キャリアUP制度「トップガン」。
これから品質保証を軸にキャリアを築いていこうという方を力強く後押しする同制度について、FAQ集をつくりました。
―――そもそもトップガンってなんですか?
SHIFTグループ従業員を対象としたキャリアUP制度です。「トップガン検定」に合格すれば対応する上位職へのアサインが確約され、そこで成果を発揮すれば給与アップに繋がるというのが特徴です。
所属部署や年次に関係なく、意欲さえあれば自律的なキャリアUP・キャリアチェンジが実現できる制度・検定になっています。
―――トップガン検定はどうやったら受検できるのですか。入社してすぐは受けられませんか?
受検したいと思ったらすぐ申し込みが可能で、入社してすぐでも受検できます。
毎月実施中ですが、実はいま365日24時間いつでも受検が可能となるシステムをつくっているんですよ。まずは受検者の多い「テスト設計者」に関する科目から徐々に導入を予定しています。
―――いろんな種類があるようですが、私にどんなトップガンが適しているのか知りたいです。
品質保証エンジニアなら、まずは「テスト設計者」を受け、その後「PMOアソシエイト」「テストPL」、さらに「PMOスペシャリスト」と段階を経ていくのが王道のキャリアアップです。
「PMOスペシャリスト」ではなくERP関連の検定で、基幹システムに関する知識を深く身につける選択肢もあります。
また現コンサルタントの方や、コンサルを目指す方には、「コンサルマネージャー」「コンサルシニアマネージャー」といった検定もおすすめです。こちらは一次試験、二次試験と段階があり難易度が高めとなっています。
最近では技術者向けにアジャイル関連の検定もリリースしたんですよ。
トップガン検定のキャリアマップはこちら
希望するキャリアラインに沿って受検する以外にも、とにかく網羅的に受検する方もいますね。
―――各検定の合格率や、合格者の平均受検回数は?
全種のデータは公開ができないのですが、登竜門である「テスト設計者」については以下です。
2023年1月以降の受検者を対象としたデータです。同時期より「分割受検・科目合格制」※が導入されました。
※1回の受検で全科目受けなくてもOK。科目のうちどれかを受検・合格していれば、以降合格した科目の受検は不要というもの。
「テスト設計者」を構成する科目は、 テスト設計、Excel、PowerPoint、生成AI初級で、もっとも難関なのがテスト設計。上記グラフは、そのテスト設計の受検回数を示しています。
これによると、2回目までで65%の人が合格、4回目までで89%の人が合格しているようです。なお、そのほかの科目については、ほとんどの方がテスト設計の合格前に合格されています。
別データによると、経験の有無による検定合格率の差はあまりなく、入社後の研修に加えてe-learningで30時間ほど学習して合格する人が多いとの数字も。
どのトップガン検定にもいえることですが、1回で合格しなくても大丈夫。むしろ1回で合格する人のほうが少ないのが実情ですのでご安心ください。
―――不合格は、評価時にマイナスになりますか。不合格だったらまわりにばれると恥ずかしいな・・・
不合格でも、評価でマイナスはつきません。むしろ挑戦したことが加点評価される可能性もあります。また合格者のみ社内で発表があり、不合格者の公表はありませんのでご安心ください。
―――トップガン検定に合格しなくてもキャリアップ、昇給は叶いますか?
トップガン検定を利用しなくてもキャリアップ、昇給はできます。受検はご本人の意志次第ですので、受検しなくても問題ありません。キャリアアップ・昇給がスピーディに叶う制度ですので、上手に活用してもらえればと思います。
―――受検回数に上限はありますか?
ありません。何回でもチャレンジしていただけます。ちなみに「テスト設計者」の合格までの最多受検記録は15回!ついに合格となったときは私自身とてもうれしかったのを覚えています。
申し込み後の辞退も、一部科目を次回受検に残すことも可能ですので、都合がつくタイミングであきらめずにチャレンジしてくださいね。
―――特にむずかしい科目、PMとしてスキルアップするのに大事な科目を教えてください。
一例として「PMOアソシエイト」の1科目である「プロジェクトコミュニケーション基礎」は重要ながら、もっとも合格率が低い科目です。
一朝一夕に座学だけではなかなかスキルアップしにくいものでして、大事なのは検定問題として出ている状況を想像して、相手視点を徹底すること。先々に起こりそうなことを意識してどう避けるかを考えることが重要です。
本科目については、「7つの心得」を採点講評として公開しているので参考にして日頃の業務でも意識してください。
もう一つ例をあげるなら、「テストPL」「PMOスペシャリスト」の共通科目である「プロジェクトマネジメント」も、難易度が高いと感じる人が多いようです。
経験があるがゆえに「いままでこうやってきた」を基に答えると、設問の範囲外のことも答えてしまって不正解になってしまうこともあります。
問われてる点が何かをしっかり見極め答えるのが大事で、e-learningで学ぶ以外にも現場のPM/PMOの動きを見て「なぜそうしてるのか」考えたり聞いたりするとよいでしょう。
―――採点はどういった点を重要視されているのでしょうか。
回答内容が適切であるだけでなく、回答の理由も加点対象となります。トップガン検定は合格が目的ではなく、実務で役立つ力を身につけることが目的として、各ポジションに必要な能力を要素分解して設計されています。
PMとして参画するプロジェクトの進捗が遅れているとして、「人員を追加します」という一言だけでお客様とコミュニケーションが足りるかというとそうではありませんよね。
根拠や背景、そう考えるに至った経緯をしっかり伝えることで信頼を得ることにもつながります。
検定でもできるだけ理由を書いてもらうことで、その方が「ここまでは考えられている」「ここで止まってしまったんだな」「ここから違う方向へいってしまったんだな」と採点者が汲みとることにつながり、途中の部分までは加点ができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?「やる気のある従業員に教育の場を提供したい」そんな想いから誕生したキャリアUP制度トップガン。
いまでも各検定の内容は随時ブラッシュアップされ、さらに新しい検定も増えていきます。
現場で、ひいては社会で求められる人材として必要なスキルを身につけられるはずですので、ぜひみなさんも入社後に受検を検討してみてくださいね。
(※本記事の内容は、取材当時のものです)