結婚や子の誕生など、ライフイベントをきっかけに働き方を見直した経験のある人も多いのではないでしょうか。H.N.もその一人。
自分が望むキャリア形成を実現しながら、これから子どもにかかる教育費のためにも収入アップを実現したいと考えたそうです。
SHIFTに入社してからどのようなキャリアを歩み、評価を得てきたのか。H.N.の歩みを聞きました。
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サービス&テクノロジー本部 ITソリューション部 インフラサービス1グループ H.N.
新卒で地方公務員として入庁。情報セキュリティ関連の部署に配属されたことからIT業界に興味を覚え、転職。前職ではオンプレ環境のサーバーハードウェアの設計構築に5年間従事した。2021年に第一子が誕生したことを機に、収入アップしつつ技術を追求できる環境を求め転職を決意。2022年4月にSHIFT入社。
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22歳
新卒で地方公務員として入庁
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24歳
情報システム部門へ配属
業務を通じてIT業界に興味をもつ
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27歳
IT業界へ転職
未経験で入社。勉強しながら業務に取り組む
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30歳
結婚。第一子が翌年誕生
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32歳
SHIFT入社
製造業向け基盤更改プロジェクトにメンバーとして携わる
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33歳
空運業向け基盤更改プロジェクトに参画
PMとして携わる
目次
子どもの誕生と、仕事のモヤモヤが重なった
―――地方公務員からエンジニアに転身したそうですね。これまでの経歴を教えてください。
H.N.:新卒で地方公務員になり、あるとき情報セキュリティ関連の部署に配属になったんです。インフラ系のエンジニアと話しながら案件を進めるなかで、IT業界に興味をもち、転職を決意しました。
そうして入社したのが前職で、ローカルネットワークの社内システム環境におけるサーバーハードウェアの設計構築に従事していました。未経験での入社だったため、最初の1年間は先輩社員といっしょにアサインしてもらい、勉強しながら業務に取り組む日々。
2年目からは自分主導で動けるようになり、複数案件を並行して担当しつつ、インフラの知識を深めていきました。基本的にはエンジニアとして手を動かすことが多かったのですが、途中からPMとして自社メンバーの管理や、お客様とのコミュニケーション窓口も同時に受けもつようになりました。
担当したのは、官公庁向けのシステムリプレイスやサーバーサイドなど。前職が官公庁だったこともあり、地方団体の案件が多かったですね。
そんななか、2021年8月に子どもが生まれ、今後の教育費のことが気になるようになったのです。前職で働きはじめて約5年。入社当初から順調に年収アップしていたものの、そこから先は少々見込みが薄い。
また私は技術を極めたいのに、次のステップとしては管理者としてマネジメントを担うことが確定している。と、ちょうど仕事環境にもモヤモヤした思いを抱えていたので、中長期的に収入アップできる環境や、技術者として邁進できる環境があるのではないかと考えました。
―――そうして入社したのがSHIFTだったのですね。入社の決め手は何ですか?
H.N.:前職と同じインフラエンジニアで、かつクラウド案件に挑戦したいと考えて転職先を探していました。転職活動中はSIerや情報システム系などいろいろな会社を見たのですが、SHIFTは勢いがあって、惹かれるものがあったんです。収入アップは、右肩上がりに成長している会社でないと望めないですしね。
実際に面接を受けてみたら「インフラ部門はここ1〜2年で設立した新部署で、これから拡大していくフェーズ」とのこと。1つの部署の立ち上げ期に関われるのは面白そう!とますます魅力を感じ、ここからどんどん上に行くぞという雰囲気のなか、私もいっしょに挑戦したいと思い入社を決めました。
念願のクラウド案件担当。部内勉強会のおかげでスムーズに参画
―――現在の業務内容を教えてください。
H.N.:空運企業のリプレイス案件で、古くなったお客様のシステムをクラウドにリフトアップしています。私はPMを担当しているのですが、途中から引き継ぎで参画したので、最初は案件の全体像を理解するのに苦労しました。
PMという立場上、レビューをしなければいけないのですが、精微な根拠を自分で調べて指摘するという工程に、とにかく時間がかかったのです。
また今回の案件は、お客様側にシステム全体のハブとして使用しているクラウドがあり、そこに新たなシステムを構築して追加するという内容。クラウドから標準で提供されているものと、当社が独自で開発すべきものがあるのですが、どこまで標準化するか、あるいはカスタマイズするかの線引きには頭を悩ませましたね。
技術面で詳しいメンバーと情報共有して方向性を話し合ったあと、お客様とも視線をすりあわせて調整していきました。
―――大変そうですが、希望していたクラウド案件を担当できたのですね。
H.N.:はい、実はクラウド案件を担当するのははじめてなのですが、いまのところ問題なく進められています。というのも、実はその直前までAWSの部内勉強会に参加しており、3ヶ月間くらい週1で、社内のエキスパートからAWSについて教えてもらっていたのです。
おかげで、ある程度知識をもった状態で案件に入れました。とはいえ、まだまだ勉強中。先ほど話したような苦労もありますし、PMとしてどのようにお客様と接すればいいかも追求しています。
SHIFTにはあらゆる分野のエキスパートが多数在籍していて、社内チャットでこのような勉強会の案内などをよく発信してくれています。その発信自体が私にとってとてもよい刺激になっていますし、心強くもある。
今後も自身が学びたいことにあわせて勉強会に参加していきたいですね。
やりがい・給与・仲間がそろった。これからは技術を極めていきたい
―――SHIFTへの転職は、お子様の誕生をきっかけに収入アップを目指したことが背景にあったと思います。実際にそれは叶ったのでしょうか?
H.N.:はい、叶いました。SHIFTでは半期ごとに目標を設定して、その達成度合いと業務成績により、自身の評価が決まります。直近だと、いま参加している案件への貢献によって単価を上げてもらえ、年収がアップしました。
職級定義が明確なので納得感が大きいです。成果を出すほど年収を上げられるので、それが大きなやりがいにつながっています。
普段から週1でチーム定例MTGがあったり、定期的に1on1があったりと上司とコミュニケーションをとって、普段の働きぶりを共有できているので、自分のどこを評価されたのかを把握しやすいのもいいですね。
またSHIFTのグループ従業員を対象とした独自のキャリアUP制度「トップガン」もあるので、今後はこの制度を活用してさらなる成長を目指したいです。
―――インフラチームのカルチャーや働きやすさを教えてください。
H.N.:インフラチームではリモートワークをしている人が多くコミュニケーションは大事にしているのですが、個を重視している点はグループのカルチャーかもしれません。私は、そこが気に入っています。
子どもが小さいいま、リモートワークができるのはありがたいです。通勤に時間をとられないので、その分いっしょに過ごす時間をつくれますし、保育園の送迎もできています。
このリモートワークという制度のおかげで大阪、名古屋などの各拠点での採用が多いのも、インフラチームならでは。いろいろな環境で暮らす仲間と仕事ができるのは刺激的ですし、半期に1度のグループ全体のオンライン飲み会では、仕事以外のいろいろな話を楽しんでいます。
大阪、名古屋在住の人もたまには東京本社にきているので、そんなときはリアルで話せる新鮮さを味わっています。
──最後に、今後やっていきたいことを教えてください。
H.N.:1日もはやく、クラウドエンジニアとして一人前になりたいです。私が参加した勉強会で講師をしてくれた人は、何でも知っているいわばプロフェッショナル。次は私自身が講師になれるくらいに、技術力を向上させたいと思っています。
技術者としてのキャリアアップを志向していますが、一方で自分に制限を設けず色々なことに挑戦したいとも思っています。いま担当している案件で私はPMというポジション、それも一つのチャレンジです。望むキャリアはエンジニア路線だとしても、PMの経験を積んでいくことも大切だと思っていますし、AIなど新しい技術にも常にアンテナをはっていたいですね。
SHIFTには、仕事の原動力に「やりがい・給与・仲間」の3つの柱を据えています。この3つが揃うと働きつづけたいと思える、という考え方です。
いま担当している案件が楽しく、やりがいを感じている。透明性の高い評価制度により、納得のいく給与を得られている。そしていっしょに働いていて、日々刺激を受けられる仲間がいる。いままさにこの3つが揃っていて、SHIFTで働きつづけたいと思っているところです。
クラウドなど新しい技術分野に触れられる日々は、学びが多くて本当に楽しい。だからこそ、どんどん技術力を高めてできることを増やしていきたいと思っています。
──H.N.さん、本日はありがとうございました!
(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)