「やったらやった分だけ、対価が得られる」
言葉にすると、ものすごくシンプルです。けれどそれがカルチャーや制度、評価基準、現場スタッフの裁量まで落とし込まれている会社は、どれだけあるでしょうか。
本記事の主人公M.R.は現在26歳(取材当時)。前職では2年弱、システム開発に携わりました。
「どんなに努力したとしても、前職の企業では、評価結果はみんな横並びなんですよね」
自分がなりたい姿を社内に見いだせずにいたM.R.は、SHIFTで水を得た魚のように活躍しています。入社から2年。彼女のこれまで、そして未来への思いを聞いてみました。
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サービス&テクノロジー本部 品質サービス統括部 金融サービス部 保険・証券サービスグループ M.R.
某生命保険のグループ企業にて、新契約システムの開発を務める。要件定義、設計、テスト、移行リリース、保守を経験したのち、SHIFTへ。趣味は、水泳・カフェ巡り・アニメやドラマ鑑賞・編み物
私のこれまで
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22歳
日本女子大学理学部卒業
日本水泳連盟に所属しての大会運営、アルバイトに積極的に携わる
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22歳
新卒で、大手保険会社のグループIT企業に入社
2年弱、新契約システムの開発に携わる
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24歳
SHIFT入社
テスト実行案件に携わる、キャリアUP制度であるトップガン検定(※SHIFTグループ従業員を対象とした社内制度)の「トップガン10」合格
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25歳
様々な案件に参画し、経験を積む
テスト設計案件、テスト管理案件、PMO案件に携わる
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26歳
トップガン15合格、SHIFT AWARD受賞(1Q SHIFTER賞)
目次
業界経験3年未満での転職。評価制度が明確なところに惹かれた
学生時代はアルバイトや部活動に積極的に関わって、自分の努力次第で対価が得られるような経験をしてきました。そのため初めは、インセンティブで給与が決まるような実力主義の会社を希望し、保険の営業などを見ていたんです。
最終的には大学で情報学を専攻していたこともあり、IT企業を中心に業界を再検討することに。そこで保険業界とITの掛け合わせで、大手保険会社のシステム開発と運用をするグループ企業に入社しました。
「安定した基盤のある企業のほうが安心かな」とも思って。でもやっぱりあいませんでした。年功序列はもちろん、昇給制度が不明瞭だったり、先輩方のなかに思い描いていたようなキャリアを積んでいる方もいなかったり。
自分の努力や成果をちゃんと評価してくれるような実力主義の会社が私にはあっているのだろうと、2年弱で辞めました。
しかし転職活動をしてみると、業界経験3年以上の実績がないと、選考の土俵にも上がれない現実に直面しました。SHIFTはそれがない数少ない会社だったので、早い段階でたどり着いたんです。
さらに求めていた、成果に応じて昇給されるシステムがある会社だと知り、とても興味を持ちました。
SHIFTが他の企業よりも魅力的だったのは評価制度です。絶対評価であることに加え、細かく定められた職級段階とそれに紐づく給与について選考中に教えてもらいました。
個人的に「何歳までにこれぐらいのスキルで、いくらぐらいの年収になっていたい」というキャリアイメージは漠然ともっていたのですが、当時はまだ20代前半で経験もほとんど積めておらず。何をどうすれば自分が成長できるのかを具体的にはイメージできていませんでした。
でもSHIFTの職級では、それぞれの段階でどんな能力が必要なのかが明文化されているんです。今より上を目指そうとしたときに、自分が伸ばすべき部分が明確で、そのために何をどう頑張ったらいいかをいう道筋を考えることができる。昇格したら給与がどのくらい増えるのかも見えているのでモチベーションにもつながると感じました。
事前にそうした情報をシェアしていただいたことで、自分の成長イメージがクリアになり入社を決めました。
自分を認めてもらうために、やったこと
SHIFTに入社して最初に担当したのは、保険システムのテスト実行でした。本稼働前の最終段階であるユーザー受入テスト(UAT)において、設計通りに動作するかを確認する業務です。
保険サービスのWeb申し込みを刷新する大型プロジェクトで、テスト量が膨大であったことからお客様のリソースでは対応が難しく、SHIFTに声がかかりました。すでにスケジュールがビハインド気味だったので、なんとか予定しているリリースに間に合わせようと。
Webサイトでの申し込みから、情報が正しく管理画面に反映されているのか。管理画面でのお客様情報の修正や契約内容の変更などの動作に不具合がないかなど、一人当たり1日のテスト実行の平均件数は50件ほどですが、私は多い日で350件対応したこともあります。
テスト期間は5ヶ月、総テスト数は20,000件を超えましたが結果的にスケジュール通りにプロジェクトは完了。テスト実行数という目に見えた結果で自分が役に立てたという実感をもてたことがうれしかったです。
それから半年でトップガン検定(※SHIFTグループ従業員を対象とした社内制度)のうち、登竜門であるテスト設計のトップガンに合格。もう1件、保険システムの案件を経て金融システムの品質保証・テスト管理を担うことになりました。
メンバーのなかには大手証券会社から出向してきている方も複数いました。私は業界についてはほとんど無知な状態。自分より業界や実務知識が豊富にあるメンバーに囲まれていたんです。
だからこそ、分からないことは分からないと素直に聞くことを心がけ、積極的にコミュニケーションをとりながら進めました。私がもっているシステムの知識と、彼らの実務知識をかけあわせてバリューを発揮するという意識で取り組みました。
案件の終わりはまだずいぶん先だった時点で、実はもう報告書を完成させていたんです。先を見越しての行動をみて、メンバーからもようやく管理者として認めてもらえるようになったのは嬉しかったですね。
SHIFTに「年功序列」の文字はない。成果を正しく評価してくれる文化がある
SHIFTらしいなと思ったのは、いまお伝えした金融システムの案件で、私のパフォーマンスを評価していただき、プロジェクトの途中でポジションを上げてもらったことです。
お客様の課題は、システム障害が多くエンドユーザーにとっての不都合を生むだけでなく会社としての信頼低下にもつながりかねない状況だったこと。まずはSHIFTとお客様側からメンバーを集め品質管理(QA)チームを発足しました。
私はそのなかの一メンバーだったのですが、PMが過去の障害を分析したところ「開発ルールが守られていない」「開発メンバーの知識レベルにばらつきがある」という2つの問題点が見出されました。
前者については、開発の各工程における第一承認者としてQAチームが内容を形式チェックすることにしました。ルールに則って詳細に確認し、障害を未然に防ぎます。
後者については、成果物をQAチームでチェック。SHIFTに蓄積されたノウハウをもとにレビューをすることで品質の保証ラインを一定に保ちました。ただレビュー者によって指摘内容の幅や深さは多少変わってくるんですね。
私は積極的にお客様とやり取りをして、指摘箇所を幅広くかつ細かく挙げ自分に出来る限りのことをとにかく妥協せずに取り組んでいました。
するとしばらくしてPMが「本プロジェクトでの君のポジションを一つ上にあげよう」と提案してくれたんです。本当に変えてくれるんだ、しかもプロジェクトの途中でもと驚きました。
自分の仕事の成果をちゃんと見ていただいていたことがうれしかったし、正当な評価をして反映してくださったのは、とてもSHIFTらしいなと思います。
自分の努力次第で、叶えたい未来に近づく会社
さらに上位級のトップガン検定にも合格し、単価アップをして次の案件にアサインされることが決まっているのですが、こうした区切りがあるところがいいと思っています。
案件が変わるとメンバーもガラッと変わるのですが、SHIFTで働くバックグラウンドが多様な方と接することで、視野が広がります。今後も個人的に学ばせてもらいたいという方に、案件が終わってからも連絡をとることもあります。
これからは女性としてのライフイベントも迎えたいし、ゆくゆくはITコンサルを目指しているので、20代のうちにPMOの経験を積みたいですね。評価基準に則って仕事をしていけば、思い描いた未来予想図とズレがないので、とても働きやすいです。
近くに目指したいと感じるロールモデルの方もいるので、背中を追いながら実力をつけていきたいと思います。
(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)