これまでのキャリアとは異なる保険領域で。磨かれるマネジメントスタイル

2024/04/10

長年リース業界の案件を中心にキャリアを積んできた髙﨑。SHIFTに入社して約5年経ったいま、彼は保険業界の案件に携わっています。 

新たな領域に飛び込んだ髙﨑は、マネジメントする案件数、メンバー数も増えて、着実にPMとしてのスキルアップを叶えています。その裏側にはどんな努力と苦労があったのでしょうか。 

PM、サービスマネージャー(※)の両方の役割を担う髙﨑の1日のスケジュールから紐解いていきます。 

(※)複数案件を管理し、滞りなくサービス提供ができるよう責任を担う立場 

  • 保険・証券サービスグループ 髙﨑

    2019年4月入社。SHIFT入社前の2社にて要件定義~保守までの業務を担当、主にリースの業種においては開発を含めて約15年間携わる。SHIFT入社後は決済、保険の業種において案件PMとして主にチーム管理を担当。現在は保険・証券サービスグループのサービスマネージャーとして奮闘中。好きな酒は芋焼酎ロック。

──まずは髙﨑さんの業務内容を教えてください。 

髙﨑:現在、保険・証券サービスグループのサービスマネージャーとして、5つのプロジェクトを管理しています。 

そのうちの1案件である某保険会社のシステム刷新プロジェクトで、 SHIFTはソフトウェアテスト工程におけるテスト設計・実行を担当。私は品質保証PMと実行チームのPMを兼務しています。

髙﨑さんの管掌範囲

髙﨑:品質保証PMは全体統括を行いながら、毎週お客様のCIO(最高情報責任者)と打ち合わせがあるので、それに向けたデータのとりまとめや報告書作成がメイン。

そして実行チームのPMとしてはPLやメンバーと密にコミュニケーションをとりながら、案件が円滑に進むように指示を出す役割を担います。 SHIFTからは設計チームのPM、各PLとメンバーあわせて約20名体制で参画中です。 

残りの4案件については、SHIFT側のPMを含めたチームメンバーと週次の打ち合わせでプロジェクトの進捗・状況をすりあわせ、各PMのフォローやアサイン検討を実施。このように業務は広範囲にわたります。 

──保険業界の案件の特徴はありますか? 

髙﨑:保険加入の流れとしては、昔は担当者がパンフレットで保険の種類を説明し、利用者が紙の申込書を記入することが一般的でした。

しかし、現在では、利用者がスマホやタブレットで操作し、比較検討から申し込みまですべてオンライン上で行うのが主流となっています。 

このようにペーパーレス化が進み、システム刷新が多いことが保険業界の特徴ですね。SHIFTは上流工程からの支援やソフトウェアテストを通じてお客様の事業成長をサポートしています。 

現在参画中のプロジェクトで扱うのは、保険加入者だけでなくオペレーターも使うシステムで、入力情報の確認と加入審査のバッチ処理を行うもの。その結果をもとに各承認者へ承認フローがまわるような仕組みです。

──髙﨑さんは長年リース業界の案件と向き合ってきましたが、現在は保険業界を担当しています。苦労したことは何でしょう。 

髙﨑:車や設備などのリースにおいても保険をかけるのでそこの知識はありましたが、全体的な業界知識を身につけることに苦労しました。 

大部分は理解できていても、コアな部分で理解が及ばないときは私よりも先に参画しているメンバーや、業界経験が豊富なほかのメンバーにも助けてもらって理解を深めています。 

一方でプロジェクト推進やメンバー管理などのPMとしての業務内容は、お客様の業界は違えど通じる部分は多くあるのでこれまでの経験を活かしながら仕事をしています。 

SHIFT入社後はマネジメントするメンバー数も増えましたし、お客様側のCIO(最高情報責任者)とコミュニケーションをとる立場になるなど、PMとしてのスキルアップを実感しています。 

お客様とのコミュニケーションにおいてはその方の立場や役割を意識し、どう伝えたら理解、納得してもらえるのかアレンジしながら会話のなかで求められていることを想像し、話を組み立てる能力が向上したと感じています。

──ご自身の案件だけでなく、4つの案件を管理するのは大変だと思いますが……1日のスケジュールを教えてください。

髙﨑:ここでは打ち合わせが多い日のスケジュールをご紹介しますね。案件内で役割を兼務していることもあって、打ち合わせが多いです。 

基本的に打ち合わせがない時間は、案件の進捗確認や情報収集、資料作成、今後のプロジェクト方針などを検討しています。 

また予定が空いていると、メンバーからミーティングを設定されることもあります。相談はいつでも受け付けていますからね。

内容もさまざまで、案件に関する相談もあれば、年に2回の目標設定シートに記載する内容をいっしょに考えたり、お客様へのプレゼンテーションの練習もつきあいます。

9:00
勤務開始、現在はオンサイト(お客様先に出社)と在宅勤務のハイブリットワークです。  

9:00~10:00
PM案件
【社内】設計チーム/実行チームの朝会をそれぞれ毎日30分実施。メンバーそれぞれが今日のタスクを報告し、私からは連絡事項を伝えています。 

10:00~11:00
PM案件 
【社外】お客様と開発ベンダー、SHIFTでの打ち合わせ。障害対応状況、進捗確認をする場です。 

11:00~12:00 
PM案件
【社外】お客様と週次で進捗確認や課題の共有などを打ち合わせで行います。 

12:00~13:00
お昼休憩。出社の日はランチに行くことが多いですね。 

13:00~13:30
PM案件
【社外】アカウントマネージャー(※)といっしょにお客様と翌月以降の体制・予算に関するに打ち合わせを行います。 

(※)お客様単位での案件管理や、すでにお取引のあるお客様の課題に対する提案活動・折衝を行うポジション 

13:30~14:00
PM案件 
【社内】実行PLと来週以降のスケジュールを確認するミーティングを実施。 

14:00~15:00 
サービスマネージャー案件 
【社内】プロジェクトの進捗状況のすりあわせを週次のミーティングで行っています。 

15:00~16:00
PM案件
PM案件の情報・進捗収集や資料作成、方針検討を行います。 

16:00~17:00 
PM案件 
【社外】CIOとの打ち合わせ。事前に作成した報告書をベースに話しています。 

17:00~18:00 
PM案件 
【社内】テスト設計チーム/テスト実行チームの夕会をそれぞれ毎日30分実施。メンバーそれぞれが今日の進捗報告を行います。 

18:00~19:00
サービスマネージャー案件 
【社内】グループ長に自分が担当するすべてのプロジェクトの状況報告を、週次のミーティングで行っています。 

週次のミーティングがない日は、資料作成や細かなタスクを進めていきます。ちょうどいま年2回の評価時期でして、チームメンバーとの評価面談に向けた準備もしています。 

終業後:飲みに行ったり、ゲームをして楽しんだりと、リフレッシュするようにしています。 

──もともとはPMとしてSHIFTに入社されましたが、いまはサービスマネージャーとしても活躍されています。ポジションが変わったときの心境を教えてください。  

髙﨑:これまでは自ら手を動かして仕事をしてきましたが、年齢的にも管理側を経験することでキャリアアップに繋がるとポジティブに捉えましたね。実際、サービスマネージャーになることで仕事の幅も広がりました。  

サービスマネージャーの仕事は性にあっていると感じていて、 私はメンバーに対してつねに門戸を開いている状態にし、いつでも相談に乗れるようにしています。自分の仕事が多少後まわしになってしまっても、困っているメンバーを助けることが最優先です。 

またアサインの都合上、メンバーが私の管掌以外の案件に変わってしまったとしても、1年間は責任をもってそのメンバーの評価者を務めています。距離を感じさせないように日頃からコミュニケーションをとりながら彼らの動きを必死に追いかけます。 

それでも状況が見えづらいときは、案件のマネージャーやリーダーに活躍ぶりや今後の課題感をヒアリングするなど工夫が必要です。

管理するメンバーが増えていまは約15名をみていますが、人数が増えても一人ひとりと向き合う姿勢は変わりません。 自分の動きをしっかり見てくれている、とメンバーに安心感を与えることで信頼関係が成り立つ。メンバーとの絆を大切にしていきたいと思っていますね。 

一方で苦労した点としては、自身がPMとして入っている案件だけに没頭しすぎないようにすることですね。PMの仕事もしつつほかの4案件の状況を把握しなければいけないので、つねに視野は広くもつよう意識しています。

──どんなところに仕事のやりがいを感じてきましたか? 

髙﨑:SHIFTに入社してからいくつもの案件に携わってきて、大変な場面ももちろんありました。

ただどんな案件においても、SHIFTの仲間と困難を乗り越え、無事にリリースを迎えていて。達成感を共有できるシーンがあるのは楽しいですよね。 

また個人としても、壁を乗り越えたからいまここにいる、と自己成長を実感できています。 

──髙﨑さん、本日はありがとうございました! 

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです) 

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