一般的に「組織に属して働く」ということは、自分自身の思いと、組織の都合を時には天秤にかけざるをえないということかもしれません。
今回、話を聞くI.M.も過去にそういったシーンで歯がゆい思いをしたといいます。だから彼女は「個々人が望む将来像を、組織の都合で左右されないようにしたい」と語りました。
成長企業のコア事業を担うマネージャー。I.M.がどんな想いで、メンバーやお客様と向き合っているのでしょうか。 「個」を想い、「好き」を追求しながら実に信頼と実績を積み重ねるサービスマネージャーのインタビューをお届けします。
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サービス&テクノロジー本部 品質サービス統括部 ネットサービス部 人材・教育サービスグループ I.M.
Sler 運用担当メンバー職からSHIFTへ転職。動画配信系・ソーシャルメディア系のお客様案件でマネージャー経験を積み、2021年よりサービスマネージャーとして、人材・教育系サービスを展開されているお客様案件に従事。マネージャー賞やSHIFTER賞(※)など複数回の社内表彰で評価を受けている。※SHIFTのクレドを体現する社員へ贈られる賞
目次
入社時から組織の規模は5倍に。それでも変わらない入社時の印象
───SHIFTに入社した背景を教えてください。
I.M.:「採用数が多いのにも関わらず、とても丁寧に話を聞いてくれるな」と、選考の印象がとてもよかったことを覚えています。
当時、5~6社の選考を同時に受けていたのですが、SHIFTの選考は印象的で、一方的に質問をするというよりも、「私が何をやりたいのか?」を引き出してくれる面接でした。
SHIFTではやりたいと思ったら立場を問わず発言でき、自分次第でそれを実現できるという話を面接官から聞いたことも、入社を決めた理由の一つです。
会社の成長スピードや変化が速いゆえ、入社時と比較すると組織規模や体制はまったく異なります。しかし、フランクで風通しがよい雰囲気は、選考を受けた当時の印象からまったく変わっていません。
私自身はチームをマネジメントする立場となりましたが、そのカルチャーを大切にしていこうと思いながら日々行動しています。
具体的には、「いままでは、こうだった」という言動や考え方は避ける、といったことですね。SHIFTでは数多くの仲間を迎え入れていますが、在籍期間が長い従業員も新しい仲間も同様に風通しのよさを感じてもらえる職場を目指しています。
全員にわかる言葉で伝え、ちょっとした言葉の齟齬によるすれ違いやミスリードを生まないようにすることが、コミュニケーションをとるうえでずっと心がけていることです。
「従業員に対して、決まったレールを敷かない」というカルチャー
───5年以上働いて、SHIFTはどんな会社だと感じますか。
I.M.:多様なバックグラウンドの方が入社してくる環境のなかで、一人ひとりのキャリアプランを的確に捉え、大事にしてくれる会社だと感じています。
管理者になりたいという従業員もいれば、「好き」を追求するため、テスト設計にずっと従事したい従業員もいる。ほかにも、品質保証領域から開発部門に異動する従業員もいます。
従業員に対して決まったレールを敷かない、ということが会社の考え方です。私自身、メンバーの将来ビジョンを踏まえて、案件アサインの相談を上長に申し出ることが多くあります。
実は前職のとき、やりたいことを追求できず歯がゆい状況に置かれたことがありました。その経験がいまに活かされていて「個々人が望む将来像を、組織の都合で左右されないようにしたい」という想いを強くもっています。
───社員のバックグラウンドが多様であるがゆえの大変さはありませんか?
I.M.:あまり、大変さを感じたことはありませんね。私自身が大切にしているのは、一人ひとり得手不得手が異なることを理解し、「苦手を克服するよりも得意を伸ばす」ということ。
私が苦手な部分を、ポジションの垣根を飛び越えてその領域が得意なメンバーに相談をすることもありますし、また、メンバーが苦手としていることを克服してもらうよりも、得意なメンバーをそこにアサインする、というケースもあります。
全方面パーフェクトである必要はありません。私は、テスト実行、設計、マネジメントとポジションが変わってきたなかで、マネジメントの仕事が一番好きで、自分の経験や性格を活かせていると感じています。
信頼を得るため、1回1回の接点を大事に
───現在、どのような業務を担当していますか?
I.M.:いま携わっているのは、システムリリースの頻度が多い法人のお客様です。以前、組織間の情報共有について、お客様は課題感をもっていました。
技術系の部門と、そうではない部門とで異なる言葉が飛び交っていることもあり、情報共有がむずかしかったと思われます。その状況を捉え、部門をまたいで情報連携をしたり、調整を行ったり、まさにお客様内での橋渡し役が現在の仕事です。
やはり組織間連携を行うとなると、そのベースとなるリレーションが重要になるので、どう信頼を得ていくか、という視点をもって業務に取り組んでいます。お客様との会議ひとつとっても、意味のあるものにしなくてはなりません。
そこで、論点やゴールを整理して会議に臨み、価値のある時間にする。お客様との1回1回の接点を大事にすることは基本ではありますが、とても大切なことだと考えています。
───メンバー、お客様とも丁寧にコミュニケーションをとるスキルは、どこで身につけたのですか?
I.M.:コミュニケーションスキルは、SHIFTに入社してから身につけました。テスト実行や設計などに携わり、現在はマネジメントをするポジションです。さまざまな業務を経験し、それぞれの事情がわかるため、みんなの気持ちを汲むように努めています。
また感覚的ではありますが、上司、メンバー問わず、コミュニケーションスキルに優れた人がSHIFTには多い。そういった人たちの姿勢を見て身につけていった部分もあります。これも社風といえると思いますが、上長とも会話しやすい関係性です。そういった空気を自分もメンバーに対して伝えられればと、心がけています。
───仕事を楽しんでいると思いますが、ワークライフバランスはとれていますか?
I.M.:仕事とプライベートのメリハリはしっかりつけています。基本的に仕事後はかなりゆっくり過ごしていますね。家族とお買い物に出かけたり、愛犬と遊んだり、仕事から完全に離れる時間をもっています。
───最後に、SHIFTに興味をおもちいただいた方へメッセージをお願いします。
I.M.:転職活動というと「いまの環境を変えたい」「新しいことに挑戦をしてみたい」という気持ちで、新たな一歩を踏み出すことが多いのではないでしょうか。SHIFTはチャレンジすることに寄り添ってくれる会社です。経験問わず、「新しいことをやってみたい」という方には、とてもオススメの場所だと思います!
(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)