今回の記事の主人公M.M.が所属する基幹・ERPサービス部ERPサービスグループは、30代・2〜3歳児を抱える子育て世代も多い部署です。子どもを2人3人、なかには4人のお子さんを育てている人もいますが、互いにフォローしあっています。
そんな部署で働くM.M.は現在、3人目を妊娠中。
昔から子どもは3人ほしいと考えていたわけではなく、SHIFTに入社後、先輩たちを見て「家庭にも比重を置きながら働けるなら、新しい家族を迎えてもいいかも」と自然と思えたそうです。
そんなM.M.が、SHIFTでのリアルな働き方を語ります。
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サービス&テクノロジー本部 基幹・ERPサービス部 ERPサービスグループ M.M.
新卒で鉄道会社に入社、3年後に退社し中国北京に留学。帰国後は基幹システムの導入PMとなり上海駐在も経験。夫のアメリカ駐在に伴い専業主婦になるが、5年のブランクをへて2023年2月にSHIFTへ入社。SHIFTの拠点がない島根県から就業し、ERP導入案件に参画している。
目次
妻でも母でもない自分をもちたい。専業主婦からのキャリア復帰
——まずはSHIFT入社前のご経歴を教えてください。
生活を支えるインフラに関われて地域おこしにも貢献できそうと考え、新卒で鉄道会社に入社。ちょうど新たな複合商業施設を建設しようとしていたころで、私はその開発に関わっていました。
望んだ仕事に携われている一方で、次第に鉄道会社だからこそ‟地域が限定されること”に限界を感じるようになったんです。
加えて、もともと抱いていた海外で働きたいという気持ちが膨らんできたので退職し、中国・北京に1年間語学留学しました。
その後、ベンダー企業に基幹システムの導入PMとして転職し、上海に2年間駐在したこともあります。
結婚を機に退職し、夫の転勤によるアメリカ駐在をへて、日本に帰ってきました。現在は夫の転職先の勤務地である島根県で暮らしています。
——さまざまな場所を拠点にしてきたのですね。お仕事を再開したきっかけは何ですか?
私は専業主婦期間が5年間あって、その間に子どもが2人生まれているんですね。自ら望んだ生活に満足はしていましたが、正直、もっと自分のキャリアを高めたかったという一面もありました。
子どもが成長して手がかからなくなるにつれ、母や妻としての自分だけでなく、また社会人としての自分をもちたい。フルタイムで働きたいと思うようになり、転職活動を開始したのです。
そのなかで出会ったのがSHIFTで、テスト事業で業務拡大しているのがユニークだなと。在宅勤務が可能なポジションで、残業も平均月10時間だったので、育児をしながらでも働けそうと思いました。
——テスト事業にユニークさを感じたのはなぜですか?
前職はシステムを開発して販売するベンダーだったのですが、導入後のテストに関しては業務の範囲外でした。
でもERPで業務の標準化を謳うのであれば、テストも標準化できるだろうし、その観点で運用にも寄り添えるコンサルタントでありたいと私は思っていて。
SHIFTは何に対しても標準化していこうというスタンスをもっているのがいいな、と。しかもテストという強みをもっている点にも惹かれました。
——ブランクがあると転職活動はむずかしいと思れがちですが、SHIFTの選考はいかがでしたか?
5年のブランクがあることを含めてこれまでの経歴を人材紹介企業にお伝えしたところ、紹介されたのがSHIFTだったんですね。
SHIFTは、私が専業主婦として過ごした5年間に行ったプライベートな活動も評価してくれました。
当時、アメリカに住んでいて、現地の奥様を集めて勉強会を開催したり、コミュニティや外国人との交流会に参加したりしていたのですが、その話を興味深く聞いてくれたのです。
わかりやすい職務経歴や業務実績だけでなく、パーソナルな部分を見てくれているのを強く感じました。
最初からうまくはできなくても。支えてくれる人たちがいる
——SHIFTに入社以来、どのような仕事に携わっていますか?
大手銀行の人事給与システム導入プロジェクトです。私はそのなかで、福利厚生領域においてコンサルタントを担っています。
現場担当者に近い立場でシステムの組み方など細かいところまで理解しながらプロジェクトマネジメントできるのが面白いですね。
——久しぶりの仕事復帰、大変だったのでは?
入社してから半年くらいは、けっこう大変でした。一度、上司に「育児との両立がむずかしい、スキルアップもできない」と泣きつきましたね(笑)。
でもそのとき「5年もブランクがあるし、前職のPMとは異なる役割を務めているのだから当たり前だよ」といわれて。
おかげで「そうだよね、最初からうまくはできないよね」と吹っ切れて、そこからは地道にコツコツやっていこうと頭を切り替えられました。
そこから少しずつお客様の信頼を得られるようになり、現在は担当として独り立ちできています。
——現在、具体的にはどのような働き方をしていますか?
私が参画しているプロジェクトの所定時間が9〜18時なので、8時半くらいに子どもを保育園に預けて、9時少し前に始業しています。
18時であがって保育園に子どもを迎えに行き、帰宅したら家事や育児に取り組む、というのが基本の流れです。
上司からは入社前に「M.M.さんのポジションは裁量労働制なので、子どもが体調を崩したとかで中抜けしても多少の融通は効く。実際、ほかのメンバーも子育てと両立して、ときにははやめに迎えに行ったりしているので気にしなくていい」といってもらえて、案件にあわせつついまの勤務時間を実現しています。
——急な休みや早退が発生した場合、プロジェクト内ではどのように連携しているのですか?
急に保育園へお迎えに行かなければならなくなったとき、Slackですぐにチーム全体に伝えます。すると「お大事に」「行ってらっしゃい」などリアクションをもらえるので、気兼ねなく仕事を抜けられますね。
もちろん夏季休暇など事前に決まっている休みのときは事前に引き継ぎ作業をしますが、突発的な休みの場合は自発的にフォローしあっています。
自分だけで抱え込まず、互いの働きやすさを実現していく
——もうすぐ第三子の出産で産休育休に入るそうですね。
私はこれまでの妊娠時につわりがひどかったので、妊娠がわかって1週間後にはプロジェクトのリーダーに相談し「体調的にしんどいことがあるかも」と前振りをしました。
男性の上司なのですが、そういった体調の変化もすごく理解してくれて、むしろ「おめでとう」といってくれてうれしかったですね。
そこからマネージャーやグループ長にも話がいき、いつから産休に入るのかを話しあい、人事から具体的な産休開始日や仕事復帰日などを教えてもらいました。
誰かに「どうしたらいい?」と聞くまでもなく、リーダーがスケジュールを引いてくれて、業務内容においてもどのタイミングで後任を立てるか、手離れしたあとはどの業務をやるかなど筋道を立ててくれて、とてもスムーズでしたね。
また、つわり中に寝込んだ際も、リーダーがさりげなくお客様にフォローを入れてくれて「気にしなくていいよ」と声をかけてくれたのでありがたかったし心強かったです。
——そうだったんですか!それぞれに家庭があって、事情があるのが当たり前だからこそメンバー内でフォローしあっているのですね。
SHIFTは「自分だけで抱え込まない」という風土があります。私が所属しているプロジェクトでいうと、どのポジションにもメイン担当とサブ担当がいて、誰か一人しかその領域についてわからないという状況がありません。
ERPサービスグループは、男性陣にも小さい子どもを育てていて積極的に育児に関わっている人が多く、お母様の介護をされている人もいます。
急に「母が入院することになったので、明日から数日休ませて」という状況もありますが、まわりのメンバーがフォローするのでプロジェクトを止めることはありません。
一人ひとりの生活にあった多様な働き方を実現できるのがSHIFTのいいところですね。
育児休暇後、はやく戻ってきたい
——SHIFTで働きはじめて約1年たちますが、いかがですか?
在宅勤務だと会社やグループとのつながりが薄くなって互いが何をしているのかわからないのかなと入社前は思っていたのですが、全然そんなことがなくて。社内イベントが活発で、オンラインでも楽しめたり身になったりするものも多いんですよ。
遠方で一人働いているという感覚はなく、会社に対する帰属意識をもてるのだからすごいなと思います。
私は本当にSHIFTが大好きで、産休育休が終わったらはやく戻りたいくらい。そんなこと、これまでの会社では思ったことがありません(笑)。
——どんなところが好きなんですか?
仕事内容は面白くてやりがいがあって、いっしょに働いているメンバーも面白いところです。そして子どもたちと向き合う時間がある。
自宅で仕事をしているので、隙間時間で掃除したり昼休みに夕飯を仕込んだりすることもできますし、ありがたい環境だなと思っているんですよ。
——最後に転職を考えている人へのメッセージをお願いします。
ERPサービスグループは家庭とのバランスが本当にとりやすいチームです。
私の場合は島根から勤務していますが、家でも会社で働くのと変わらない仕事ができているのは自分にとって大きな自信になります。
SHIFTが得意とするテスト事業は、まだまだ伸び代がありますす。学びつづけ、自分を高めつづでけるという意識が強い人にとっても、SHIFTはとてもよい会社だと思います。
家庭とのバランスをとりながら、向上心ももって仕事がしたい人はぜひSHIFTでいっしょに働きましょう!
(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)