口だけにならない。みんなで幸せになる。コンサルティング業界で異質な光を放つ私たち 

2023/06/16

2019年の設立以降順調に長しつづけているSHIFTコンサルティング部。「“できすぎなほどの急成長」とみるのは同部の部長、山崎陽一です 

山崎の入社時は約30名だったコンサルタントも、現在は約250名に急増した同部。2023年には、さらなる拡大を目指してミッション、ビジョン、バリュー(以下、MVVをあらためて定義しなおしました。 

「コンサルティング業界で、異質な光を放ちつづけたい」という山崎がMVVに込めた想いは何なのでしょうか。徹底的に公開します。

  • サービス&テクノロジー本部 デジタルサービス統括部 コンサルティング部 部長 山崎 陽一

    外資系大手システム開発会社、証券会社・保険会社のIT戦略企画部門にて多数の大規模プロジェクトを経験。SHIFT入社後は、金融事業ビジネスユニットの責任者、コンサル部に異動し現職。好きな言葉は、「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。

目次

どんなに人が増えても、私たちらしさを見失わないために 

MVVを再定義したのは、今後さらに現状の2倍、500名規模の組織へと向かううえで、一度自分たちの方向性を大きく見直したかったからです。 

お客様に対しては、SHIFTはどんなサービスを提供できるのか。社内のメンバーに対しては、自分たちはどんなチームで、いま自分はどんな立ち位置にいるか。また採用という視点では、どんなキャリアパスがあるのか。あらためて整理し、しっかり伝えたかったんです。 

「お客様の課題解決のために、真の課題を見つめ、真摯に汗をかく」。これが基本であり、SHIFTのDNAともいえますが、MVVをきちんと言語化することで、たとえコンサルタントが急増しても、SHIFTらしさを見失わず、彼らが立ち居振る舞いやすくなるようにという思いがあります。 

そうして完成した新しいMVが以下です。(ビジョンは定量目標のため非公開) 

ミッション:

オペレーショナル・エクセレンス&クオリティを追求しお客様のビジネス拡大を実現 

バリュー:

・お客様の課題を解決するために最適な方法をデザインする 

・口だけのコンサルタントではない 

・お客様のために最速で行動する 

再定義を終えて、現在は新たな成長のステージに向けての準備を整ったという状況です。 

実行力品質2つを兼ね備える数少ない組織 

絶対的な実行力と品質でお客様のビジネスを拡大するという、SHIFTの根底の想いをミッションとして表現したのが、「オペレーショナル・エクセレンス&クオリティを追求しお客様のビジネス拡大を実現」です。 

経産省が「2025年の崖」といいDXを推進しはじめて以来、多くの企業がDXに挑戦していますが、定着せず終わるケースも多々みられます。この成否の重要なポイントが“実行力”と“品質”なんです。必要な手段を間違うと成功に到達できません。 

一般的にコンサルファームは課題解決の会社。高い“品質”で課題解決の方向性を示し提案します。しかし実行段階は企業の独力。そこまで深入りはしません。ですが日本社会においてDXは未知の領域ですからお客様が独力で成功するのは難易度が高いでしょう。 

一方で“実行力”をもつのがSI領域に強いコンサルファーム。自社内で開発したソリューション、具体的な解決策があるので、実働に導くのが得意。ただし自社がもつソリューションの提案に限られてしまい、提案の品質は、コンサルファームが上回るでしょう。 

この“実行力”と“品質”の2つを1つの組織で兼ね備えるのがSHIFTなんです。あえてミッションにうたっているのは、お客様のビジネスを成功させるうえで重要でありながらも、他社ではなかなかない組織形態だからです。 

口だけではないのは、達成までの全プロセスに伴走できるから 

“実行力”と“品質”を実現させるための社内連携の強さ、これがSHIFTの大きな強みです。 

まずコンサルティング部が徹底的にヒアリングを行い、事業計画を立て、寄り添い型で複数のプロジェクト化を実施します。つまりマネジメント領域にも深く入り込みます。 

上流工程のインスペクションサービスも、セキュリティやパフォーマンスなどの非機能要件もSHIFTは専門部署をもっています。さらにその先のテスト領域はSHIFTのお家芸。つまり課題解決のスタートからビジネスが実際に稼働する、すべてのプロセスにSHIFTは寄り添い伴走できるんです。 

SHIFTの2つめのバリューは「口だけのコンサルタントではない」ですが、そういい切れるのは裏づけとしての組織体制、いい換えれば“口だけでない”仕組みが存在するからなんです。 

その解決策は、お客様の課題解決に“フィット”するか 

バリューの1つめには「お客様の課題を解決するために最適な方法をデザインする」を掲げています。SHIFTは、つねに「真の課題ありき」の姿勢です。お客様の真の課題を見つめつづけるなかで解決策を探ります。 

SHIFTの実績から既存のソリューションはいくつもあります。自社製か、他社製かも問いません。しかしSHIFTのコンサルタントは、つねに「このお客様の課題にフィットするソリューションはあるかどうか」という、お客様軸で物事を考えます。無理矢理、既存のソリューションに当てはめないということです。 

もしフィットするものがなければ、新しいソリューションをつくればいいというスタンスだからこそ、的確な解決策を見いだせるともいえます。決して「ソリューションありき」でスタートしない。SHIFTの柔軟性でもあり、けっしてくずれることのない確固たる信念でもあります。 

圧倒的なスピードで、お客様の時間損失を最小限に 

他社では2~3週間かかる承認プロセスが、SHIFTでは1~2日で済んでしまう。 

これもSHIFTの圧倒的な強みです。通常のコンサルティングのプロセスでは、契約締結前の見積り交渉の段階で2~3回のやりとりがあり、1ヶ月半程度かかってしまうことが多いんです。 

お客様側もコンサルティングファーム側もお互いに承認プロセスに時間がかかるから。 

異例なほどに、SHIFTの承認プロセスがこれほど短い理由は、現場に権限が委譲されており、自社グループ内で一気通貫、連携できるというアドバンテージがあるからです。 

お客様側の承認を待っている状況はあっても、SHIFTがお客様を待たせることは一切しません。時間がかかりビジネスのスタートが遅れることは、お客様の損失につながりますから。 

私たちはつねに準備万端で、お客様の“GO”を待つ。GOが出たら、すぐ行くぞと。これが、3つめのバリューの「お客様のために最速で行動する」の裏にある私たちの意気込みです。 

お客様が辛そうに語る悩み小さなものも聞き逃さない 

お客様から非常に高いリピート率を誇る点が、私たちの提供価値を物語っているかと思います。 

これほど、お客様の信頼を得られたのは、やはり、“人”に尽きます。信頼を築くために、コンサルタントが自らの専門性を発揮できるよう独自の教育制度などの環境を整え、部全体のスキルの底上げに取り組んでいます。これはスキル面での、SHIFTのコンサルタントの付加価値にあたる部分です。 

人間力も必須です。そもそもSHIFTで活躍できる人は、地味な表現になりますが、積極性がありコミュニケーション能力の高い方です。SHIFTの基本が「お客様の課題をどんどん聞く」ですから、お客様に入り込むために積極性は欠かせません。 

そして、お客様の辛そうな悩みは絶対聞き逃さない、という姿勢。そのような言葉は、やはり「課題をなんとかしたい」という強い思いから発せられるのだと私は思います。これをキャッチして、構造化し可視化する。そして課題解決に至れば、そんなコンサルタントを手放す方は、なかなかいないでしょう。 

メンバーには「お客様の期待値を越えよう」とよくいいます。仕事の成果が期待値を越えたとき、そのギャップがお客様の満足につながります。大幅でなくてもいい、ちょっとでいいからつねに期待値を超えつづける。そんな仕事をメンバーに期待しています。 

コンサルティングは人が命。だからこそみんなに幸せになってほしい 

コンサルティングは、やはり人が命です。 

再定義したMVVの方向に沿ってみんなで成長して、みんなに幸せになってほしいと、シンプルにそう思っています。コンサルタントと聞くと、競争が厳しく上昇志向がない人間は不要というようなギスギスした世界をイメージされる方は多いかもしれません。そんな業界で、あえて異彩を放とうというのがSHIFTのコンサルティング部の狙いです。 

コンサルタントは「お客様の課題」と「自分の成長」の狭間で非常に悩む職業です。一方で、人間ですから子育てや家族の介護が大変になるなど、人生に山や谷があったとしても当然です。 

だから仕事に邁進するコンサルタントだって「今年は子育てに、もしくは介護に集中しよう」という時期が人生にあったっていいと思います。仕事の悩みとプライベートのさまざまな課題が一気に重なると辛すぎますから。 

そんな想いもあって私自身は、メンバーが仕事と自己成長に集中できるような居心地のよい環境の実現に尽力しています。余計な人間関係のストレスやプレッシャーに煩わされることのないように。 

そういう意味では、みんなには「お客様に寄り添って」とつねにいっていますが、私自身は「社内のみんなに寄り添う」ことを大事にしたいんですね。 

一般的にコンサルタントは3年以内に半分ほどが離職するというデータがあります。流動性が高い職種ですが、コンサルティングファームを渡り歩いてきた方がSHIFTに定住したくなる。そんな組織をめざしています。 

外部協力:新川 五月(執筆)

(※本記事の内容および取材対象者の所属は、取材当時のものです)

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