グループ長が答える! 流通・物流領域の案件特徴、仕事の面白さ、身につくスキル

2024/09/06

SHIFTの流通・物流領域では、百貨店や専門店、コンビニチェーン、調剤薬局などさまざまな業界の企業に品質保証・ソフトウェアテスト、PMOサービスを提供しています。

お客様の多くはBtoC事業を展開しており、よりよいサービスを消費者に提供したいという思いが強いため、スピードを求められるシーンが少なくありません。 

しかし世の中の多くの人が知る企業のサービスに携われることは、メンバーの大きなやりがいにつながっています。 

今回は、そんなSHIFTの流通・物流領域への応募を検討している方からよくいただく質問に、グループの中枢を担う近藤 幸一郎と重森 圭一郎に答えてもらいました。

  • 流通物流サービス部 副部長 兼 流通サービス2グループ グループ長 近藤 幸一郎

    前職は大手SIerにて、新卒から約15年在籍。一貫して流通大手小売業向けSI事業を担当。通常やエンハンス開発、大規模刷新(約1,000人月)が織り交ざるプログラムマネジメントを務め、営業と共に、受注からリリース、リリース後の保守まで一貫して主導。2019年5月にSHIFT入社。入社後も流通系のお客様を中心にプロジェクト推進支援、並びにテスト支援案件を、サービスマネージャー(※)として数アカウントを管掌。その後、同年9月の組織再編時に現所属のグループ長を拝命。当時60名規模だったグループが、現在は200名規模にまで成長・拡大。2021年9月より、産業流通・通信サービス部(現 流通物流サービス部)の副部長に。継続して流通系を管掌している。 

    ※複数案件を管理し、滞りなくサービス提供ができるよう責任を担う立場。 

  • 流通サービス1グループ グループ長 重森 圭一郎

    SIerとして保険のシステム開発に従事。マネジメント、リーダー業務を多数経験。またPMOとしてテスト計画作成支援、品質管理に従事。SHIFTに参画後は品質保証を中心とし、金融系では某メガ損保の大規模案件従事。流通では大手小売り・アパレル企業のテスト計画~設計などを担当し、近年は流通・物流サービス部にてグループ長を務めラインマネジメント主体として活動。

目次

身近なサービスやアプリに、コンサルタント目線をもって改善提案

Q1. SHIFTの流通・物流領域には、お客様からどんな相談が寄せられますか? 

重森:システムのリプレイスを依頼されることが多いです。例えばアパレルのお客様が海外にも自社ブランドを展開していくにあたり、グローバルでサービスレベルを統一するためのリプレイスなど。テストだけでなくPMOの役割もよく求められます。 

対象は店舗のPOSレジや在庫管理システム、スタッフのオペレーションをサポートするシステム、サードパーティや決済系の連携ニーズの高いECサイトなど。

私のお客様は最近ECサイトの大規模なリプレイスを実施しました。そうしたプロジェクトにおける品質保証が、SHIFTの果たす大きな役割です。 

近藤:流通のお客様が持つ事業は、一般消費者が生活するうえで利用するサービスやお店が多く、お客様はいちはやくよりよいサービスを届けたい、競合他社に先駆けてスマホアプリの機能を充実させたいなどとお考えです。そのためスピード感を求められます。 

そんななか、お客様の期待に応えつつ、世の中のニーズに訴求することがSHIFTのミッション。一般消費者の目線も活かして、エンドユーザーにとってよりよいサービスやシステムを実現しています。 

Q2.そういった案件における面白さを教えてください。 

重森:私たちの衣食住に直結していて、自分たちの生活に根づいている案件が多いので、「お客様の店舗でアルバイトしていました」「いつも買い物をしています」ということがあったりして。

そんな親近感をもつサービスやお店のシステムに携われるのは面白いですし、やりがいを感じやすいと思います。 

また当社はテスト事業をメインとする会社ですが、創業当時から根底にあるのはコンサルティングの考え方です。

テストだけで終わるのではなく、「品質保証コンサルタント」としてプロジェクト全体を見て最適解を探る視点をもって取り組むのが当社の価値だと思っています。 

ときに一歩引いて、お客様やプロジェクトに関わるベンダーに対する提案までできると、当社や自身の価値は上がります。 

自分たちが購入者になったときにそのサービスを使ったらと考えたり、実際に店舗を訪問してスタッフのPOSレジの使い方を研究したりと、さまざまな視点でお客様に具体的な提案をして課題解決していくのは正直簡単ではありません。

しかし、コンサルタント視点をもってプロジェクトに携われる点が、当社ならではの面白さです。

キャリアアップのイメージと、いま特に求めているリーダークラスの人材

Q3. SHIFTにおけるキャリアアップの環境について教えてください。 

近藤:我々が提供しているサービスは2つあります。1つはソフトウェアテスト、もう1つはPMOサービスです。若手はまずテストから担当し、自身のスキルを高めてもらいます。 

テスト実行リーダーや設計リーダーなどを経験すると、PMOの道がひらけてきます。

人によって複数案件を管理したり、ラインマネジメント的な業務もミッションとなるサービスマネージャーに挑戦したい方と、現場でスペシャリストとして活躍しつづけたい方がいると思いますが、そうした要望は本人のキャリア形成次第で叶います。 

定期的に実施している面談で「5年後にどうなっていたいか」を起点に上長と目線をあわせて、ご自身のキャリアプランを考えるというのがSHIFT流です。 

Q4. 特に求めているというリーダークラスにおいては、どのような人材を求めていますか? 

重森:「SHIFT3000」(売上高3,000億円に向かう成長戦略)に寄与していただきたく、リーダークラスの方にはPMOアソシエイトや、テスト実行リーダー・テスト設計リーダーを担ってもらいます。 

求めているのは、そのときの状況によって何が最適かを考えながら自ら動ける人ですね。

わからないことがあればまわりの人に聞けばいいし、知識が必要であれば学べばいい。とにかく物事を前に進めつづける力をもっていてほしいです。 

実際にいま活躍している人材は、物事を前に進めるためにどういう段取りを組んで、誰を巻き込めば良いかを考えながら動いています。

さらにお客様のプロダクトを直接触ってシステム業務の理解を深めるなど、自ら動いてプロジェクトの全体像やその周辺環境を俯瞰して見られるようにしています。

こうした準備により、何か問題が発生しても止まらずに動きつづけけられるのです。 

近藤:メンバーの目線に立てるかも重要だと思います。指示した通りに物事が進まなかったとき、きちんと原因を見極めて前に導くのがリーダーの役割。

プロジェクトに困難や壁はつきものですが、その際に例え個人ではむずかしくてもチームで困難や壁を乗り越えられれば問題ありません。 

Q5. 面接では、どんな点を見て候補者のスキルや互いの相性を確認していますか? 

重森:主に3点見ています。1点は開発をやってきたかどうか。システム開発の知識が必要なので、設計ドキュメントを見たりシステムを触ったりできる人がいいですね。 

2点目はマネジメント経験があるか。少人数でもかまいません。 

3点目は人柄。相手の話に興味をもち適宜質問をするなど、積極的にコミュニケーションをとれるかどうかを見ています。

こうした積極性がある人だと、何か問題が起きたときでも行動しつづけられるのではないかと思います。 

近藤:職務経歴やこれまでの経験は書類で確認しますが、そのときにどう対応したか、困難な場面でどのように乗り越えたかを尋ねたときに、自分なりの言葉で話せると人柄が伝わってきますね。 

流通業界の案件はスピードのほかに柔軟性も求められるので、フォーマットやマニュアルがないと不安を感じるタイプだと少しむずかしいかもしれません。

お客様やメンバーに配慮しつつ、そのときどきで柔軟に判断し、能動的に動ける人だと向いていると思います。 

スピードをゆるめられないからこそ。判断力やマネジメント力が一段上へ

Q6. SHIFTの流通関連部署だからこそ描けるキャリアのイメージを教えてください。どんな経験ができ、どんなスキルが身につくのでしょうか。 

近藤:コンビニやスーパーマーケット、調剤薬局、など幅広い業界のお客様のプロジェクトに携わることは大きいと思います。各プロジェクト内で業務も幅広なので経験値があがります。 

また開発期間が短く、ローンチまでのスピードがはやいこともあるので、問題が発生したときに即座に解決するなど思考のスピードをはやめていく必要があります。

メンバーに状況を伝えて指示を出していくうちに、判断力やマネジメント力が培われるはずです。 

PMOサービスも提供するSHIFTでは事業会社とSIerの両方の視点を経験できます。キャリアの幅も広く、自身の希望にあわせてペース配分からチューニングできます。本人のやる気さえあればチャンスは数多く存在しますよ。 

重森:流通・物流領域で相当数のメンバーがアサインされ存在感を放つものの一つが、大手アパレル企業の案件です。

そこでは英語スキルを活かし、世界上位シェアを誇るECサイトの海外展開を支えることを通じ、大規模案件でご自身の成長を実感できるはず。 

またどの案件においてもお客様との距離が近いため、ポジションにかかわらずお客様と直接会話する機会が多数あります。  

Q7. ナレッジ共有や勉強会などの仕組みはありますか? 

近藤:勉強会が随時開催されているのと、月1回オンラインでグループ会を実施しています。各自が参画している案件の取り組みや成果、失敗などナレッジをシェア。

連絡を取りあうきっかけにもしているんです。このような機会を通じて、プロジェクトの垣根を越えられるように工夫しています。 

重森:また配属後の立ち上がりがスムーズにいくよう、メンター・メンティー制度も導入しております。

先輩社員とペアになることで、業務に関する相談はもちろん各種ツールの使い方や資料の場所、社内の誰にどうエスカレーションするのがいいか、というようなさまざまな疑問を気軽に解消できる制度です。

配属から4週間、本制度が適用されますが、その後も継続も可能ですのでなんでもメンターに相談してもらえたと思います。 

最後に 

いかがだったでしょうか?流通・物流領域の現場を取り仕切る二人それぞれの考えを今回は聞くことができました。同領域で叶うキャリアアップについては、部長・櫻井も別記事でも語っています。 

そちらの記事も、ぜひ読んでいただけると幸いです! 

(※本記事の内容は、取材当時のものです)

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