プロジェクトを越え、事業に貢献できる。サービスマネージャーを担う私たちのやりがい

2024/07/09

マネージャーとして自組織を拡大することをミッションに、メンバーやお客様との信頼関係を築き、新たなオポチュニティを発掘し双方幸せな課題解決に導いていく──SHIFTには、そんな役割を担う「サービスマネージャー」がいます。 

「むずかしそうだと、二の足を踏んでしまう人もいるかもしれません。でも実際は、最初からたくさんの案件を担当することはないですし、業務領域もできるところから少しずつ広げていくイメージです」 

こう話すのは、通信・ネットメディアサービス部でサービスマネージャーを務める二宮と、太刀川(たちかわ)です。 

前職で、二宮はEC系の事業会社でアカウントマネージャーとして、太刀川は公共系のシステム導入に関わるシステムエンジニアとして従事。SHIFTへの入社後にサービスマネージャーとなりました。 

PMOとしても活躍するふたりに、いまの仕事のやりがいや苦労、今後の展望について聞きました。 

  • 通信サービスグループ 二宮

    ベンチャー企業で13年間ファッション系ECサイトの運営トータルサポート事業(ECカートシステム提供、EC支援システム提供、販売支援、物流管理、撮影スタジオ管理、カスタマーなど)の管理業務で経験を積む。2021年2月 SHIFTに入社。入社後、エンタメ系サービス開発企業のテスト体制のアカウントマネージャー※としてテスト管理、提案業務を実施し、テスト参画領域を約2倍まで拡大。現在は、主にネット・通信サービス開発をしている5社の企業に参画し、PMO・テスト体制のマネジメントに従事。サービスマネージャーとして提案業務、メンバマネジメントを担当。 

    ※お客様単位での案件管理や、すでにお取引のあるお客様の課題に対する提案活動・折衝を行うポジション 

  • 人材・教育サービスグループ 太刀川

    医療系のシステム開発に従事し、一通りの開発プロセスを経験。その後公共システムの導入に関わるシステムエンジニアとして従事。また、リーダーとして複数案件の対応をこなしつつチームビルディング・若手教育にも携わる。2020年1月 SHIFTに入社。複数の案件管理を行いながら新規のお客様への提案対応を行う。テストマネジメント・品質PMO・アジャイルQAなど多岐に渡るQA業務を行っている。 

     

目次

「多種多様な業界に接したい」「年収を上げたい」……それぞれの思いを胸に、SHIFTへ入社。サービスマネージャーに

──はじめに、それぞれの役割と担当する業界について教えてください。 

二宮:医療・金融・小売・通信・Webサービスといった幅広い業界のお客様を担当しています。

案件によってサービスマネージャーとしてアサインされることもあれば、PMOに就くこともあります。 

サービスマネージャーとして、いまおもに支援しているのは、お客様が展開するサービスの戦略部分です。サービスを提供するための課題形成や戦略の具体化、実現するための施策立案や提案を行なっています。 

太刀川:私も、サービスマネージャーとPMOを兼務しています。担当は人材系、教育系企業のお客様です。一貫して品質保証テストの案件に関わっています。 

サービスマネージャーとしては、課題に応じた提案活動を展開し、受注後は品質保証PMと連携し、案件に伴走。いちはやく問題を見つけ、解決につながる働きかけをしています。

課題に応じて対応する範囲は変わり、機能テストやシナリオテストの受け入れからアドホックテスト、アジャイルQAまでさまざまです。 

──おふたりとも前職では別の職務を担っていましたが、SHIFTに転職し、サービスマネージャーとなった理由は? 

二宮:幅広い業界に携わる仕事がしたかったのが一番の動機です。前職の事業会社には新卒で入社後、13年間勤務。

ファッション業界に特化した事業を展開していたため「もう少し広い世界が見たい」という欲が次第に高まり、転職に至りました。 

太刀川:私は年収アップを目指してSHIFTに転職しました。 

前職では、公共系のシステム導入案件にシステムエンジニアとして関わっていました。特に大きな不満もなく、5年間勤務。

家庭ができたこともあって給与をあげたいと思い、人材エージェントに登録したところ、昇給率が高いSHIFTを紹介されました。 

ちなみに、新卒時は医療系のシステムを製造販売する企業に入社。開発担当として2年半ほど在籍しました。 

各業界のキャッチアップからスタート。PMOも兼務しながら、お客様の“その先”を意識するように

──職種を先行して、というよりは、SHIFTの業務領域や制度に魅力を感じて入社されたんですね。あらためて、サービスマネージャーとなってみていかがでしたか? 

二宮:サービスマネージャーは複数の案件を担当するケースが多いので、はじめはそれぞれのお客様の状況や事業体を理解するのが大変でしたね。

会議に参加しても、業界独自の専門用語や文化があるので、逐一キャッチアップ。特に金融系、医療系は苦労した覚えがあります。 

太刀川:私も同じくです。例えば、教育系でいうと、「EdTech」などのワードのほか、児童一人ひとりに対してPCやタブレットを配布する「GIGAスクール構想」という国の施策が実施されていて。

それぞれの目的や本質を探ることが第一歩でした。 

──二宮さんは4年目、太刀川さんは5年目に突入しましたが、スタート時と比べてご自身に変化はありましたか? 

二宮:視野が格段に広くなったように感じます。いま、心がけているのは目の前にいるお客様の“その先”にいるお客様まで考えて、施策を練ること。特に私はBtoBtoCの事業に携わることが多くて。 

加えて、担当しているお客様のお隣の部署など、その企業の状況を広くキャッチアップするように努めています。

実際に共通の品質課題をおもちのケースが少なからずあるんです。こうした情報を糸口に新たに提案、複数部署をトータルで支援しながら、売上の向上とお客様との関係強化を目指しています。 

──サービスマネージャーとPMOの違いはどんなところにあるのでしょうか。 

二宮:PMOはプロジェクト単位のマネジメントなので、必ず完了するタイミングが訪れます。

一方、サービスマネージャーはお客様の組織に対して働きかける取り組みで、継続的に支援するのが基本。

一つのプロジェクトや単体事業のみならず、企業の成長に寄与できるのが最大の魅力かと。 

太刀川:私たちの働きがSHIFTの売上に影響するのも、サービスマネージャーとしての仕事の醍醐味かもしれませんね。

さらに、メンバーのマネジメントをするのもPMOとの大きな違いかもしれません。 

いずれにせよ、兼務していることで2つの視点をもてていることはたしか。間違いなく、双方の立場によい影響を与えています。 

テストの質向上、事業の売上アップ……会社の強みを活かし「品質のプロ」として幅広い課題に対応 

──特に印象的な担当案件について、教えていただけますか? 

太刀川:サービスマネージャーの仕事は、短期で成果がでるものではないので、PMOとしての事例になりますが、幼児向けのタブレット教材を開発する企業がお客様だった案件です。 

私たちは受け入れテストの全体推進における支援を担当。品質のプロとして率直に意見を伝え、終了報告のタイミングでは早々に来期の提案。快諾いただきました。 

──業務範囲を拡大して現場に入り、心がけたことは? 

太刀川:かなり制約の多いむずかしいテストだったので、新規で加わったメンバー10人に対して業務理解のための教育を徹底しました。

さらに、チェック体制をルール化し、浸透させることで作業ミスを未然に防止。凡事徹底を意識した施策は、お客様からも好評でした。 

──改善点を網羅したすばらしい取り組みだったんですね。二宮さんが印象に残っている案件は何ですか? 

二宮:現在も進行中の、金融系の案件です。プロジェクトの途中からサービスマネージャーとして参画しています。 

SHIFTへ依頼された内容は、プロジェクトの質向上。事業部の売上を高めるのが目的でした。一方で、必ずしも品質と売上が直結しないことはお客様ご自身も認識。 

それでも品質向上による売上効果を出す必要性がありました。 

事業会社出身かつ事業責任者の経験がある私は、こうした悩みが痛いほど理解できました。

そこでまず着手したのが、売上構造を分解したKPIツリーの作成です。内部取引やPLについてヒアリングさせてもらい、収支を洗い出したあと、細かく分類。1つひとつにKPIを設定していきました。 

その後、どの部分においてSHIFTのサービスが貢献できるかを可視化。売上に寄与するための具体策を提案し承諾を得ました。いまは、PMOの人数を3人に拡充し、KPIの達成に努めています。 

──案件を進めていくなかで、どんなところにSHIFTの強みを感じていますか? 

太刀川:横のつながりが強固な点ですね。部内には30~40人のサービスマネージャーがいるのですが、専用のチャットチャンネルがあり、さまざまな悩みや解決法が日々飛び交っています。 

また、「ONE-SHIFT」を掲げているとおり、グループ会社間、部署間ともに連携体制が確立されていて、お客様のどのような課題にも応えられる点に強みを感じます。 

二宮:グループ全体で最上流工程から下流工程の支援まで幅広いサービスラインアップを揃えていること、そして幅広い業界に対応できるのはSHIFTの特長ですよね。 

個人的には、組織変更を盛んに行っているのも長所だと思っていて。例えば、いま私たちが所属するのは、通信・ネット・メディアの3部署があわさって今期発足された部署なんですが、それぞれの知識やノウハウがしっかり共有され、融合している。組織としての進化を感じます。 

SHIFTは評価制度が確立されている「人的資本経営の会社」。だから、モチベーションが持続する

──いまの仕事の一番のやりがいは何でしょう? 

太刀川:SHIFTの基軸事業である品質保証事業に対して責任がもてる立場にあること。先ほどの事例でも少し触れましたが、これまでの自分の経験を活かしつつ品質保証PMの育成に携われているところにもやりがいをもてています。 

そもそもの転職の動機である給与の部分に関しては、成果に対してしっかり評価されている実感がありますね。 

二宮:SHIFTは成果がダイレクトにメンバーの評価に反映される、人的資本経営の会社。このことはモチベーションに大きく寄与していると思います。 

私は希望通り多くの業界にかかわり、複数の案件をもちながら、横展開したり拡大できることに喜びを感じています。 

──最後に、今後やっていきたいこと、展望をお聞かせください。 

太刀川:いま担当している案件を年間億単位の売上レベルに成長させ、ゆくゆくは会社や部の成長に貢献したいですね。 

二宮:私も、会社の成長スピードを追い抜く勢いで、自分のできる範囲を拡げ、売上拡大を目指していきたい。そして引きつづき、モデルケースである上長に近づく努力をしながら、はやく組織を運営する役割を担いたいです。 

──二宮さん、太刀川さん、本日はありがとうございました!  

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです) 

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