
「専門知識を身につけたいと転職前から強く思っていたので、それが実現できてうれしいです。前職は総務・人事の何でも屋で、会計システムにもふれていました。その経験があるからこそ、SHIFT入社後にシステムの概念をスムーズに理解できた側面はあると思います」
こう話すのは、 ERPサービス2グループの平井です。
平井は前職で人事・総務分野に従事し、社内の人から頼られるやりがいを感じつつも専門性の高い仕事に就きたいと考えるようになり、転職を決意しました。
SHIFTへの転職を機にIT業界へはじめて挑戦した彼女。テスト実行や設計を経験した後にスキルアップを求めてSAPの標準機能を学べるプロジェクトを希望し、現在はSAPシステムのデータ移行作業に従事しています。
手に職をつけたい、スキルアップしたいという平井の思いを、SHIFTでどのように実現しているのでしょうか。同僚や上司との関係、今後の目標なども含めて平井に聞きました。
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ERPサービス2グループ 平井
新卒で産業ガスを販売する専門商社に入社し、総務・人事職に従事。新卒の採用活動に注力していた。2021年10月にSHIFTに入社。現在は事業会社向けのデータ移行支援プロジェクトに参画。実務からリード補佐まで幅広い業務を担当。さらなるキャリアアップを目指し邁進中。
目次




データ移行のプロジェクトに参画し、SAPの勘所をつかむ
――現在の業務について教えてください。
平井:現在は、産業機械を販売している事業会社様向けに、SAPのECC 6.0からS/4HANAへのデータ移行支援プロジェクトに参画しています。
私が主に担当しているのは、移行データの作成やテスト実行、データの移行作業です。
旧システムから新システムにデータを移行する際、データをそのまま使いまわすことはできません。
新しいシステムのバージョンに対応したデータへ加工し、移行データを作成することはもちろん、移行対象となるデータをお客様と相談しながら選定したり、実際に新システムに入れたりします。
お客様から相談を受けて、エラーなどの解消に従事する場合もあります。
――移行対象を決める、すごくむずかしいことではないでしょうか?
平井:そうですね。ほかのメンバーやリーダーと話し合って慎重に進めています。
数万件から数十万件のデータを移行するので、3回のリハーサルを含めると、データ作成のプロセスだけで半年程度はかかります。
とはいえ、このプロジェクトを通してシステム全体への理解度がさらに高まったので、やりがいはあります。
お客様の業務やSAPの使い方を理解して、プロジェクトを俯瞰する勘所がつかめてきました。

前職でシステムにふれていたから、概念などもスムーズに理解できた
――IT未経験ということで、入社後、知識を増やすためにどんなことをされましたか?
平井:入社してすぐ、SHIFT独自のキャリアUP制度「トップガン検定(※SHIFTグループ従業員を対象とした社内制度)」に挑戦しました。
はじめは不合格となってしまいましたが、頑張った分知識が身についていく感覚を得られましたね。
テスト設計など勉強が実務に活きる場面も多々ありましたし、座学だけでは理解がむずかしい部分を実務で補った場面もありました。
専門知識を身につけたいと転職前から強く思っていたので、それが実現できてうれしいです。
前職で会計システムにふれていた経験があるからこそ、SHIFT入社後にシステムの概念をスムーズに理解できた側面はあると思います。
――自分の頑張りが成長に直結しているのですね。まわりの支援によって成長できたと感じるエピソードはありますか?
平井:上司に気軽に質問、相談できたことでしょうか。上司が月に1回1on1の機会を設けたり、毎日現場に足を運んだりしてくれたので、疑問点をすぐに解消できました。
仕事やキャリアに関する悩み事も相談しやすい環境だと思います。
また、SHIFTにはIT業界未経験者向けの教育制度が整備されており、実務を通じて段階的にスキルを習得できました。
加えて、努力が報われる仕組みが整っている点も大きいですね。先ほどお話ししたトップガン検定などの資格取得が、評価や昇給に直結します。
――SHIFTで働いてよかったと思える点にもつながりますね。
平井:その通りです。SHIFTには、頑張りたいことを応援してくれる環境が整っています。
私がいまデータ移行プロジェクトにたずさわれているのは、SAPの標準機能への理解をさらに深めたいと上司に相談したためです。
個々の考える方向性とスピードでキャリアを柔軟に形成できる点は、他社にはない強みではないでしょうか。
そのほかに、現在とは異なる部署で働ける制度「キャリアクエスト」も魅力的だなと思っています。
私は今のグループで働くことが楽しいと感じているのですが、このような制度があると、異なるキャリアに挑戦しやすくなりますよね。
より広範なスキルを身につけられるし、自身の「成長の可能性」を感じられます。

盤石な協力体制のもと、新鮮な気持ちでお客様に向き合う
――ERPサービス2グループでの業務が楽しいと思えている理由を教えてください。
平井:案件が変わるたびに、知識や「出会い」が増えていくところですね。多種多様なお客様やメンバーと関わることは刺激になりますし、毎回新鮮な気持ちで仕事に向き合えます。
それからコミュニケーションが活発で、横のつながりや情報共有の文化が強い点もあげられます。グループ内で勉強会が開催されることもあります。
飲み会やランチ会などで同僚と交流する機会も多くあります。なかには、別拠点から参加してくれる方もいるんですよ。
拠点が異なるメンバーとも社内SNSを通じて活動内容や情報を共有できるので、SHIFTとしての一体感を感じられます。
トップガン検定の受検を前に、おすすめの勉強方法を教えてもらったことがありますね。そのほかには、プロジェクト参画中の理想の振る舞い方を教えてもらったこともありました。
社内には、基本的に明るくオープンな人が多いですね。わからないことがあれば親身になって助けてくれる人が多いので、入社後に安心したことを覚えています。
私と同じように第二新卒のIT業界未経験で入った方も、同じように感じているのではないかと思います。
――類似するバックグラウンドの方がいると、自分にとっても刺激になりますよね。
平井:そうですね。すでにプロジェクトのチームリーダーを務めている方もいます。
私はまだテスト実行者という段階なので、今後はチームリーダーやPMなど、マネジメントをする立場へとキャリアアップしたいと思っています。
これからは、さらに多くのプロジェクトにたずさわることになると思います。
初対面の方との接し方や、お客様から求められることはつかめてきたので、より多くの方と信頼関係を構築して課題を解決していきたいと思います。

――本日は、お忙しいところありがとうございました!
※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです