「基幹・ERPサービス部の英知を集約すれば何でもできる」
そう自信をにじませるのは、同部を率いる宗廣晋司。
基幹システムが主な支援領域である基幹・ERPサービス部。経験者の方はご存じの通り、ERPの多くは、その複雑性から開発工程において炎上しがちです。
しかし宗廣は、「SHIFTは失敗しない方法を知っている」とはっきりといいます。
さまざまな案件を経験した結果、問題を予見し避けたり、素早く軌道修正するノウハウをもつ同部には多様な経験を経た、頼れる仲間が集まっています。
SHIFTの基幹・ERPサービス部の強み、そして目指す未来を宗廣に語ってもらいました。
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基幹・ERPサービス部 部長 宗廣 晋司
前職はWeb制作/システム開発会社にて品質管理および開発プロジェクトのPLを経験。また、SHIFTのテストビジネスの立ち上げプロジェクトに従事。2011年にSHIFTに入社してからは、福岡テストセンターの立ち上げやSHIFT ASIAの立ち上げにも携わり、パッケージ製品の品質保証を中心にプロジェクト管理、組織管理を経験し、21年9月から部長に就任。
目次
真の成功とは何か。それを考えられるのは、「第三者」だからこそ
基幹・ERPサービス部は、その名の通り主に基幹システムを担当している部署です。大手メーカー、製造、エンタメなど業界はさまざまですが、お客様は3タイプあり、それぞれでSHIFTの参画方法も異なります。
1つ目が事業会社。お客様が基幹システムを導入するプロジェクトに加わり、PMOや品質保証PMとしてお手伝いしています。事業会社にとってシステム導入は骨が折れること。日々の業務と並行して、受け入れテストやデータ移行、ベンダーをとりまとめて全体管理をするのはあまりに負担が大きく、現実的ではありません。
そこでSHIFTがPM/PMOとしての役割を代替し、お客様の負担を軽減すると同時に、品質も保証するのです。
2つ目が事業会社に対して基幹システムの導入を促すベンダー企業。SIerやコンサルティングファームですね。彼らの守備範囲外や人材不足の部分を私たちがサポートします。テスト領域だけを担当することもあれば、リソース不足の部分をSHIFTからディスパッチして補うこともあります。
そして3つ目が基幹システムを開発しているパッケージベンダー。法改正などに伴う既存製品の保守開発を含め、製品開発チームの一員として参画し、開発工程におけるテスト設計から実行まで担うことが多いです。
SHIFTの強みは、このようにERP導入におけるそれぞれの立場を経験しているからこそ、第三者としてプロジェクトの成功に必要なことを冷静に見極めることができる点です。そして成功のために「ツールフリー」、つまり自社製品がないので、あらゆる製品から適切なものを提案ができる点も大きいですね。
基幹システム導入の先、真に達成したいことは何か。そしてそのために必要なことは何か。エンドユーザーが本当に幸せな世界をつくるために考え行動ができる、それがSHIFTの基幹・ERPサービス部なのです。
炎上案件が多い市場で、「失敗しないためのノウハウ」をもつ
基幹システムの市場はつねに伸びながら変化していて、新しいことに挑みつづけないと勝ち残れません。1年前の話題があっという間に過去の遺産……「次はこれが出てくる」「今度はこれが伸びる」などの話題が日々湧いてきますが、大体は当たりませんし、ふと気づけばもう次の波が押し寄せてきているのです。
その背景に、エンドユーザー側の選択肢が増えていることがあります。情報が溢れたこの世界で、そこかしこでムーブメントが起こり、一人ひとりが独自に情報をキャッチしています。
どこで何が流行るか誰もわからない世界で、私たちは市場を読んで「こういう世界になる」と想像しては、その未来に必要なサービスや社会に寄与すべき価値をつねに考えつづけるしかないのです。
そんな基幹システムの市場では、炎上案件が頻発しています。要件定義の抜け漏れやデータ移行の失敗などがその火の元といわれており、こうした炎上はなかなか避けるのがむずかしいもの。
「炎上せずに成功する」といい切れる方法はこの世にあるのか?
そんな疑問に対して、SHIFTは「失敗しない方法」を知っています。これまでにいろいろな案件を経験しているからこそ、見えない仕様を可視化したり抜け漏れを見抜いたり、あるいは炎上をすばやく鎮火するためのナレッジを蓄積しているのです。
加えて多様な経験を積んできた人たちが多く集まっているため、彼らがこれまでのキャリアで得てきたナレッジもSHIFTの大切な財産になっています。例えば大型の基幹システム刷新プロジェクトのPMをベンダー・事業会社双方で経験した方、ERP導入の深い知見をもつコンサルファーム出身者など。
実は私、前職のシステム開発会社でPLを務めて、テスト工程をSHIFTへ発注する側の人間だったんです。当時から「SHIFTには優秀な人が多い」と肌で感じてきました。
それはいまも変わりませんし、さらには「基幹・ERPサービス部の英知を集約すれば何でもできる」と自信をもっていえるくらいの組織になっていると感じています。
私たちは市場で生き残り成長しつづけるために新しいテクノロジーの習得から応用まで、どんどん挑戦しSHIFTのサービスを進化させています。そうして日々、勝ち筋を探しつづけているのです。
英知を集約して、新しいサービスをつくる
挑戦する日々の先に僕が掲げているのは、「ERP業界のコミュニケーションハブになりたい」ということ。いずれERPのパッケージを丸ごとSHIFTでつくりたいと考えています。
現在、ERPはクラウド化がどんどん進んでいて、ユーザーにとっては基幹システムを選びやすい時代になりました。そんななか、SHIFTはツールベンダー企業ではないからこそ、しがらみなく、基幹システムの導入を検討している企業に対して適切な製品をパッケージ化して最適解を示せる存在になりたいですね。
例えば「規模500人の企業ならこのパッケージの組みあわせ」などの最適なマトリックスをつくりあげたい。ビジネスモデルをうまく構築できれば、お客様は低価格でシステムを導入・運用できるようになるはずです。
そうやって大手はもちろん、中小企業のDX課題までも解決する一助になりたいですね。SHIFTは社会課題を解決する会社ですから、日本中あまねく支援をしてDX推進を加速させたいなと。
今回お話しした未来を実現するためにSHIFTはいま、新たな仲間を求めています。開発を一通り経験された方、システム導入をベンダーの立場で経験された方、何よりそうした環境で苦労したことがある方はぜひ一緒にERP業界のハブとなることを共に目指しましょう。
かつて別の会社で働いていた僕は、あるプロジェクトでSHIFTのメンバーと一緒になり、優秀な彼らと働くことで大きな刺激を受けました。「この人たちと働きたい。自分の成長につながりそうだし、何より楽しそう」と思って、SHIFTへの入社を決めたのです。
そしていま。当時以上に面白さやワクワクを感じながら日々働いています。それはSHIFTがつねに変化し、新しいことに挑戦しつづける会社だから。そうした環境で一緒にビジネスを育て、新たなSHIFTの形をつくっていきたいと思う方はぜひ仲間になってください。挑戦できる環境を用意して待っています。
外部協力:小山 典子(執筆)
(※本記事の内容は、取材当時のものです)