多彩な領域、意志を尊重したアサイン。ありたいPM像を追求できる環境がここにある 

2023/12/22

新しい分野に挑戦したい。そう願いながらも、置かれた環境や組織の事情で、現実には思い通りにいかないこともあるかもしれません。 

インド出身のA.P.もまた、いくつもの壁にぶつかってきましたが、理想の環境を手にすることを決して諦めませんでした。 

SHIFT入社後3年で3領域のプロジェクトを経験。新しい知識やスキルの獲得に貪欲な彼が思い描く理想のキャリアとはなんなのか。話を聞いてみました。

  • 産業流通サービス部 モビリティサービスグループ A.P.

    2005年に⼤学を卒業後、インドに拠点をもつ日本企業に入社し、プログラマーとしてキャリアをスタート。プロジェクトリーダーや、デリバリーマネージャーを経験した後、2018年に別の日系企業に転職し、日本に出向。テクニカル・プロジェクト・マネージャーなどの職務を経験後、日本でのキャリアアップを目指して転職活動を開始。2020年1月にSHIFTへ入社以来、eコマース、モビリティ、電力関連のプロジェクトにPMとして携わり、海外展開プロジェクトも経験。要件収集から製品納品まで、ソフトウェア開発ライフサイクル全体に積極的に携わっている。 

  • 21歳

    日系のソフトウェア開発企業に入社 

    プログラマー業務と並行して、日本語の勉強を開始 

  • 25歳

    半導体関連のプロジェクトに参画

    システムエンジニアとしてオフショア開発を経験

  • 33歳

    デリバリーマネジャーとして複数プロジェクトを管掌

    約15名のメンバーを配下にプロジェクトを推進

  • 34歳

    別の日系企業に転職、日本に出向

    R&Dとオフショア開発を担当。PMP、AWS-CSAA取得

  • 37歳

    SHIFT入社

    eコマースのグローバルロールアウトプロジェクトに参画

  • 38歳

    自動車業界の海外展開プロジェクトに参画

    PMOPDMサポートを担いプロジェクトを完遂。PSM-I取得

  • 39歳

    電力業界プロジェクトに参画

    PMOとして、品質管理とオフショアサポートを担う

目次

調整業務に翻訳作業……。本来の自分の仕事を取り戻すことを決意 

────これまでの経歴を教えてください 

情報工学を専攻する大学を卒業後、インドに拠点を置く日本のSIerにプログラマーとして入社しました。そこでは半導体やグラフィックスチップ、複合機関連のアプリケーション開発などのプロジェクトに従事し、さまざまな技術を学びました。 

インドにいながら、日本語で日本のお客様とやりとりができるようになり、最終的にはデリバリーマネージャーとして16人のチームを率いていましたね。 

しかし業務にも慣れてきたこともあり、同じことを繰り返しているような気持ちに。新しいチャレンジを求めて転職することに決めました。 

────転職で仕事の内容は変わりましたか? 

2社目は日本の大手SIerにおけるインド拠点のマネージャーとして入社。そこから、出向という形で日本の本社で働いていました。

プロジェクト要件の収集や提案書の作成、関係者間のコミュニケーション促進、技術レビューにも携わりました。 

関わったプロジェクトもAIを用いた顔認証・認識センサー、C++言語の検証ツール、システム移行、クラウドサービス関連の研究開発などさまざま。 

しかし、籍はインドの会社にあり、3ヶ月ごとの雇用契約。契約更新がなければインドに戻ることになる……。日本で暮らす家族のためにも安定した環境が必要でした。 

もう一つ気になっていたのが、出向者としての制度上、努力や成果が当時以上の昇給に繋がらなかったこと。日本語を話せるインド人の従業員が私しかいなかったため、スタッフ間の橋渡しや翻訳作業を頼まれることも増えていきました。

本来の自分の仕事にもっと集中したいと思うようになって。 このままでは日本で安定的に働くことも、昇給もスキルアップもむずかしい──。そう気づいて再び転職活動をはじめたのです。 

────SHIFTに入社した決め手はなんですか? 

多彩な領域でPM経験が積めることが大きかったです。前職でもさまざまなプロジェクトを担当しましたが、SHIFTの領域の幅はそれ以上でした。

同じことをやりつづけるより、新しい分野に挑戦して知識を広げたい。好奇心を大切にし、つねに新しいことを学び、調べ、理解できることは私の強みだと思っています。 

もう一つ、私が惹かれたのが明確な評価基準です。どう評価を行うか、どのポジションでどのくらいの給料なのか、職級定義を元に明確に説明してもらえました。成果を出せば、評価されるし昇給にもつながるとわかったのが大きかったですね。 

また、ありがたかったのがビザ申請に必要な書類のサポートなどがあったこと。長く日本で安定的に働けることもうれしかったです。 

eコマース、モビリティ、エネルギー。異なる3つの領域を3年間で経験 

────入社後3年間、3つのプロジェクトを経験されているそうですね。 

そうですね。入社後はeコマースのグローバルロールアウトプロジェクトでテスト設計とPLを経験しました。SHIFTのテストを学びながら、プロジェクトにも慣れていくような期間でしたね。 

その後、2年間ほどモビリティ領域のコネクティッド関連プロジェクトにPMOとして携わりながら、PdMのサポートもしていました。 

現在はエネルギー関係のプロジェクトに参画。テスト計画を海外の開発チームと英語でコミュニケーションをとりながら策定しています。 

────成長を実感したプロジェクトについて教えてください 。

eコマースのプロジェクトに参画しているときから「技術的な知見で開発チームに寄り添い、PM経験がつめる仕事がしたい」と上司に希望を伝えていました。そんなときにアサインされたのが前述のモビリティ領域のプロジェクトでした。 

当時は新しい認証プラットフォームを用いる必要があり、全員が手探りの状態。プロジェクトのゴールを意識しながら、ウォーターフォール的に進めるのではなく、アジャイルかつPoCを取り入れて進めるなど、方向性について開発チームやPdMと話し合いながら決定していきました。 

そこからはビジネス要件をまとめ、設計書のレビューやスケジュール調整。認証プラットフォームを徹底的に調査し、後期には実装やテストのサポートも行い、無事プロジェクトを完遂できました。 

開発に携わったアプリケーションをユーザーに使ってもらえたときは、すごくうれしかったですね。お客様からもスケジュールが厳しいなか、やりきったことを評価していただき、非常に達成感がありました。 

────SHIFTに入ってご自身が変化したと感じるのはどんな点ですか? 

eコマース、モビリティ、エネルギー関連のプロジェクトに携わるなかで、ドメイン知識はもちろん、プロジェクトマネジメントのスキルは相当磨かれたと思います。

特にベンダーとのコミュニケーションのとり方、海外拠点メンバーとの連携やネゴシエーション、ビジネス要件のまとめ方など。 

これまでも経験はありますが、社内外問わず優秀な方が多く、SHIFTでの経験を通して特に学びが大きかったと感じています。 

プロジェクトによって進め方などは異なりますから、経験してきたプロジェクトのいい点を吸収し、自分のなかのベストプラクティスをつねに更新するようにしています。

経験値が増えたことで、提案やディスカッションの場での引き出しが増えたことも成長を感じる瞬間ですね。 

技術に明るいPMでありつづけたい 

────今後の展望についてお聞かせください。 

より規模の大きいプロジェクトでチームメンバーのマネジメントを行いながら、プロジェクトを推進できるPMに成長していきたいです。 

これまでSHIFTでは、PMOという役割で動くことが多く、メンバーをもつことが少なかったので。プロジェクトマネジメントに加え、メンバーマネジメントの領域でもスキルを磨いていきたいです。 

そのうえで、PdMや開発チームのリーダーに寄り添える、技術的な知見を備えた人材でありつづけたいです。技術的な問題解決、技術選定、テスト計画などでも頼りになる、技術に明るいPMが自分の理想ですね。 

SHIFTは年2回以上のキャリアのフィードバックがあります。半期ごとに目標を設定する目標設定面談、それぞれの途中経過を確認する中間面談。自分が目標に向かうことができているか、理解しながらキャリアを歩める環境が魅力ですね。 

スキルアップのためのeラーニング、資格取得の報奨金なども拡充されており、モチベーションの維持には困らないですし、励みになります。 

現在、参画しているエネルギー関連のプロジェクトがまもなくテストフェーズを迎えます。その際、私の元に10人前後のチームを組成する予定で、必然的にメンバーのマネジメントも行うことになります。

望んだ環境ですし、希望に沿ったキャリアパスを歩むことができていると感じていますね。 

これからも、多彩な領域に対して挑戦し新しいことを学びながら、技術に明るいPMを目指していきたいと思います。好奇心旺盛で多様な経験を積みたい方はぜひ、SHIFTをおすすめしたいですね。 

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです) 

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