出社回帰が加速するなか、地域ごとに異なる出社頻度の実態とは?全国のITエンジニア3,200名のアンケート結果!

2025/12/12

テレワークの縮小や出社回帰の動きが広がるなかで、 ITエンジニアのオフィス出社に対する意識はどのように変化しているのでしょうか。

そこでSHIFTは、全国のITエンジニアを対象にアンケートを実施。

「現在の出社頻度はどのくらい?」
「どんなときにオフィス出社が必要だと感じる?」

現状の働き方の実態、オフィス出社に対する考え方を調査しました。

※SHIFTは、2025年10月20日~11月4日、日本全国のITエンジニアを対象に「オフィス出社に関する意識調査」(インターネットによる任意回答)を実施しました。

本記事では、有効回答約3,200名の回答内容を集計・分析した結果を掲載しています。本記事で示す割合は、あくまで調査対象者の回答に基づくものです。

あなたの現在の出社状況を教えてください(単一回答)

回答に大きな差はみられませんでしたが、「毎日出社」がもっとも多い結果となりました。特定の業務やプロジェクトがオフィスでの対応を必要とする場合や、企業文化として対面でのコミュニケーションを通じたチームワークを重視されている場合が考えられます。

一方で、出社頻度が「月1回以下」、「週1~2回」とリモートワークを主体とするITエンジニアも半数以上を占めています。

ITエンジニアの出社回帰が進むなかでも、現在もITエンジニアの出社状況は多様であり、企業やプロジェクトのニーズに応じてさまざまな働き方が存在するようです。

また、ITエンジニアの出社状況は地域によって異なることがわかりました。

関東のITエンジニアは、他地域に比べて「毎日出社」の割合が少なく、オフィス出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッドな働き方が多い傾向があります。

一方、関東以外の地域では「月1回以下」の回答も関東より多いことから、「毎日出社」と「月1回以下」と働き方が二極化している傾向があるようです。

あなたは現在の働き方に満足していますか?(単一回答)

※本質問は「あなたの現在の出社状況を教えてください」の回答値をもとに集計しています

出社状況が「毎日出社」や「週3~4回出社」の働き方に満足している人は約半数にとどまっています。また、「満足していない」と答えた理由については、「通勤時間が負担」との回答がもっとも多く、次いで、「家事や育児、趣味との両立がむずかしい」、「自己研鑽の時間が少ない」などがあげられました。

頻繁な出社を求められる働き方に対して、肯定的な意見をもつ人が一定数いるものの、全体的には満足度が高いとはいえない状況がうかがえます。

一方で、出社状況が「週1~2出社」や「月1以下」の働き方に満足している人が8割近い回答となり、リモートワークを中心とした働き方が多くのITエンジニアに支持され、高い満足度につながっているようです。

この結果から、働き方の満足度は出社頻度によって異なる可能性があることがわかりました。出社回帰が進むなかでも、柔軟な働き方を求める声は引きつづき根強いようです。

どんな制度や環境があれば、オフィス出社してもよいと思いますか?(複数回答)

もっとも多かった回答は「出社日や時間を柔軟に選べること」で、約7割のITエンジニアが選びました。

自分で出社タイミングを調整できることは、個々のライフスタイルや家庭の事情にあわせて働くことができるため、ワークライフバランスの向上に寄与します。また、混雑時間帯を避けた通勤ができることもメリットとしてあげられます。

次いで、「自分の働き方にあったオフィス環境がある」、「デスク環境に関する補助、好きな機器を選べる制度がある」の回答が多く、快適に働ける環境が整っていることも、出社意欲を高める理由となっています。

特にリモートワークでデスク環境を自分にあった環境を整えた人が多いのではないでしょうか。そのため、オフィス環境の充実は重要なポイントとなりそうです。

そのほか、自由記述では「オフィス(サテライトオフィス)が自宅の近辺にあること」や「飲食費の補助、社食などの福利厚生の充実」といった利便性や経済的負担の軽減もあげられました。

柔軟な働き方と快適なオフィス環境の整備が、ITエンジニアの働きやすさと生産性向上に寄与し、オフィス出社を前向きに捉えられる理由になりそうです。

オフィス出社が必要だと感じるのは、どんなときですか?

半数以上の回答者が「上司やプロジェクトメンバーが出社しているとき」、「新しいプロジェクトの開始時や目標設定をするとき」、「後輩のトレーニングを行うとき、新しい業務を教えてもらうとき」にオフィス出社したほうが、仕事がしやすいと選択する結果となりました。

人との関わりがうまれるシーンでは、対面でのコミュニケーションを重視する傾向がうかがえます。オンラインでは得にくい温度感やチームの一体感を大切にしたいと考える人が多いのではないでしょうか。

さらに、自由記述の回答では「ホワイトボードを使用したいとき」や「気分転換のための出社」、「メンバーとのランチ会や飲み会があるとき」といった理由もあげられ、業務効率だけでなく、気分転換や業務以外での人との交流を目的とした出社も一定のニーズがあることが明らかになりました。

これらの結果から、オフィス出社は単なる業務の場としてだけでなく、コミュニケーションやリフレッシュの場としても重要な役割を果たしていることがわかりました。

SHIFTの本社オフィス徹底活用とは?

2023年9月に麻布台ヒルズ 森JPタワーへ本社を移転したSHIFTは、案件を中心に進めるためのサテライトオフィスとは別に、本社を人的資本投資の場として活用する取り組みを進めています。

社内外の技術イベントや、社内表彰制度「SHIFT AWARD」などのイベント会場としての活用に加え、案件のキックオフミーティングの開催場所としても利用されており、対面でのコミュニケーションがより効率的に機能する場面での活用が進んでいます。

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