IT未経験者(第二新卒)をぞくぞく採用するSHIFT。
まったくの異業種からエンジニアへと転身した彼らは、実際どのような成長を遂げているのでしょうか?いまの活躍の背景にある、想いや経験に迫ります。
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サービス&テクノロジー本部 技術統括部 DevOps推進部 DevOps推進3グループ K.C.
前職は製造業で音響機器の生産管理業務に携わり、ベトナム拠点の新機種立ち上げ管理を担当。2020年1月にSHIFTに入社、現在はメンバーのスキルを活かせる/伸ばせるチーム作りをしたいと考え、環境づくりやコミュニケーションに注力している。また、中学から現在まで吹奏楽でクラリネットを続けており、週末の過ごし方も大事にしている。
私のこれまで
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24歳
新卒入社
音響機器メーカー
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25歳
新機種立ち上げプロジェクトの生産管理を担当
開発計画立案、物流検討、進捗管理等を行い、プロジェクト完遂
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28歳
SHIFT入社
日々学習を続けキャリアUP制度であるトップガン検定(※SHIFTグループ従業員を対象とした社内制度)の「トップガン10」合格、アジャイルQAとして参画
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29歳
技術推進部へ異動
アジャイル知見を深め開発プロセスを一通り経験し、チームリーダーとしてメンバーを指導
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30歳
社外イベント登壇、社内勉強会を企画運営
JasST Reviewに登壇、社内で設計勉強会を開催する
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31歳
案件管理者としてチームをマネジメント
テスト戦略検討、テストプロセス標準化、チーム育成に奮闘
目次
自分の価値観に向き合いみえたものは…
───新卒で入社した音響機器メーカーから、未経験のIT業界へ。まずは新卒で前職に入社した理由を教えてください!
K.C.:大きく3つあって、「グローバル」「モノづくり」、そして「音楽に関わる商材」を軸に、企業を探していました。
───それぞれの軸をもつようになった理由も、興味があります!
K.C.:グローバルに関しては、大学で英語学を専攻していたことが影響しています。両親が製造業、祖父が大工という家庭環境に加え、農家でのお米作りの経験もきっかけに、2つ目の軸であるモノづくりへの興味も強くなっていきました。また、音楽は自分の青春時代そのものなので、思い入れは強かったです。
───モノづくりそのものというよりは、モノづくりに関わる仕事を思い描いていたのでしょうか?
K.C.:まさにそうですね。文系だったので、管理の仕事になるだろうと思っていました。
───ちなみに、前職で経験された「生産管理」とは、具体的にどんな仕事でしょう?
K.C.:製品設計/製造工程の進捗管理をしていました。各工程を担う部署から情報を集めて会議で報告したり、オペレーションの仕組みを整えたり、英語の手順書を作ったりと、業務はさまざまでした。
───凄く順調そうに見えるのですが、転職を考えたきっかけはなんでしょうか?
K.C.:まず、会社の業績があまり良くなく、昇給がかなわなかったことから将来に不安をもちはじめたんです。もう一つは、「企業風土が、自分の価値観と合わないかも…?」と思いはじめたことがきっかけです。業務上の課題に対して、これまでの手法では解決できないことがあったのですが、新しい施策を提案しても、「いままではこうだから!」と返されたり、なんとか新しい施策を導入してもスピード感がなく、改善に向けて動けない日々にモヤモヤすることも多かったです。
───伝統的で、あまり変化を好まない風土だったんですね。
K.C.:はい。たくさん話しあっても変わらない部分が残り、同じ問題を繰り返す職場に不安と焦りを感じ、転職活動に乗り出しました。
───とはいえ、人生ではじめての転職。新卒から働いた業界・会社を飛び出すことに、不安はありませんでしたか?
K.C.:新卒の時から面接は苦手でしたし、違う職種に転職すればまた未経験からのスタート。「前の会社に残っていればよかった!」と後悔するかも…と、不安は尽きませんでしたね。
───新しいチャレンジの時は特にそうですよね…。葛藤のなか、踏み出せた理由はなんでしたか?
K.C.:悩みはしたのですが、前職の環境に対する焦りと不安も大きかったので、まずは動いてみようと。ゆっくりですが、気持ちの整理をしながら転職活動に向き合いました。
───最初の一歩を踏み出せてよかったですね!転職活動の当初は、どんな会社に入りたいと考えてましたか?
K.C.:業界にも職種にも、明確な希望はなかったんです。転職時はコロナ禍より前でしたが、将来家庭をもつことを考えて、リモートで働ける環境が整っていることは重視していましたね。同時に、汎用的なスキルが磨けて、給料などの待遇面が向上する見込みがある会社に入ろうと考えていました。
───なるほど!前職では、あまりスキルが磨けなかったということでしょうか…?
K.C.:まったくスキルが身につかなかったわけではないのですが、会社独自の”やり方”を習得することがスキルとされていました。その会社以外の場所で応用しにくいものなので、身につけたいスキルとは少し違うように感じていたんですよね。例えるならば、職人(ベテラン)の属人的な経験によるスキルが是とされていたようなイメージですね。
───イメージが湧きました!
K.C.:当時から属人的な部分を効率化したいという想いがあり、業務外で資格の勉強を通して学びを深めていました。とはいえ、アウトプットできる環境もなく、もどかしく感じていたんです。効率化・自動化を自分の手でかなえられることは、次の会社を探すうえで重視しているポイントでした。それが、ITエンジニアのなかでも、プログラミングの凄い人ではなく、こうした想いを実現できる可能性が高い、SHIFTの品質保証エンジニアという環境を選ぶことに繋がったんだと思います。
───改めて自分の価値観と向き合い、SHIFTのITエンジニア職を選んだんですね!ちなみに、効率化・自動化以外で、仕事のなかで大切にしていることはありますか?
K.C.:自分に「成長できているか?」という問いかけながら学び続け、自分をふりかえることは大切にしています。あとは、誠実な自分であるために、素直に学び、関わる人に対して誠意を持って接するようにしていますね。
戸惑いが多かった入社初期を経て、リーダーとしてお客様からの評価を得た
───SHIFTに入社した直後、感じたギャップはありますか?
K.C.:ギャップというよりは、戸惑いが多かったです。分からないことの多さ、聞いたことのない暗黙のルール、コミュニケーションの取り方など、まさに、「分からないことが分からない」状態でした(汗)。
───どのように乗り越えていったのでしょうか?
K.C.:特別なことはしていません。いまの自分にできることを探し、考えてから周囲にアドバイスを求めるなど、目の前の課題に一生懸命に取り組むことで乗り越えることができました。あとは、私の性格上、「できない自分」がいやだったので、努力をコツコツ積み重ねることを意識的に行い、その結果、お褒めの言葉をいただいたり、信頼を寄せてもらえるようになり、自信をもっていけたと思います!
───では、今まで最も達成感があったことを教えて下さい。
K.C.:あるお客様の基幹システム開発プロジェクトに参画し、チームリーダーとしての活動をお客様に評価してもらえたことです。「現場をよく見て、プロジェクトのために動いてくれている」「テストチームについて安心して任せられる」といった言葉をもらい、本当にうれしかったです。
テストの改善、開発スケジュールに合わせたテストチーム体制の提案、リーダー会議のファシリテーターを担当して進め方を改善したことなど、通常のタスクに加え、自ら考え行動してきた点を評価していただきました。
───入社時からたくさん苦労もあったと思うのですが、凄く成長されたんですね!
K.C.:はい、これも上司の方からもらった言葉のおかげかもしれません。
「正解は誰かが持っているわけではない。お客様とチームメンバーと一緒に、最適解をつくらなくてはいけないよ」と言われたんです。たくさんの仮説から、根拠をもって選択、意思決定することの積み重ねが応用力を高め、未来の自分を助けるから、自ら考え行動することが大事である、と教えてもらいました。
───成長を後押ししてくれる環境、上司がいるんですね!実際、転職して「自分の変化」を感じますか?
K.C.:そうですね。どうしても前職との比較になるのですが、チャレンジしてみようという気持ち、まずやってみてから考えたらいいと思えるようになったことですね。
あとは相談できる人が周りにいたり、同じような悩みを持った仲間も多いので、前向きにどうするかをディスカッションできますし、年代関係なく意欲が高い仲間に囲まれているので、自分の学びや経験をアウトプットしていく姿勢が身に着いたことが大きな変化かもしれません。
活躍フィールドは無限大。大胆なキャリアチェンジの次の目標
───K.C.さんが考える、次の1年で、自身が周囲から期待されていること、成し遂げたいことについて教えて下さい!
K.C.:技術面の知見を深めて、サービスの提案ができるようになることですね。あとは、自分のこれまでの経験を社内外にナレッジとして発信していくことに取り組みたいです。
───「ナレッジの発信」とは、具体的にどのようなイメージでしょうか?
K.C.:社内向けには、いまのプロジェクトには長く参画しているので、保有しているナレッジや業務知見を、他のメンバーにシェアしたり、実際に身につけられるような仕組みをつくっていきたいです。また、チームリーダーの育成という観点では、管理者としてのリスク管理の考え方や、情報を集める力、提案に際する仮説だしなど、自分の経験を棚卸して、伝播させようと思っています。
社外に対しては、自身の経験を「SHIFT EVOLVE」というコミュニティで技術面の学びをアウトプットしたり、今日のようなインタビューなどを通して、採用活動にも協力することが経験の言語化に繋がると感じています!
───では最後に、転職に悩んでいるときの自分にアドバイスできるとしたら何を伝えますか?
K.C.:未経験だからできない、ここじゃないとダメだというのはなくて、自分次第で切り拓いていける。今の自分が考えられる最適解を探せばいいよって伝えたいです。
───素敵な言葉ですね!
K.C.:いまの私はできることが増えて、見える世界が変わりました!仕事だからこそ経験できる楽しさだと思いますし、SHIFTでまだまだ挑戦できることがあると思っています。自分の成長につながる環境があるので、思い切って飛び込んで!と改めて伝えたいです。
(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)