切り拓いてきたから、語れることがある。人事のリーダー×人事のフロントランナー 

2023/12/14

SHIFTの人事。

その歴史、強さ、そして未来を、人事のリーダーである菅原 要介(上席執行役員 人事本部 本部長 )と、フロントランナーとして「SHIFTの人事」を形づくってきた棚田 純大人事総務統括部 統括部長)が語り尽くしました 

  • 上席執行役員 兼 人事本部 本部長 菅原 要介 

    慶応義塾大学大学院 理工学研究科修了。株式会社インクス(現:SOLIZE株式会社)に新卒入社し製造業コンサルティングを経験後、2008SHIFTに参画。品質保証事業を本格化する折に、大手Web制作会社QA部隊の組織化コンサルを手がける。その後、新規事業の立ち上げを経て、ビジネストランスフォーメーション事業本部全体の統轄に加え、採用・人事施策・人材マネジメントなど、SHIFTグループ全体の人事領域を管掌している。

  • 人事本部 人事総務統括部 統括部長 棚田 純大

    2007年立命館大学文学部卒業後、衣料品メーカーの社長室にて経営企画業務を経験。 採用コンサルティングを行うベンチャー企業を経て、人材関連企業に入社。事業拡大に伴いHR部門強化のニーズがあったSHIFTに対して人事組織の立ち上げを支援。その後SHIFTに自らの身を投じ、20149月より現職。従業員10,000人を超えた今も、さらなる拡大プロセスにおける組織開発に現在進行形で関わる。 

目次

事業部、人事お互いで会社をつくっている。その意識が大きな変化を生んだ  

菅原:1万人。この規模には簡単になることができないし、働きたいと思われなければ、ここまで仲間は集まってくれない。1万人という数字は、みんながSHIFTグループをいい場所だと感じてくれた証拠じゃないかな。 

棚田:いまほど人事に関わるあらゆるものが整備されていなかった2012年に入社しましたが、そのころから「1万人になる」と信じてやってきたので、その通りになったという感想です。 

実は、入社前に人材紹介会社にいて、パートナーとしてSHIFTに関わっていました。そして、「すごいことになりそうな会社だな」と惹かれて転職をしたぐらい、当時から可能性を感じていたんです。ビジネスモデル、マーケット、優位性、SHIFTはどれも普通の企業とは違いましたから。 

菅原:棚ディ(棚田の愛称)は大変だったと思うんだよ。かつてのSHIFTにも人事制度や評価制度はあったけど、いま振り返ってみると、どれもがモチベーションに対してダイレクトにヒットするものではなかった。そういったフェーズから人事制度を整え、各部署で急激に高まる採用のニーズにも応えてくれたよね。よく、ここまで踏ん張ってくれたなと。 

棚田:入社当初は、人事や採用を隅々までやっている人がいませんでした。「すごい企業になる」と信じていたから、培ってきた経験を活かして貢献しようと決意したのを覚えています。勢いのあるSHIFTの足をとにかく引っ張らないように、ひたすらやってきました。 

そのなかで、私にとってもSHIFTの人事にとっても、大きな転機となったのが、菅原さんが人事の責任者になったことです。 

菅原:2018年に人事本部 部長(事業部の責任者と兼務)に就任したけど、それまでは事業部側の責任者。事業部側にいたときに気になっていたのは、人事との大きな壁。各部署の人材需要と採用のバランスが悪く、もどかしさをずっと胸に秘めていたから、「事業部と人事の壁をとり除かないといけない」っていう使命感はあったよね。 

棚田:菅原さんが人事を率いる前後は、多くの仲間が続々とSHIFTに合流していた時期。正直に話すと、当時、採用面、仕組み面などで限界を感じていたんです。何か変えていかないといけない。そう悩んでいるときに、事業部側を熟知する菅原さんが、人事も管掌することになった。最適なリーダーがきてくれたと思いましたね。 

菅原:丹下さんの想いを汲みとりながら、棚ディ達がつくってきた人事があって、それはいまでもすごいものだったと尊敬しているんだよ。そんな棚ディ達がつくった人事の考え方を尊重しつつ、事業部側の考え方を取り入れるようにした。「人事、事業部お互いで会社をつくっている」という雰囲気を醸成させていったことで、大きな変化が生まれていったよね。 

どんな施策でも採用でも、すべては事業を伸ばすため  

棚田:人事の教科書的な事例や方法論は通用しないのが、SHIFTなんです。菅原さんがリーダーになって以降、動画面接にはじまり、転職居酒屋などもやりました。

課題を徹底的に考え抜いて、本質を追求する。そして施策の効果や結果の仮説を立てて、既存の方法論で満たせなければ、自分達でその目的にあうものを生み出す。SHIFTの考え抜く力とやり切る力は、特別なものだと思います。 

菅原:応募者数を増やすためにテレビや駅で採用CMを流したこともあったね。これは、とにかくバットを振り切ったかな。ほかにも事業部と深く連携するためにHRBPを導入したり、いまは地方採用にも力を入れている。

SHIFTは多種多様な事業領域があって、年齢もバラバラ。さまざまな人達がいるからこそ、どんな人でもわかりやすい制度を心がけ、レイヤーごとに欲求を満たせる施策づくりをしているよね。 

棚田:SHIFTに入社する前、世の中にある「人事」の常識のなかで生き、イロハを覚えてきました。その常識から抜け出せず、SHIFTが貫くやり方に戸惑ったこともあります。

しかし、SHIFTはどんな施策でも採用でも、すべて事業を伸ばすことに直結している。このこともまた、私が大きく影響を受けた点です。 

菅原:事業を伸ばすためには、どれくらいの人が必要か。そこから逆算して、どれくらい採用や人事施策に投資をしたらいいのか。そういった考え方を丹下さんはもっていて、人事においてもその考え方が根幹にあるよね。 

棚田:SHIFTの人事を語るうえで、評価の仕組み化も外せません。私が入社したころは、丹下さんが一人ひとりを面談することができました。しかし、いまの規模でそれは不可能です。

仕組みで同じ質を担保しながら、すべての仲間を公平に評価する。いまもなお磨きつづけている評価の仕組みが、SHIFTの人事を進化させているのではないでしょうか。 

菅原:たしかに、仕組み化はSHIFTにとって大切なもの。仕組み化しないと、スケールしないって考えているよね。ただ、中心にあるのは、人を大切にする会社でありたいということ。丹下さん自身が人をとても重視している。

そういう土壌のうえで、エンジニアがもっとも幸せになる施策は何なのか、どうすればSHIFTで働いていて本当によかったという環境になるのか、人事として徹底的に考えて、それらを生み出そうとしているよね! 

「人事の常識、変えてみせる」という想いをもち、10万人を目指していく 

菅原:会社は人生を楽しむ場所であってほしい。丹下さんの受け売りだけど、私自身も望むことは同じ。自分を成長させるために、むしろSHIFTを利用し、どんどん楽しんでもらいたいよね。実力主義で、手をあげればチャンスが多い。ほかの企業よりも成長を楽しめる機会はたくさんあるはずだから。 

棚田:社内にもグループにも仲間がたくさんいて、さまざまな事業領域があります。チャンスをつかめる機会にも恵まれている。成長意欲をもって、自らアクションを起こしていけば可能性は無限大だなって思うんです。そんなSHIFTの真の魅力を、人事としてもっと伝えていくことが、ひとつの使命ですね。 

菅原:SHIFTグループが1万人を超えたということは、とてもすばらしいこと。でも、私達が目指している姿は10万人。1万人という数字は通過点にすぎない。どうしたら10万人という仲間がSHIFTグループを楽しい場所だと思ってジョインしてくれるのか、まさに作戦会議中だよね。 

棚田:普通のことをやっていたら、10万人という数字の達成は遥か先。世の中にある人事のやり方ではとうてい辿り着きません。

だからこそ、本質をとらえて、徹底的に考え抜く。そして仮説を立てて検証し、必要なら事例や方法論にない施策を生み出して、バットを振り切る。それこそがSHIFTたるところですし、そんなSHIFTなら10万人は当然到達できる数字じゃないでしょうか。 

菅原:10万人を目指すことで視座が上がり、新しい発想が生まれる。その新しい発想のもと、みんなの生産性が上がり、楽しく働ける場所や自分を成長させられる環境を、人事としては用意していきたいよね。 

棚田:できることだけやっていても、つまらない。私はそういう考え方をもっています。人事として1万人の仲間に対する最大限の取り組みをしながら、10万人という数字を目指して、挑戦をつねにしていく。

SHIFTはもちろん人事が成長するためには、まだまだやらなくてはいけないことがたくさんあると思っています。 

菅原:「その常識、変えてみせる。」がSHIFTのタグラインでしょ。「人事の常識、変えてみせる」という想いをもって、今後も常識にとらわれないチャレンジをしていかないといけない。

その結果、日本一の人事となり、さらには日本を牽引する企業にSHIFTがなればいいよね! 

(※本記事の内容は、取材当時のものです)​

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