携帯ショップの窓口担当からITエンジニアへ!未経験で成長できた理由とは?

2023/11/29

IT未経験者(第二新卒)をぞくぞく採用するSHIFT。

まったくの異業種からエンジニアへと転身した彼らは、実際どのような成長を遂げているのでしょうか?いまの活躍の背景にある、想いや経験に迫ります。

  • サービス&テクノロジー本部 金融サービス部 銀行サービス2グループ A.S.

    前職では新卒で入社した携帯販売ショップにて窓口業務に従事。約6年半勤め、環境を変えたい思いから2022年1月にSHIFTへ入社。これまで金融系の案件に複数参画し、現在は為替に関するシステム更改の案件でテスト設計・実行を担当。入社から半年でトップガン検定(※SHIFTグループ従業員を対象とした社内制度)に合格し、成長速度のはやさが評価されている。

  • 21歳

    新卒で携帯販売の代理店へ入社

    約6年半、窓口業務に従事

  • 28歳

    SHIFT入社

    金融グループへ配属

  • 30歳

    為替系のシステム更改案件へ参画

    設計者として、自動化チームと協力し、日々業務に邁進している

目次

6年半働いていくなかで、積み重なっていった社風のアンマッチ

―――まずは前職のお仕事について教えてください。

A.S.:携帯販売ショップの窓口で働いていました。スマートフォンを中心とした通信機材販売、お客様の希望に合わせた契約プランのご案内をメイン業務として、新卒で入社してから6年半ほど勤めていました。

―――長く働いていたなかで転職を考えたきっかけは何でしたか?

A.S.:いくつかあるんですが、一番は働き方を変えたかったからです。シフト制の勤務で人員不足ということもあり、自由に有給休暇を取得することがむずかしくて。私はほとんど取得ができず、時効の期限がくるたびに毎年20日近い有給が消えていました。人事の方や上司に相談しましたが、なかなか改善はされませんでしたね。

―――有給休暇がとれない状態は辛いですね…。そのほかにはどんなきっかけがあったんですか?

A.S.:業務自体は楽しく、自分に向いていると思っていました。ただ、前々から少し社風が合わないと感じていました。例えば、業務に対してもっとこうした方がよくなるという提案を上司にしたときに、共感はしてくれるのですが、上司より上の役職の方に伝わらず、そのレイヤーで意見が止まってしまうことが多くありました。

変えない理由が明確にあって背景を知れれば納得できるのですが、「いままでやってこられたから変えられない」や、「説明が難しいから意見を通せない」という返答にもやもやしていました。

―――改善に消極的な環境だったんですね。

A.S.:そうですね。「少しずつ変えていこうと思っている」といってもらえていましたが、毎年同じことを提案していることに気づき、新しい環境で働きたいと考えはじめました。

―――転職活動にあたり軸としていたことは何ですか?

A.S.:有給休暇を取得しやすいことを重視していました。あとは、未経験であることを加味したうえで、前職からお給料が下がりすぎないことも条件にしていました。多少下がってしまうのは仕方ないと思っていましたが、なるべく抑えられるようにと考えていました。

―――未経験ではじめる仕事を考えていたんですね。

A.S.:前職と違う職種であることは前提としていましね。専門学校ではゲーム科でプランナーの勉強をしていたのでIT系にはあまりハードルは感じていませんでした。転職活動では、可能性をひろげられるようゲーム領域にはこだわらず、IT業界全般を見ていました。

―――いろんなIT企業のなかから、最終的にSHIFTの決め手となったことはどんなことでしたか?

A.S.:選考中に受けたCAT検定に合格したことが大きかったです。未経験での挑戦だったので、いざ入ってみて本当にやっていけるのか少し不安を感じていて。CAT検定に合格することで、会社側から素養の部分は満たしたという太鼓判をもらえたのだなと思えました。入社して自信をもって仕事ができると感じましたね。

転職の軸としていた給与については、他社と比較しても提示された給与が想定より高かったので悩まなかったです。

「改善姿勢」が私の売り。成果をあげるためにやっていること

―――現在はどういった案件に携わっていますか?

A.S.:これまで金融系の案件にいくつか携わり、いまは為替に関するシステム更改の案件に参画しています。はじめはテスト設計者としてアサインされて、現在は実行業務を行っています。

―――さまざまな案件で業務経験を積むなかで、成長を感じたのはどんなときですか?

A.S.:案件によって仕事のやり方は異なりますが、業務に慣れてきたときに自分なりに「こうしたらもっとよくなるかな?」と考えながら取り組むことに楽しさを感じています。知らないことを教わって身についていく過程や、自分なりに考えた効率化や改善を実行した際に、成長を実感します。

例えば、昨年参画していた案件で、エビデンス(テスト実施内容と結果をまとめたもの)をつくった際に、確認担当の方に「すごく見やすいです」と褒めていただけたことですね。作成にあたり、視覚的な見やすさはとても大事だと思っていて、工夫して取り組んだことで、よい評価をいただけてうれしかったです!

―――どんな点を工夫していたのでしょうか?

A.S.:担当の方は忙しい業務の合間で確認いただくので、ひと目ですぐにわかるものをつくることは意識していたことの一つです。画面のスクリーンショットを用いてテスト観点をわかりやすくまとめたり、色使いやフォントサイズを意識したり、エビデンス一つにしても見やすい品質には重点を置いていました。ただし、こだわりすぎて時間をかけすぎないように作業スピードにも気を配っていました。

―――転職のきっかけのお話でも感じましたが、A.S.さんの改善意識の高さが感じられます。

A.S.:限られた時間のなかでできるだけよい成果をあげたいと思っていて、逆に成果の基準が決まっている場合は、なるべく短い時間で成果をあげたいと思っています。それをかなえるためにはどうすればよいのか考える機会は割と多いですね。

―――その思いが根底にしっかりあって、行動につなげられていることが素敵です。業務を行っていて、前職の経験が活かせていると感じることはありますか?

A.S.:前職ではクレームを回避するためにもお客様と理解度を近づけることを大切にしていたので、認識の齟齬がないようなコミュニケーションをとることが活かせられていると思います。

前職もいまも共通して他者とコミュニケーションをとる機会は多いので、伝えたいことが相手にしっかり伝わっているか、相手のいっていることをすべて理解できているかなど、細かく確認するようにしています。

自分が伝えたことがすべて相手に伝わるのは当たり前ではないという認識をつねにもって、捉え方が合っているかなどの確認は徹底しています。

成果が評価に結びつくことを実感。着実にステップアップしていくために

―――SHIFTに入ってよかったと感じたことはなんですか?

A.S.:意見をしっかり聞いてもらえる環境があって、頑張った分だけ評価されることです。特に評価の面で、入社してからの1年での年収の上り幅に驚きました。正直、前職の6年間であがった金額よりも、SHIFTに入ってから1年であがった金額のほうが大きかったです。

―――A.S.さんが頑張ったからこその結果だと思いますが、SHIFTの年間平均昇給率の高さや成果が評価につながる点を実感されたんですね。前職と比較すると働き方も変化があったのではないでしょうか?

A.S.:そうですね。有給休暇の取りやすさは大きな変化でした。午前休や午後休も取得できるのでありがたいです。

―――意見をしっかり聞いてもらえる環境についてもお伺いしたいです。

A.S.:入社時の研修で研修担当の方から、「SHIFTは出る杭を伸ばす会社です」といわれたことがとても印象に残っていて。研修のときに質問や発言を多くしていて、まわりの迷惑になってしまうことを気にしていたので、その言葉がすごくありがたくて、感動したことを覚えています。

実業務でも、質問に対して本当にみなさん嫌な顔せず教えてくださるので、むしろ自分から杭を出すくらいの気持ちをもつようにしています。

―――未経験で分からないことが多い分、積極性は大事ですよね。では、A.S.さんのこれからの目標を教えてください!

A.S.:少しずつでもできることを増やしてステップアップしていきたいです。いまは実行者と設計者の間くらいのポジションにいるので、両方をしっかりマスターして、最終的にはPMOなど取りまとめができる人になりたいと思っています。

また、自分だけではなく、チームの働きやすい環境をつくっていけるように貢献していきたいです。

―――目標達成のために取り組みたいことはありますか?

A.S.:ITの専門用語などは仕事をしていくなかで覚えてきましたが、正直、感覚的な理解に留まっていると感じていて。背景や業務と紐づけながら、本質的に意味を理解して改めて吸収していきたいと思っています。変化球の質問が飛んできても適切に答えられるようにしていきたいですね。

―――最後に、未経験からIT業界にチャレンジする方へメッセージをいただきたいです!

A.S.:未経験からまったく違う業界に転職するのは勇気がいることです。大変なのは踏み出す最初の一歩だけだと思うので、チャレンジしたいという気持ちをもって、勢いに身を任せてもよいと感じています。

いざ踏み出してみると、まわりが助けてくれたり、自然に順応したりするので、ハードルをあげすぎずにチャレンジしてほしいです。

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)