転職後も前職の同僚と連絡をとっている? ITエンジニアの“アルムナイ交流”の実態を調査!

2025/06/06

近年、企業と元従業員、または元従業員同士が継続的につながりをもつ「アルムナイ交流」が注目を集めています。

元従業員にとってはビジネスやキャリア形成に役立つ情報を得ることができ、企業側は新たな顧客の獲得や優秀な人材の再雇用といったメリットが期待できます。

SHIFTでも一度退職した従業員を再雇用するアルムナイ採用を推進しています。

そこで今回、当社はアルムナイ交流の現状を知るため、全国のITエンジニアを対象にアンケートを実施しました。本記事ではアンケート結果をご紹介します。

また、一度はSHIFTを退職したものの、再び仲間として戻り、活躍しているメンバーの事例をご紹介。彼らがどのような経緯で再入社を決意したのか、そのストーリーに迫ります。

※SHIFTは、2025年4月24日~5月7日、日本全国のITエンジニアを対象に「アルムナイ交流(過去在籍企業・同僚との交流)に関するアンケート」(インターネットによる任意回答)を実施しました。

本記事では、有効回答約1,000名の回答内容を集計・分析した結果を掲載しています。

目次

Q1:以前勤めていた企業のメンバーと交流する頻度は?(単一回答)

※アンケート内で「転職したことがある」と回答した方への質問

交流頻度は「年に1-2回未満」と答えた人が最も多い結果になりました。

頻繁に交流することは難しいものの年に数回の交流で、前職の同僚との関係性を維持していると考えられます。次いで多いのが、「交流していない」、「月1~2回」という結果に。

「ほぼ毎日」や「週1〜2回」と頻繁に交流する人は少数派であり、関係をどのように維持するかは、仕事とプライベートの分け方や、人付き合いのスタイル、価値観によるところが大きいのではないでしょうか。

Q2:どんな内容の交流をすることが多い?(複数回答)

※アンケート内で「以前勤めていた企業のメンバーと交流している」と回答した方への質問

「プライベートな交流」が7割以上を占め、以前の職場のメンバーとの交流は主にプライベートなものが中心であることがわかりました。

食事や外出といった対面での交流が最も多く、LINEやメールなどのオンラインの交流もほぼ同じ割合で行われています。

異なる職場や立場で得た経験や知見を共有し合うことで、自分では気づけなかった発想やトレンドを知ることができますよね。

また同じ職場での経験を共有しているからこそ、キャリアの悩みや迷いを理解し合える、といったこともあるかもしれません。

一方、ビジネス上の交流は約2割と限定的であるものの、情報交換や営業活動などを通じてつながっている方が一定数います。

Q3:以前勤めていた企業にやってもらいたいことは?(複数回答)

※アンケート内で「転職したことがある」と回答した方への質問

以前勤めていた企業に対して、アルムナイ交流に関連するどのような取り組みを望んでいるのかを聞いてみたところ、「退職者と企業をつなぐネットワーク(企業が運営)」、「リアルで退職者と以前勤めていた企業のメンバーが交流できるイベント」が同数の回答に。

退職者は企業とのつながりを維持し、他の退職者や現役メンバーとの交流を深めたいと考えていることがわかりました。

また、新サービスや決算、求人など、ビジネスやキャリアに関連する情報を知りたいとの回答もあり、これらの最新情報を知ることで企業との継続的なつながりを求めている方も多くいます。

これらの結果から、企業は退職者のニーズや期待に応える取り組みを進めることで、企業と退職者の双方にとって有益な関係が続くことが期待できそうです。

Q4:退職した企業に戻りたいと思うのは、どんなとき?(複数回答)

転職経験者にはその経験から、転職未経験者には想像でご回答いただきました。

最も多かった回答は「一度外に出て学んだ経験を活かして活躍できそうだと感じたとき」で、退職者が新しい環境・職場で得たスキルや知識を前職企業で活かせると感じた場合に戻りたいと考える傾向があるようです。

僅差ではありますが、次に多かったのは、「退職時より昇給・昇格が見込めそうと感じたとき」という理由。

給料やキャリアアップの可能性が、復職を検討する重要な要素であることがわかります。退職時には満足できなかった待遇が改善される可能性がある場合、再びその企業で働きたいと考える人が多いようです。

全体を通して、退職者が以前勤めていた企業に戻りたいと感じる理由は多岐にわたることが明らかになりました。

特に、「経験を活かして活躍したい」「昇給・昇格の期待が持てる」「やりがいのある仕事ができそう」といった要素が主な理由として挙げられています。

SHIFTに再入社したメンバーの本音に迫る

これまではアルムナイ交流に関するアンケート結果をお伝えしました。

SHIFTではアルムナイ採用を積極的に進めており、実際に再入社し、SHIFTの一員として新たな挑戦に取り組むメンバーがいます。

彼らはなぜ再びSHIFTを選んだのか、一人ひとりの退職経緯から再入社までのストーリーを深掘るため、カムバックメンバーへのインタビューを実施しました。特集ページをぜひご覧ください。

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