キャリアと、生き方の追求──意志ある人が輝く環境でライフステージを一歩前に

2023/10/10

SHIFTであれば、「なりたい私」を叶えることができる──。A.Rは、2022年8月にSHIFTへ入社した後、かねてから交際していた人との結婚を決めました。

「一人前のPMになりたいという夢をあきらめたくないし、プライベートも充実させたい。30歳という節目を迎え、こうした思いが最高潮に達し、転職を決意しました。職種、働き方などの希望条件を10項目ほどあげてから活動に臨んだのですが、そのすべてを満たしていたのがSHIFTでした」

とはいえ、期待値が高いからこそ入社後のギャップもあったのでは?

キャリアと、生き方を追求しながら、慎重に道を選び歩んできたA.Rに、SHIFTでの仕事のやりがいや働きやすさについて本音を聞きました。

  • 産業流通サービス部 産業サービス2グループ R.A.

    大手IT企業で、サブスクリプションサービスのCRMシステムを一貫して担当し、開発、ブリッジSE、サービスPLなどさまざまな職務を経験。プライベートを充実させながらも、PMとして幅広くプロジェクトに関わっていきたいと考え、SHIFTへ入社。趣味はサウナとボードゲーム。

  • 22歳

    新卒で大手IT企業入社

    サブスクリプションサービスのCRMシステムのサーバ開発に携わる

  • 25歳

    同サービスのブリッジSEを担当

    大規模案件を、中国と共同開発を2年間対応し、納期通りにシステムのリリースを完了
    その後、開発からPLの立場で仕事を担当

  • 30歳

    同サービスがオンプレミスからクラウド移行対応

    PLを担当

  • 31歳

    SHIFT入社

  • 32歳

    金融機関アプリ開発のPMを担当

目次

「最前線で働きつづけたい」──理想の職場を求めて転職活動をスタート

────転職に至った経緯について教えてください。

新卒で入社したのは、大手IT企業。在籍した8年間は、サブスクリプションサービスのCRMシステムを一貫して担当していました。

開発を3年、中国企業とのブリッジSEを1年、サービスPLを4年と、さまざまな役割を経験できたものの、基本的には決められた要件をきっちりこなす流れ。要件定義に参画する機会はありませんでした。

「もっと幅広いプロジェクトに関わってみたい」「PMとして上流工程からよりよい方法を提示しつつ、お客様に寄り添いたい」という思いは募るばかり。

加えて、日々の暮らしに重くのしかかっていたのが残業時間です。多いときには月60時間ほど発生し、体力的な厳しさを感じるようになりました。ライフイベントがあってもプロジェクトの最前線で働きつづけたいと願う反面、前職の環境だと、むずかしいだろうなと感じていました。

実際多くの方が、ライフイベントに際して他部署へ異動。子育てが落ち着くと戻ってこられる方が多く、自分が追求したい姿とは少し違ったんです。

あらゆる面から将来への不安を感じていたタイミングでアサインされたのが、オンプレミスからクラウドに移行するという大プロジェクトでした。

やり切ったと同時に「この会社では、もうこれ以上の大仕事を担うことはないな」と腹を決め、本格的に転職活動をスタートさせました。

短期間で多様な案件にアサイン。適性を見つけ出そうとするスタンスがうれしかった

────入社前も入社後も「驚き」があったと伺っていますが、どのような「驚き」があったのでしょうか?

転職活動をはじめて2社目に応募したのがSHIFTでした。下調べをしてから臨んだものの、選考段階から驚きの連続でした。とりわけ画期的に映ったのが「動画面接」。候補者に許可を得たうえで面接を動画で記録し、関係部署がチェック。一両日中に合否を判断するSHIFTオリジナルの手法です。

候補者側としては内定通知が3日程度で届いてありがたかったですし、面接が1度きりなので、面接官の手間も省けます。「タイムパフォーマンスを意識した会社」という印象は、平均残業を気にしていた私にとってプラスに働きました。

入社してからのギャップはほとんどありませんでした。むしろ期待していた以上に自分の意向を汲み取ってもらえている実感があります。上司に対して、キャリアやプライベートについて本音ベースで話せているのは、はじめて。自分でもびっくりです(笑)。

入社後、半年間で複数のプロジェクトを経験。前職は一貫して同一案件を担当していたことと比較すると、非常に刺激的でした。実現したいと考えていた、多様な経験を積むことはクリア。それ以上に自身の適性を見出そうとしているように感じて、そのスタンスがうれしかったです。

意を汲み、成長環境を提案してくれる上司がいる

────現在の業務内容を教えてください。

SHIFTが支援する金融機関15行のアプリ開発のうち、3行のお客様側のPMを担っています。要件を決めて、ベンダーに開発を依頼、QCDのコントロールが主なミッションです。

お客様側の担当部署に対しては、要件定義のタイミングから提案を行うことができています。具体的には「この機能をリンクさせると、利用者にとって使いやすいのでは」、「他銀行の取り組みを取り入れて、コストをいくら押さえることができます」など。

実は、次のライフイベントとして想定しているのが、妊娠と出産。「その前に、できるだけ技術力を高めて昇給しておきたい」という意向を考慮してもらったうえでのアサインでした。

上司から、「希望を叶えるとなると少しストレッチした案件だけど、どう?」という提案をいただけたことがうれしく、参画を決めました。

前職ではサーバー系の業務に関わってきたため、アプリ開発の経験はゼロ。チームに入ってから数ヶ月間は、基本情報をキャッチアップしながら、業務推進をする厳しい状態がつづきました。それでも、これまで大きなトラブルもなく進められているのは、SHIFTならではのカルチャーのおかげだと思っています。

────カルチャーについて、具体的に教えてください。

現場でかなり助けられているのが、メンバー・部署間の横連携です。お客様先には私のほかに8名のSHIFTメンバーがそれぞれの案件に参画しており、いずれもPMのエキスパート。全員が「15行すべてのアプリ開発を底上げしていこう」と全体最適化を目指しながら業務に取り組んでいます。

週1回定例会議をしながら、進捗を共有。品質に関しては特に意識が高く、少しでも不具合になりそうな所見があったら、即対策を練るようにしています。

個人的には、経験の浅い私に対して、メンバーが知見やノウハウを惜しみなく共有してくれることがとてもありがたいです。アドバイスをいただくたびに「もっとがんばろう、成長しよう」と思えます。

独自の品質管理システムや教育制度という、心強い仕組み

────他にも、SHIFTの好きなカルチャーや制度はありますか?

いちエンジニアとして、うなってしまったのが、テストを管理するツールの「CAT」。開発工程や品質管理をすべてオンライン上で一元管理しながら、テストの進捗と障害の対応状況をリアルタイムに把握できるシステムです。

複数のExcelとプロジェクト管理ソフトウェアをつかって管理する企業が大半だという認識が強かったので、はじめてCATを触ったときは「ずっとほしかったものだ!」と大興奮。正確さとスピードを両輪で叶えるCATの完成度の高さにいまも助けられています。

加えて、成長実感につながっているのが「トップガン」というSHIFTグループ従業員を対象にした社内のキャリアUP制度です。そのなかのトップガン検定は合格率がかなり低いのにもかかわらず、社員1,000人がチャレンジしつづけるその理由は、勉強しながら実践力がつくことにあると思います。

不足しているスキルや知識がわかると同時に、引き出しもどんどん増えていくんです。

合格すれば、希望のポジションに就けるうえに、昇給も可能。「指定資格をとると〇万円支給」というような短絡的なものではなく、キャリアに直結する仕組みなので、長期的なスパンで取り組むことができます。

子育てしながら、第一線で活躍できるPMを目指して

────チャレンジしてみたいことや今後の展望について教えてください。

SHIFTに入って1年4ヶ月。この短期間のうちに、私の生活はがらりと変わりました。残業が大幅に減ったことで、結婚に踏み切ることができ、家族とともに暮らしはじめました。

自分は人と話すのが好きだから、手を動かすよりもコミュニケーションでものづくりに関わりたい──そんな思いからずっとPMを志してきましたが、この会社にきて、その夢も叶えることができました。いまはPMのエキスパートを目指して、コツコツと勉強しています。

より高いキャリアを目指しつつ、家族との時間を過ごせる環境を手にしたいま、これ以上の欲は湧いてきません。あえて今後の目標を掲げるなら、いまのペースを保ちつつ「子育てをしながら第一線のPMとして活躍したい」ことでしょうか。

理想をいうならば、半年にひとつのペースでトップガン検定に合格し、「自分がなりたいPM」に近づいていきたいです。

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)

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