文具メーカーの営業からITエンジニアへ!未経験から入社し成長できた理由とは? 

2023/06/16

IT未経験者(第二新卒)をぞくぞく採用すSHIFT。 

 まったくの異業種からエンジニアへと転身した彼らは、実際どのような成長を遂げているのでしょうか?いまの活躍の背景にある、想いや経験に迫ります。

  • サービス&テクノロジー本部 品質サービス統括部 エンタープライズサービス部 SAPサービスグループ T.M

    大学時代は心理学を専攻し、前職は文具メーカーの営業職として従事。2019年4月にSHIFTに入社。現在は入社後から参画しているプロジェクトにおいて要件定義からテスト実行、メンバーの育成まで幅広く携わっている。

私のこれまで

  • 22歳

    新卒で文具メーカーに入社。

    営業に携わる 

  • 23歳

    SHIFTに転職。SAPグループに配属 

    SAP未経験だがテンプレート開発支援業務に携わり経験を積んだ 

  • 27歳

    SAP導入案件に参画

    積んだ経験を活かし同顧客の導入案件に参画 

目次

文具メーカーの営業職だったけど…実は、IT業界に向いていた!? 

───早速ですが、新卒で文具メーカーの営業職として入社した理由を伺いたいです!

T.M.:就職活動の軸からお話しても大丈夫ですか?大きく3つあって、「地元・関西を離れて一人暮らしがしたい」「将来的に好きな商材の商品企画・モノづくりに携わりたい」、あとは文系だったので、「最初は営業!」と思って会社を探していました。

文具や雑貨などが好きで、就活時はそういったものを商材とする企業を幅広く見ていました。文系出身でも商品企画・デザインに携わりたいという想いが強かったので、それが実現できることも重視。自ずと、志望する企業は絞られていきましたね!

───競争率も、ものすごく高そうですね!

T.M.:余談ですが…、実は私、営業職にとって重要な車の運転が苦手なんです(笑)。 前職の文具メーカーでは、面接でその点も伝えたうえで内定をいただけたので、入社しました。

───そうだったんですね!入社後は思い描いていた通り、モノづくりに携わることは出来たんでしょうか?

T.M.:はい、実現できました!新商品の企画段階からアイデアを出したり、「こうした方がいいのでは?」と意見を伝えたり…。

───素敵ですね!かなり順風満帆に見えますが、転職のきっかけは何だったんですか?

T.M.:大好きな文具を扱ってはいたのですが、業界として売上も、成長率も右肩下がりだったんです。前職の文具メーカーでは昇給もあまり見込めず、将来の自分をイメージすることが難しいと思ったことが、転職のきっかけになりました。

───「好き」という気持ちだけで働きつづけるのは、難しい部分があったんですね。

T.M.:そうですね。ロールモデルとなる女性役職もほとんどいなかったので、明るい未来はなかなか描けなかったです。

───とはいえ、初めての転職に不安はなかったんでしょうか?

T.M.:もちろん、不安はありました。とはいえ現職に残ることは考えられず、周囲に相談しながら気持ちを整えていきました。世間では、「3年はいないと!」とも言われていますが…。その意味も重々理解しつつ、「次の会社では地に足つけて頑張る!」と覚悟を決め、入社3年を待たずに転職に踏み出しました。

───葛藤はあったんですね…!では、転職先にはどのような企業を考えていたのですか?

T.M.:今後も伸びていきそうな業界に転職したかったので、当初からIT業界は視野にいれていました。学生時代からPCに多く触れていて、MOS(Microsoft Office Specialist)の資格なども取得していたので、迷いはなかったです。あとは、IT業界に進んだ友人からの近況報告などを通して、業務をイメージしやすかったことも後押しになりましたね。

───PCへの苦手意識はないとはいえ、IT業界は未経験。そこに対する不安はありませんでしたか?

T.M.:その不安はあったので、IT業界のなかでも”教育環境”が充実している企業を中心に探しました。エージェントの方からも、SHIFTの研修については太鼓判を押されていたので、安心して応募しました!

───研修・教育はSHIFTの強みですからね!その他、重視していたことはありますか?

T.M.:入社しないと分からない部分でしたが、ワークライフバランスが取れることと、業務で知識や経験を身につけて、自分の価値を高められることですね。

───前職は、ワークライフバランスがとりにくかったのでしょうか…?

T.M.:営業担当が多い企業ではなかったので1人で担当するお客様が多く、商談準備に時間がかかっていたんです。また遠方のお客様に伺うときは運転時間も長くなり、かなり仕事に割かれる時間が多かったですね。商談の準備は特に気にならなかったのですが、運転はもともと苦手でしたし、負担が大きかったです…。

───知識、経験に関してはどのように考えられていました?

T.M.:商談準備を通して、商品知識はどんどん身につきました。文具は好きな商材ですし、そこは本当に楽しかったです!一方で、自社商品をもつ企業ということもあり、身につけた知識は社内でのキャリアアップには重要でも、汎用的に社外でも通用する知識とは少し違うようにも感じていました。

右も左もわからない状態からのスタート。そこから自分が変わっていった

───SHIFTに入社したあと、感じたギャップはありますか?

T.M.: IT業界そのものはイメージ通りでしたが、SHIFTには少しギャップがありました。入社するまでは「品質保証を軸にビジネスを展開している企業」という認識だったので、入社後の業務は製品やWebサイトに対するテスト実行や設計などが主だと思っていました。でも、私の場合、そういったタスクの割合はかなり低かったんです。

───たしかに、それはギャップですね!!実際はどういった業務が多かったですか?

T.M.:お客様先での要件定義や、事象調査が業務のほとんどを占めていました。当時は「品質保証の業務が自分に合うと思って入社したのに…」と思うこともありましたね。でも、要件定義などを通して業務全体への知識を深められ、適切なテストの実施や自身の成長に繋がっていることに気づき、そのギャップを乗り越えることが出来ました。

───稀有なケースですが、ポジティブに捉えて成長に繋がっていてよかったです!反対に、最も達成感があったことは何でしょうか?

T.M.:チーム内のリードを任せてもらい、プロジェクトをやり遂げたことです!そのプロジェクトでは、企業内の全業務を一元的に管理するシステムのバージョンアップ、ローカライゼーションに合わせて、機能追加についての業務の要件定義、品質保証などを行う必要がありました。

多岐に渡るタスクに優先順位をつけながら、改善点の提案を行い、メンバーのサポートと教育も並行させながら、半年間のプロジェクトを完遂。この経験が、いまでも自信になっています!

───すごいですね!成功の要因はなんだったのでしょうか?

T.M.:それは…SHIFTに入社して、自分に起きた変化が関係しています。SHIFTに入社するまで、自分にとって仕事は単にタスクを消化することでした。しかし入社後、言われたことをこなすだけでは自分の価値は上がらないと気付き、業務中は少しでも知識の幅を広げることを意識して動くようになりました。

───大きな変化ですね!なにかきっかけがあったのでしょうか?

T.M.:未経験入社なので、SHIFTでの日々は右も左も分からない状態からはじまったんです。入社当初は、「わからないことができたら、まずは自分で調べて考える」「それでもわからないときは相談する」というルールを自分に課して、とにかく必死でしたね。でも、その積み重ねによって、自分が出来ることを増やせただけでなく、仕事に対する能動的なスタンスが醸成されたんですよね。

───素晴らしいですね!何がそこまでT.M.さんを奮い立たせたのでしょうか?

T.M.:成長意欲や向上心が人一倍強い!というタイプではないのですが、「自分が任された役割は全うしたい。任せてもらった人の気持ちに応えたい」という責任感が原動力になっていると思います。

───気持ちは凄く分かりますが、抱え込んでしまいませんか?

T.M.:まったくないとはいえませんが、上司の方が私の性格まで理解してくれているので、とても救われています。同性の上司ということもあり、相談も気軽にできるんですよね。あとはオンオフをしっかり切り替えて、プライベートは大好きなLIVEに行くことで、リフレッシュしています!

「SHIFTに飛び込んでよかったよ」と、転職を迷っていた自分に伝えたい

───T.M.さんが考える、SHIFTの魅力を教えてください!

T.M.:入社前は意識していなかったのですが、評価制度ですね。SHIFTでは仕事を頑張った分だけ評価がされ、給与として努力が返ってくるので、つらい状況でもこれを乗り越えることで評価をしてもらえる、と考えれば踏ん張れますし、給与が上がると評価を実感できます。あとは、話しやすく穏やかな人が周囲に多くて、仲良く仕事が出来ている点も魅力ですね!

───いいですね!上司の方もT.M.さんの成長を楽しみにされていると思いますよ!

T.M.:自分のペースですが、コツコツ頑張ります!(笑)

───では、次の1年、自分が期待されていると思うことはなんでしょう?自分が成し遂げたいことでも!

T.M.:そうですね。長く参画していたプロジェクトから別のプロジェクトに移る予定なので、自分の知識をメンバーに伝えきることですね。自分だけがもつナレッジを可視化して、シェアできる仕組みをつくっていくことにやりがいを感じています。メンバーの負担が少しでも軽くなるよう、最後まで奮闘します!

───現在のプロジェクトの集大成といった感じですね!では最後に、転職に悩んでいるときの自分へアドバイスできるとしたら、何を伝えますか?

T.M.:悩んでいる間にとりあえず動いてみよう!3年は働いた方がいいなんて世間ではいうけれど、若いうちは少しでもはやい方がいい!合わないことを我慢しながら続けるより、合う仕事に少しでもはやく出会えるように転職をして、そこで長く続けることを考えてみよう!IT業界、SHIFTに飛び込んで良かったよ!…と伝えたいです。

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)