コンサル出身者とSIer出身者が語る。「コンサル力」と「現場力」を磨ける品質PM/PMOの仕事とは 

2023/10/20

毎月開催しているSHIFTのPM/PMO採用オンライン説明会。 

2023年9月28日のトークテーマは「コンサル出身者とSIer出身者が語る。コンサル力と現場力を磨ける品質PM/PMOの仕事とは 」。 

産業流通サービス部部長の櫻井と、エンタープライズサービス部 SAPサービスグループのグループ長補佐を務める深津に、SHIFTで磨ける品質PM/PMOとしてのスキルについて語ってもらいました!本記事では、その内容をお送りします。 

1.SHIFTについて 

まずはSHIFTについて人事からのご紹介です。設立からまもなく18年、グループ従業員が1万名を超えたSHIFTの特徴を3つあげると…… 

・競合他社の少ない、品質保証というブルーオーシャン 
・属人的ではないソフトウェアテストの方法論を確立し、IT未経験者も活躍 
・お客様の売れるサービスづくりを支援。上流工程~運用保守まで総合ITソリューションを展開 

売上高は成長をつづけ、盤石な基盤ができている点をお伝えしました。 

そんなSHIFTにおけるPM/PMOとしての業務は、開発の一メンバーとしてプライムで参画するケースが多く、大きくわけて3つのパターンがあります。 

① 大規模プロジェクトにおける全体のPMを代替する、または支援するケース 

② 品質PMOとして、全体のうち品質面に特化して支援するケース 

③ 品質保証PMとして、個別テスト計画書の策定やテストチーム立ち上げ・けん引するケース 

課題やプロジェクトの性質に応じて対応するには、知識だけなく高い経験値が必要です。裏を返せばSHIFTではそうした市場価値の高いスキルを身につけることができるということ。 

さらにPM/PMOとしてのキャリアだけでなく、ラインマネジメントやコンサルタント・スペシャリストといったキャリア形成も可能であることをお伝えしました。 

登壇者について 

産業流通サービス部の部長を務める櫻井。前職は独立系のSIerで、12年ほどSEとして通信・金融系の案件に携わったのち、2016年にSHIFT入社。 

金融領域からキャリアをスタートしマネジメント職へ、2020年からは流通や産業領域を管掌。品質保証サービスを、小売・物流・製造・鉄道・医療・エネルギーなど幅広いお客様へ提供する産業流通サービス部を率いている。 

つづいてはエンタープライズサービス部SAPサービスグループでグループ長補佐を務める深津です。新卒から5年ほど、総合系コンサルファームにて会計領域のSAPコンサルタントとして活躍後SHIFTに入社。 

SAP関連の事業立ち上げに携わったのち、SAPグループ長として4年間、組織拡大に寄与。現在はより現場に近い立場でインスペクションの支援などプロジェクトマネージャーを務める茨城県からテレワーク勤務中。 

2.トークセッション 

───転職を考えたきっかけとSHIFTを選んだ理由は? 

櫻井:マネージャーとしてキャリアアップしたいと思ったときに、プライム案件に携わることができる会社に転職する必要があるなと考えたんです。となると大手のSIerが候補なのですが、それよりもベンチャーで、事業が伸びていけばポジションも増えるような、そんな可能性を秘めたSHIFTに惹かれて。 

7年前ですから当時のSHIFTは、いまよりさらにベンチャー感が強かったんですよ。エンジニアとして採用されて、短期間のうちに大規模な組織運営に携わることができているのでSHIFTを選んでよかったなと思いますね。 

深津:私は前職でもどかしさや、十分なやりがいを感じられずにいたんです。例えばSAPの導入自体が目的になってしまっていたことや、炎上プロジェクトも経験して「なぜこうなったんだろう」「炎上しないためにはどうすれば?」と考えるようになって。 

自分自身で事業をたちあげたいなと思うに至ったのですが、当時のSHIFTのようなベンチャーであればそれが叶うんじゃないかと。 

───前職で培ったスキルはSHIFTでどのように活かせているか? 

櫻井:前職ではメガバンク案件でPMOとして携わっていました。SHIFTに入社して半年後にはテストPMとなり、前職で培ったベンダーコントロール、プロジェクト推進の支援、上申資料の作成などのスキルがすべて活きたという感覚です。 

深津:プロフェッショナルとして仕事に向き合う姿勢は、SHIFTでも活きていますね。若手でも、入社してすぐだとしても、品質のプロとしてお客様と相対するのがSHIFTでは当たり前のことなので。 

それからお客様とベンダー企業の間に第三者的な立場で参画することも多いのですが、ベンダー企業がどうプロジェクトを推進するかについての経験・理解はいまも非常に役立っています。 

─── SHIFTでも「現場力」や「コンサル力」は磨けますか? 

櫻井:私からは現場力についてですが、磨けますといい切れますね。数多くのサービスラインナップのうち無形商材が大部分を占める私たちにとって、お客様に寄り添う姿勢はSHIFTグループ全体の特徴です。 

人と人でつながっていくことや、人が生み出すサービス力が大切で、IT業界でいう事務局PMOというようなルーティンワークはほとんどありません。プロアクティブにお客様と一丸となってお手伝いをするというなかで、現場力が身についていくと考えています。 

加えて事業会社側の目線も身につけられるのが大きな魅力ですね。テストをやって終わりではなく、お客様のサービス品質向上のためにさらなる提案にもつなげていく点も現場メンバーにとってやりがいにつながっていると思います。 

深津:コンサル力についても、もちろん回答はイエス。養えます。これについては私がいま携わっている案件について少しご紹介しますね。 

基幹システムを刷新するプロジェクトで、エンドユーザー側に立って品質向上や可視化をしています。設計段階になってご相談をいただいてからの途中参画だったため、早急に品質状況を把握する必要があったんです。 

これに対して、それまでお客様が「なんとなく品質が悪い」としか捉えられなかった部分を具体的に可視化し、明確な改善策をスピーディにご提示することで信頼を獲得しました。そうしてベンダー企業に対して提言をするのですが、前職で同じ立場だったわけですから、当時の経験から的確な指摘ができていると思います。 

───<櫻井さんへ>SIerPMSHIFTの品質PMPMOの違いは?どのようなところに面白みが? 

櫻井:SHIFTの品質PM/PMOは、システムを事業会社であるお客様と一緒につくっていく点が一番の違いであり面白みですね。 

事業に寄り添った製品・サービス開発を進めるにあたって、SHIFTに期待いただいているのは、杓子定規的に、データをもって品質を上げることではないんです。 

「魅力的品質」のようなエンドユーザーや生活者が使いやすいシステムを実現するために提言してほしいという期待や、社内の教育まで助けてくれないかと声をかけてもらうことも多くあります。 

こうしたプロジェクト上流から参画するPMOは面白みが圧倒的だと思いますね。 

───これから転職を検討される方へ向けて、ひと言おねがいします。 

櫻井:SHIFTは刺激的な会社ですよ、というのは面接でいつも伝えています。ただ、意識が高くないとやっていけないのか、と心配されるかもしれないのですが、そこはご安心いただければと。 

これだけの規模の企業になりましたので、どんどんキャリアアップしていきたい人もいれば、着実に成長したい人、緩やかに安定した環境で働きたい人など色んな人がいますし、そして幅広い業界や規模の案件もあります。 

ですからそれぞれの希望にも答えられるよ、という点も伝えておきたいですね。 

深津:ここ数年、SAPの世界は炎上プロジェクトが多いのですが、理想としてはプロジェクト開始前にSHIFTへ声をかけてもらい、一緒にプロジェクトを進めることで炎上やトラブルを回避するということ。SHIFTにはそのノウハウがあります。 

炎上のない世界をつくりたい、という思いに共感いただけるかたにはSHIFTはぴったりかなと思いますので、ご応募おまちしています。 

3.質疑応答  

さてトークセッションはここまで。質疑応答タイムへ移りました。寄せられた質問のなかから、以下の二つをご紹介します。 

───「これはSHIFTでないとできなかったな」と思った仕事や経験はありますか? 

櫻井:マネジメントのところで、その内容ももちろんですが、昇格のスピード感はSHIFTならではと思いますね。チャンスが転がっていて、年功序列はまったくないというのはきっぱりといえますね。 

深津:新しいサービスを立ち上げる経験ですね。SHIFTは何かをやろうと決めたときのスピードと、力の入れ具合がすごいんです。櫻井さんがおっしゃるとおり、チャンスが多いので手をあげたら任せてもらえる機会も多いですね。 

───櫻井さんは転職時に大手SIerも受けられましたか? 

櫻井:受けましたね、テストベンダーといわれている競合他社も。大手SIerさんからはオファーもいただけたのですが、安定よりもチャレンジングな環境に身をおきたいなと、そういう気持ちが大きかったんです。 

代表の丹下の発信内容が刺さったというのも大きいですね。「下請け構造を破壊する」というメッセージが、まさに下請け企業にいた私の興味を強く惹いたことを記憶しています。 

───炎上の防止や解消という話があったが、原因は品質だけではないと思います。品質以外でどういった原因が多いか、SHIFTとしてどのように解決に向けた動きをしているのでしょうか? 

深津:よくある例としては、開発側の体制が不十分で進捗が芳しくない、PMのスキル不足でプロジェクト全体のガバナンスがきいてないなどがあげられます。 

前者についてはSHIFTがテスト支援を行うことで開発とテストを分業して開発者が開発に専念できるようにしたり、後者であればPM支援としてSHIFTが参画したりといったイメージですね。プロジェクトの状況に応じて参画方法はさまざまで、一概にはいえないんです。 

───戦略コンサルのような仕事はありますか? 

櫻井:あります。プロジェクトの企画段階から入り、経営層に予算上申するフェーズから支援するといった、いわゆる大手ファームが担うような案件もSHIFTに声をかけていただくことが増えてきました。 

そこはコンサルティング部が担当するのですが、プロジェクトが立ち上がって実際のテスト工程の支援や、PMO支援が必要となれば、品質保証サービスの部署と連携してサービスを提供しています。 

その他にも質問が尽きず、多くの参加者にSHIFTという会社へ興味をもってもらえたのかと思います! 

この記事を読んだあなたも、SHIFTについてもっと知りたいと思われましたら、ぜひPM/PMO採用のHPをご覧いただければと思います。 

https://recruit.shiftinc.jp/lp/pm/

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、イベント開催当時のものです)